バムアデバヨ:ヒートのインサイドを支えるポイントセンター

 

2020NBAプレイオフの活躍で、更にファンを増やしたヒートのバムアデバヨ。

ド派手なダンクが魅力のモンスターでもありますが、パスも上手く、ディフェンスにも長けた選手です。

バムアデバヨのキャリアやプレイスタイルについて、動画を中心に見ていきましょう。

高校時代

ノースカロライナ州の高校に通ったアデバヨ。

既に体格と身体能力は飛びぬけていました。

 

 

最終年には、ノースカロライナ州の最優秀選手に選出されました。

前年にはブランドンイングラム、翌々年にはコビーホワイトも選出されています。

その年、マクドナルドオールアメリカンゲームと、ジョーダンブランドクラシックにも参加しています。

大学時代

 

名門ケンタッキー大学に進学したアデバヨ。

チームメイトには、ディアロンフォックスも在籍していました。

1年生ながら全ての試合にスターターで出場したアデバヨ。

NCAAトーナメントでは、準々決勝でノースカロライナ大学に2点差で敗れシーズンを終えました。

 

 

2017年ドラフト14位でNBA入団

2017年のドラフト1巡目14位でマイアミヒートに指名されました。

 

 

共に大学でプレイした、ディアロンフォックスが5位、マリークモンクが11位で指名されています。

ルーキーイヤー

ルーキーイヤーは、69試合に出場しましたが、スターターは19試合にとどまり、プレイタイムも20分を切っています。

当時、ヒートではハッサンホワイトサイドがインサイドの主軸でした。

アデバヨのプレイは、リング下でのフィニッシュが中心で、アリウープも多く受けていました。

 

 

チームは、44勝38敗のイースト6位でプレイオフに進出しますが、シクサーズに1-4で敗れシーズンを終えています。

2018-19シーズン

前シーズン同様に、ホワイトサイドの控えから登場するシーンが多かったアデバヨ。

全82試合に出場しましたが、スターターは28試合でした。

プレイタイムは23.3分とやや伸びましたが、チームは39勝43敗のイースト10位でプレイオフ進出はなりませんでした。

 

 

2019-20シーズン

 

シーズンオフにチームが一新したマイアミヒート。

ジミーバトラーがチームに加わり、ドラフトでタイラーヒーロー、ドラフト外からケンドリックナンを獲得しました。

ジョシュリチャードソンとハッサンホワイトサイドは放出され、シーズン途中にはアンドレイグダーラとジェークラウダ―、ソロモンヒルの獲得にも成功しました。

アデバヨは、出場した72試合全てスターターをつとめました。

プレイタイムは一気に30分を超え、得点も平均で2ケタを記録しました。

何より変わったのはアシスト数で、チーム状況もありますが、アデバヨはパスも回せるポイントセンターへと変貌しました。

また、2020オールスタースキルズチャレンジでチャンピオンに輝いています。

 

 

新型コロナウィルスの影響でイレギュラーなシーズンとなりましたが、ヒートはイースト5位でプレイオフに進出しました。

ファーストラウンドで、4位のペイサーズをスイープで退けるとカンファレンスセミファイナルでは、優勝候補の一角バックスにシリーズ開幕から3連勝し4勝1敗でカンファレンスファイナル進出を決めました。

カンファレンスファイナルでも、ヒートのディフェンスはセルティックスを苦しめ、4-2で勝利しファイナル進出を決めました。

アデバヨ自身もダブルダブルを量産し、シリーズ最終戦では32得点14リバウンドの活躍を見せています。

また、Game1でみせた勝利に直結するブロックショットは、シリーズを有利に進めるものでした。

 

 

ファイナルでレイカーズと対戦したヒート。

アデバヨは、Game1で痛めていた肩を再度負傷し、Game2・3を欠場しました。

 

 

Game4から復帰し、高確率でシュートを沈めましたが、チームはバトラー頼りな部分もあり、結果的に2-4で敗れチャンピオンリング獲得はなりませんでした。

 

https://www.youtube.com/watch?v=U-FVFDA8-ts

 

2020-21シーズン

2020-21シーズンもヒートでプレイしたアデバヨ。

オフシーズンの短さや、新型コロナウィルスの影響もあり、序盤は中々勝率が上がりませんでした。

アデバヨ自身は大きなケガもなく、平均得点を18.7得点とキャリハイの数字を残しました。

 

 

プレイオフでは、ファーストラウンドでバックスと対戦しましたが、まさかのスイープ負けを喫しシーズンを終えています。

アデバヨ自身も、昨シーズン程のインパクトでプレイすることは出来ませんでした。

 

 

2021-22シーズン

シーズン中盤故障に苦しみながらも、プレイオフ前には万全の状態で復帰したアデバヨ。

チームもイースト首位でプレイオフに進出しました。

カンファレンスファイナルまで危なげなくコマを進めたヒートでしたが、セルティックス相手に3-4で敗れ2年ぶりのファイナル進出はなりませんでした。

アデバヨ自身はレギュラーシーズンで、キャリハイとなる平均19.1得点を記録しましたが、プレイオフでは14.8得点にとどまりました。

それでもセルティックスとの第3戦では、アウェイで31得点を挙げチームを勝利に導きました。

 

 

プレイスタイル

多くの動画にも出てくるように、モンスターのようなアリウープダンクが印象深い選手でしたが、2019-20シーズン以降、アシストも多いポイントセンターへと変貌しました。

同じサイズの選手と比較しても、ハンドリングがよく、フリースロー確率も高いです。

また、ディフェンス面でも広いエリアをカバーできるため、ヒートのゾーンディフェンスにもマッチしました。

バムアデバヨのバッシュ

シグニチャーモデルは発売されていませんが、ナイキのコービーシリーズやジョーダンシリーズ、ズームフリークを着用しています。

 

NIKE ズームフリーク
NIKE(ナイキ)
ナイキ ズーム フリーク 3

 

キャリアスタッツ

レギュラーシーズン

シーズン 年齢 チーム 出場試合 出場時間 得点 リバウンド アシスト FG確率 3PT確率 FT確率 スティール ブロック TO
17-18 20 MIA 69 19.8 6.9 5.5 1.5 51.2 0.0 72.1 0.5 0.6 1.0
18-19 21 MIA 82 23.3 8.9 7.3 2.2 57.6 20.0 73.5 0.9 0.8 1.5
19-20 22 MIA 72 33.6 15.9 10.2 5.1 55.7 14.3 69.1 1.1 1.3 2.8
20-21 23 MIA 64 33.5 18.7 9.0 5.4 57.0 25.0 79.9 1.2 1.0 2.6
21-22 24 MIA 56 32.6 19.1 10.1 3.4 55.7 0.0 75.3 1.4 0.8 2.6

 

プレイオフ

シーズン 年齢 チーム 出場試合 出場時間 得点 リバウンド アシスト FG確率 3PT確率 FT確率 スティール ブロック TO
17-18 20 MIA 5 15.4 3.4 4.0 0.0 46.7 0.0 21.4 0.0 0.4 0.4
19-20 22 MIA 19 36.2 17.8 10.3 4.4 56.4 0.0 78.3 1.0 0.8 2.5
20-21 23 MIA 4 34.0 15.5 9.3 4.3 45.6 76.9 1.3 0.5 2.8
21-22 24 MIA 18 34.1 14.8 8.0 2.7 59.4 0.0 76.3 1.0 0.7 2.1

 

 

年齢 25歳
身長 206cm
体重 116kg
国籍 アメリカ

 

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