レブロンジェームズ:史上最高の選手とも称されるNBAのキング

史上初の快挙で優勝

翌年に入ってもキャブスのチーム構成は大きく変わることなく、よりチーム力を増しイースタンカンファレンスで圧倒的な強さを見せます。

プレイオフも順当に勝ち上がり2年連続でファイナルへ進出しました。

昨年同様ウォリアーズとの対戦となった2016ファイナル。

キャブスは4戦を終えて1-3と崖っぷちに立たされます。

ファイナル史上1-3から逆転してチャンピオンリングを獲得したチームはなく、ウォリアーズの連覇が確実と思ったNBAファンがほとんどでした。

しかし、そこからキャブスはレブロンとアービングを中心に研ぎ澄まされた集中力で第5・6戦を勝利します。

そして運命の第7戦でも勝利したキャブスは、チームとして初優勝を遂げ、レブロン自身は3度目のチャンピオンリングを獲得します。

 

 

また、自身3度目となるファイナルMVPにも選出されました。

ファイナルでのレブロンのプレイは今でも様々なメディアで目にすることがあります。

それほど圧巻なプレイが多く、勝負所で見せたウォリアーズの速攻をブロックショットで食い止めたシーンは今でも頭から離れません。

王者陥落

翌年もキャブスに在籍しチームをファイナルまでレブロンは導きました。

しかし、アウェイから始まったシリーズで3連敗を喫し崖っぷちに立たされます。

前年NBA初となる1-3からの逆転優勝をおさめているのでファンは期待をもっていましたが、Game4のホームゲームを勝利するのがやっとで結果的に1-4の惨敗でシリーズを終えています。

 

 

 

アービングがセルティックスへ移籍

レブロンは2017-18シーズンも変わらずキャブスでプレイしましたが、カイリ―アービングがレブロンとのプレイを拒否するようなカタチでチームを去りました。

SNSやネット情報なので真相は定かではありませんが、レブロンと一緒では自分のプレイが出来ないとアービングが感じたのでしょう。

レブロンは史上最高の選手と言われるほどのプレイヤーですが、カイリ―アービングもPGとして他に変わりのいない選手の1人です。

アービングのいなくなったチームは苦しい状況がレギュラーシーズンから続きました。

デリックローズやアイザイアトーマス、ドウェインウェイドといったビッグネームも揃いますが、怪我の影響などもありチームが噛み合うという瞬間を見ることは出来ずシーズン途中で再度大きなトレードとなります。

ウェイドに加えてアイザイアトーマス、デリックローズも結果的にチームを去ることになりました。

オールスター2018

そんな中、2018オールスターゲームでは新たな試みでレブロンはファン投票からチームレンブロンを結成することになります。

候補選手の中からステファンカリーと順に選手を選びチームを結成すると本番では近年まれに見る真剣勝負で世界中が興奮しました。

 

 

それでもオールスター後もキャブスは思ったように勝率を伸ばせず、レギュラーシーズン4位でプレイオフに進みます。

ファーストラウンドから第7戦までもつれ込むなど過去3年のプレイオフとは大きく異なりましたがレブロンがチームを牽引しファイナルへと導きます。

ウォリアーズとの再戦

4年連続となったファイナルカードでしたが、王朝ウォリアーズにキャブスはなすすべもなくスイープで敗れシーズンを終えました。

レイカーズへ移籍

2018-19シーズンを前にレブロンはレイカーズと4年契約を結びました。

世界中に衝撃が走る移籍となりましたが、レブロン自身初のウェスタンカンファレンスのチームでのシーズンとなります。

レイカーズはレブロン以外にもロンドやスティーブンソン、マギーといった個性的なメンバーを獲得していて新生レイカーズに多くの注目が集まりました。

シーズン序盤こそ勝ちきれないゲームが続きましたが、徐々にチームとして歯車が合い始め順位を上げていきました。

 

 

しかし、シーズン中盤からケガ人が増え始め、レブロン自身もクリスマスゲームで鼠蹊部を負傷し戦線を離脱することになります。

チームは勝率を落とし、プレイオフ圏外にまで順位を落としました。

約5週間17ゲームを欠場したレブロンは、2月に復帰を果たしますがヤングコアのメンバーにもケガ人が出てチームは勝率を挙げることは出来ませんでした。

結局プレイオフがほぼ絶望的となった時点でレブロンはプレイタイムを制限し、プレイオフ進出不可となってからは全てのゲームを欠場することになりました。

8年連続でファイナルへ進出し、プレイオフにも13年連続で出場していたレブロンの記録は途絶え来季へ臨むことになりました。

 

 

アンソニーデイビスが加入

2019-20シーズンを前に、レイカーズはメンバーを一新しHCも変更しました。

リーグ屈指のPFであるアンソニーデイビスに加えて、ダニーグリーンやドワイトハワード、KCP、ブラッドリー、ジャベルマギー、デマーカスカズンズなど個性的なメンバーが集結しました。

 

 

レイカーズのヤングコアと呼ばれた、イングラムやボール、ハートを放出しましたがクーズマは残り、シーズン序盤からウェスト1位をひた走りました。

歴代得点記録3位に

2020年の1月26日におこなわれた、シクサーズ戦でコービーブライントの記録を抜き歴代得点記録で3位に浮上しています。

 

 

4度目の優勝とファイナルMVP

新型コロナウィルスの影響で、シーズンは中断となりましたがなんとかバブルでの再開にまでかぎつけたNBA。

バブルに入ってもレイカーズの勢いは衰えることなく、プレイオフも順調に勝ち上がりました。

 

 

そしてファイナルでは、レブロンの古巣でもあるマイアミヒートと対決しました。

バックス、セルティックスを撃破したヒートの強さは間違いなく本物でしたが、レイカーズはさらにその上をいき、4-2でシリーズを制しレブロンはファイナルMVPを獲得しています。

 

 

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