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レブロンジェームズ:史上最高の選手とも称されるNBAのキング

レブロンジェームズ

 

現在、NBAの中で最も人気があり世界的に有名な選手といえば、レブロンジェームズと言っても過言ではないほど、人気と実力に長けたバスケット界の世界的スーパースターです。

高校時代から圧倒的なパフォーマンスを見せ、全米中で大注目を集めたレブロンジェームズは、いつしかキングと呼ばれNBAのスカウト陣の目にとまるほどとなります。

キングというあだ名は、その圧巻のプレイスタイルからいかにもキングという印象ではありますが、イギリスの王様キングジェームズにかけて名付けられたと言われています。

今となってはどちらでもいいと言えるほど、その存在はNBAの王様にふさわしいパフォーマンスでファンを魅了しているのは間違いありません。

高校時代

 

こんな高校生がいれば注目を集めるのは必然ですが、今のプレイともレイアップなどの特徴は変わっていません。

ダンクが凄いのは一目瞭然ですが、アウトサイドシュートにも長け、ブロックショットの破壊力はこの頃から凄かったようです。

最も気になるのは、その線の細さですが、遠目で見るとトレイシーマグレディーの様な体型に見えます。

NBA入団後、余程のウェイトトレーニングを重ねたことが予想されますが、ワークアウトでは基本的なトレーニングがほとんどのようで、あまり書きたくはありませんが持って生まれた才能という部分も少なからずあることは事実です。

ドラフト1位でNBA入り

高校卒業後、大学へは進まずアーリーエントリーでNBA入りしたレブロンジェームスですが、2003年のドラフトで1位指名を受けクリーブランドキャバリアーズに入団します。

高卒ルーキーがドラフト1位指名を受けるということ事態とんでもないことですが、この年のドラフトには他にもカーメロアンソニーやクリスボッシュ、ドウェインウェイド等が顔を連ねており、レブロンへの期待度がどれほど大きかったのかがよく分かります。

因みに高卒ルーキーでNBA入りしたビッグネームでいうと、コービーブライアント・ケビンガーネット・ドワイトハワード・アマレースタウドマイヤーあたりの名が上げられますが、順に13位・5位・1位・9位とハワード以外はそれ程高い順位ではありません。

また、2006年以降、高校卒業後1年以上経過していないとドラフトにかからない制度へ変更になっています。

キャブスでの成績

全米中の注目を集めてNBA入りしたレブロンジェームズですが、ルーキーイヤーからその名に恥じぬ活躍を見せます。

入団から数々の最年少記録を塗り替えることになりますが、新人王を獲得した初年度から平均20.9得点を記録しています。

それでも、やはりNBAという世界最高のバスケットリーグはそれ程甘いものではなく、ルーキーイヤーのチームの成績は35勝47敗とプレイオフにも進出することは出来ませんでした。

個人スタッツで20得点以上の数字を残してはいますが、フィールドゴール確率は41.7%とこれまでに最も高かった2013-14の56.7%とは大きくかけ離れています。

2年目からは一気にスターダムへ

それでも翌シーズンにはそのFG確率を47.2%まで上げ、平均得点も27.2得点と一気にスーパースターとしてその存在感を発揮しました。

 

 

チームも3年目にはプレイオフに進出し、その翌年2006-2007シーズンにはファイナルまで登りつめました。

イースタンカンファレンスで一時代を築いたピストンズを敗り、ファイナルでスパーズと対戦したキャブス。

ダンカン・ジノビリ・パーカーを中心としたスパーズを前に1勝も挙げることができず、0-4でレブロンの最初のファイナルは幕を閉じます。

 

 

今では少し信じ難いのですが、この時のレブロンは勝負どころにめっぽう弱いと言われていて、逆転可能なシーンでも自ら点をとりに行かず、見方にパスを回していたのは事実です。

マイアミヒートへの移籍とビッグ3

その後、3シーズンファイナルへ進出する事が出来なかったレブロンは、マイアミヒートへ移籍することとなります。

NBAの中でもビッグネームの移籍とあって世界中の注目を集めることとなりますが、クリーブランドのファンは激昂し、レブロンのユニフォームを燃やすファンまで出たほどでした。

それはやりすぎかな?!とも思ってしまいますが、それだけレブロンへの思いが強かったということでしょう。

レブロンの移籍に加えて、クリスボッシュもヒートへ加入したため、ドウェインウェイドを含めたビッグ3が誕生し、当時話題を呼びました。

 

 

日本では考えられないような上の動画ですが、全米中が注目し大きな期待をヒートに寄せていたことは間違いありません。

 

 

初年度からファイナルへ

そんな期待に応えるかのように、ビッグ3を中心にヒートは初年度からファイナル進出を果たします。

デリックローズ要するブルズに加え、当時イースタンカンファレンスで絶大な強さをほこったセルティックスを共に4-1で退けてのファイナル進出は、ヒートの強さを物語っています。

ファイナルでは、ジェイソンキッド、ダークノビツキー、タイソンチャンドラー要するダラスマーベリックスと対戦しました。

しかしそこまでの勢いをそのまま出すことが出来ず、2-4で敗れレブロンのチャンピオンリング獲得はまたも叶いませんでした。

 

 

NBAの中でも連覇やスリーピートといったことがしばしばおこりますが、どれほどたいへんなことなのか再認識させられます。

初優勝とファイナルMVP

それでも、ビッグ3を要するヒートは翌シーズンも更なる強さを見せてファイナルへと進出し、オクラホマシティーサンダーと対戦します。

2013-14シーズンMVPにも輝いたケビンデュラント率いるサンダーとの対戦は、攻撃的なオフェンスが目立つ、ファンにもたまらないシリーズとなりました。

 

 

ファイナルでサンダーを敗ったレブロンは、念願のチャンピオンリングを獲得します。

個人の実力とは必ずしも比例しないNBAチャンピオンリングの獲得ですが、レブロンが手にしたことは必然と言っても異論を唱える人は少ないでしょう。

チャンピオンリングと共にファイナルMVPもレブロンが獲得しています。

連覇とファイナルMVP

翌年にもほぼ変わらないメンバーでファイナルへと進出したヒートは、ウェスタンカンファレンスの強豪でキャブス時代にファイナルで苦渋をなめたサンアントニオスパーズと対戦します。

ヒートのビッグ3に負けないほどインパクトのあるダンカン・ジノビリ・パーカーの3人を中心に、チームバスケットによるオフェンスは日本人にも人気の高いチームでした。

 

 

ハイライト映像を見るだけでも身震いしてきますが、レベルの高いバスケットは見ていてとても面白く、参考にしたいシーンも数多くありました。

レイアレンのクラッチシュートも凄かったですが、スパーズを降し2連覇を成し遂げたヒート。

レブロン自身も2シーズン連続でのファイナルMVPを獲得しています。

ビッグ3や他の選手の活躍はもちろん多くありましたが、ポイントではレブロンの活躍が目立っていたのは事実です。

王座陥落

2013-14シーズンは、レギュラーシーズンこそペイサーズに上位を譲りますが、カンファレンスファイナルではその強さを見せつけ、4年連続でのファイナル進出となりました。

近いところで考えると、3ピートを果たしたコービー・シャックのいたレイカーズもジョーダン・ピッペンのいたブルズも4年連続でのファイナル進出は果たしていないので、当時のカンファレンスの状況差はありますがとてつもないことです。

 

 

しかし、2012-13シーズンの再戦となったスパーズとのファイナルでヒートは信じられないような負け方をしてしまいます。

NBAファイナル史上最多平均得点差と、マイアミファンにとっては目を覆いたくなるようなゲームが続きました。

レブロン自身はファイナルの第1戦で足をつり、その後のゲームに影響したのかどうかは定かではありませんが、30得点を超えるゲームはあったもののキングの姿はそこにはありませんでした。

スパーズが強すぎたような印象も受けましたが、レブロンがヒートでプレイするのがこのファイナルで最後になると正直思っていたファンは少ないでしょう。

ヒートから古巣キャブスへ移籍

ファイナルでの完敗も束の間、レブロンはFAを宣言し多くのチームと交渉を進めることになります。

当然どのチームも欲しいのは当たり前なのですが、サラリーキャップの上限が決められているNBAではお金を払えば選手を獲得出来るというものでもなく、調整のきくチームがレブロンと交渉を進めました。(実際にはサラリーキャップを超えても獲得は出来ますが、贅沢税と呼ばれる課税をNBAへチームが払う必要があり、その額にも上限があります。)

同時期にニックスのエース、カーメロアンソニーもFAを宣言していたため、コービーを含めた3人がレイカーズのユニフォームを着た画像など様々な憶測が飛び交いました。

レブロンに続いて、ウェイドやボッシュなどヒートの多くの選手がFA宣言したことも話題となりました。

結果的にレブロンは、古巣のキャブスへの移籍を決め、カイリーアービング、同じく移籍してきたケビンラブと共に新ビッグ3が誕生します。

海外のとある賭けサイトでは、開幕前の優勝予想のオッズが1番人気となるほど世界中から注目を集めました。

その期待通り、2014-15シーズンにレブロンの加わった新生キャブスは、初年度からファイナルへと進出します。

 

 

しかし、プレイオフ途中でケビンラブが負傷欠場を余儀なくされ、カイリーアービングもファイナル途中で膝の故障により戦線を離脱したため、ファイナルでのチーム状況はベストとは程遠いものでした。

レブロン自身は孤軍奮闘しますが、チーム力で勝ったウォリアーズが4-2で勝利しています。

 

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