入団間もない若い選手の活躍も目立つNBA。
ブルズに所属するロンゾボールもその1人で、伝統あるレイカーズのポイントガードとしてチームを支え、ペリカンズ、ブルズへ移籍しました。
高校時代
上の動画を見れば分かる通り、高校時代には圧倒的なパフォーマンスで数々の賞を総なめにしました。
ドリブル、パス、ダンクなどやりたい放題という印象がとても強いです。
大学時代
UCLAに進学したロンゾボールは初年度からスターターのポイントガードとしてプレイしました。
アシストもさることながら、ディープスリーやアリウープなど今時と言えるプレイが多いのも印象的です。
ドラフト2位でレイカーズ入団
大学で1年プレイした後、NBAへアーリーエントリーしたボール。
レイカーズから1巡目2位指名を受けます。
1位指名のマーケルフルツや3位のジェイソンテイタムなど今を時めく選手が多い中での2位指名というのはやはり高校、大学での功績が評価されてのことでしょう。
ルーキーイヤー
シーズン前のサマーリーグでMVPを獲得したボールは、2017-18シーズンの開幕戦からスタメン出場しました。
オフィシャルデビューゲームは、NBAの洗礼ともとれるパトリックビバリーの必要なマークにあい、3得点4アシストにとどまりました。
それでも2試合目には29得点9アシストを記録し、チームを勝利に導きました。
その後も活躍を見せたボールですが、ケガに苦しんだ時期もありルーキーイヤーは52試合の出場にとどまりました。
チームも35勝47敗とプレイオフ進出はなりませんでしたが、過去5年間では最高勝率でした。
ロンゾボールの主な個人スタッツは以下の通りです。
出場時間 | 34.2 |
得点 | 10.2 |
リバウンド | 6.9 |
アシスト | 7.2 |
FG確率 | 36.0% |
3PT確率 | 30.5% |
FT確率 | 45.1% |
スティール | 1.7 |
TO | 2.6 |
得点は2ケタに乗せ、アシスト、リバウンド共に素晴らしい数字を残していますが、気になるのはやはりシュート確率でしょうか。
どれも悪いと感じますが、フリースローが5割を切っているのには目を疑いました。
シーズンオフにはシュートフォームの改善を含めたシューティング練習が繰り返されたと伝えられています。
2018-19シーズン
2018-19シーズンを前にレイカーズは多くの選手を獲得し、チームはガラリと姿を変えました。
NBAのキングレブロンジェームズをはじめとして、レジェンド的なPGにもなりつつあるロンド、マギーやスティーブンソン、ビーズリーなど経験値の高い選手が加入します。
ボールをはじめとしたカイルクーズマ、ジョシュハート、イングラムなどの若手との融合が世界中から注目を集めました。
ボール自身もスタートメンバーとして定着しており、パスはこれまで以上に冴え渡っています。
フィールドゴール確率、スリーポイント確率共に昨シーズンから向上が見られますが、フリースロー確率はさらに悪化しました。
チームは、レブロンジェームズが負傷欠場した年末辺りから一気に勝率を落とし、ロンゾボール自身も1/19のロケッツ戦を最後に足首の負傷によりその後シーズンを全休しています。
プレイオフ進出も逃し、大きく変貌を見せたチームでしたが終わってみれば37勝45敗と前年から2つしか勝ち星を伸ばすことが出来ませんでした。
ペリカンズへ移籍
ラプターズの優勝で幕を閉じたNBA2018-19シーズンですが、新たなシーズンが始まった直後に大型トレードのニュース報道がありました。
ペリカンズとレイカーズ間のトレードによるもので、ロンゾボールもその中の1人に挙げられペリカンズに移籍することになりました。
ペリカンズに加入後もイングラムやハートと共に活躍を見せたボール。
シーズン途中には、ザイオンウィリアムソンもデビューを果たしプレイオフを狙える位置につけバブル入りしました。
それでもバブルでは勝ち星を重ねることが出来ず、結局ウェスト13位でシーズンを終えています。
2020-21シーズン
シーズンオフにドリューホリデーを放出したペリカンズ。
エリックブレッドソーやスティーブンアダムスなど新たな戦力も加わりました。
ロンゾボールは変わらず、スターターのポイントガードをつとめています。
2020ドラフト3位でNBA入りした、弟のラメロボールとのマッチアップも実現しました。
シーズン中盤は欠場も続きましたが、平均得点では過去最高となる14.6得点を記録しました。
ブルズへ移籍
2021-22シーズンを前にブルズへ移籍したロンゾボール。
ブルズには、スパーズからデマーデローザン、レイカーズからアレックスカルーソも獲得していて、既存メンバーであるザックラビーンや二コラブーチェビッチの新チームに注目が集まりました。
シーズン序盤から勝ち星をかさねましたが、怪我人も続きやや順位を落としながらもイースト6位でプレイオフに進出しました。
ボールは、シーズン途中に左ひざを手術していて、1月から全休しプレイオフにも出場できませんでした。
キャリアスタッツ
レギュラーシーズン
シーズン | 年齢 | チーム | 出場試合 | 出場時間 | 得点 | リバウンド | アシスト | FG確率 | 3PT確率 | FT確率 | スティール | ブロック | TO |
17-18 | 20 | LAL | 52 | 34.2 | 10.2 | 6.9 | 7.2 | 36.0 | 30.5 | 45.1 | 1.7 | 0.8 | 2.6 |
18-19 | 21 | LAL | 47 | 30.3 | 9.9 | 5.3 | 5.4 | 40.6 | 32.9 | 41.7 | 1.5 | 0.4 | 2.2 |
19-20 | 22 | NOP | 63 | 32.1 | 11.8 | 6.1 | 7.0 | 40.3 | 37.5 | 56.6 | 1.4 | 0.6 | 3.1 |
20-21 | 23 | NOP | 55 | 31.8 | 14.6 | 4.8 | 5.7 | 41.4 | 37.8 | 78.1 | 1.5 | 0.6 | 2.2 |
21-22 | 24 | CHI | 35 | 34.6 | 13.0 | 5.4 | 5.1 | 42.3 | 42.3 | 75.0 | 1.8 | 0.9 | 2.3 |
プレイオフ
出場経験なし
年齢 | 25歳 |
身長 | 198cm |
体重 | 86kg |
国籍 | アメリカ |
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