ダンクコンテストでスーパーマンのマントをまとい、タイトルを獲得した印象も強いドワイトハワード。
身長211cmでありながらさらにその跳躍力は素晴らしく、信じられないような高さのダンクやブロックでファンを魅了してくれるNBAでも数少ないプレイヤーの1人です。
マジック時代
高校卒業後NBA入りしたハワードは、その恵まれた体格を活かしルーキーイヤーから活躍を続けました。
8年間在籍したオーランドマジックでは、ファイナル進出を果たすなどその活躍は目覚しいものでした。
あのシャキールオニールのように、数年はハワードの時代になると思った方も少なくないでしょう。
実際に管理人も、このプレイヤーはどうやって止めるんだろうかと、そのプレイを見て当初は思いました。
しかし、そこはやはりNBAというリーグの凄さからなのか、ハワードは徐々にその活躍のシーンが減っていきます。
元々フリースローが苦手で、シーズン平均60%をこえた年はルーキーイヤーの1度のみです。
50%を切る年も数回あるほどなので、単純にファールを多く受けたり、ダンクに行くまでのステップやドリブルワークのバリエーションが少ないこと、シュートレンジが狭いことからも思ったように得点できないシーンを多く目にするようになりました。
レイカーズ時代
大型トレードによりマジックからレイカーズに移籍し、ナッシュやコービーとプレイしたハワード。
そのパフォーマンスは、シーズン前の期待を大幅に下回るもので、いい選手をたくさん集めればいいわけじゃないという典型的なカタチになってしまっていました。
それでもコービーブライアントはいつもの活躍を続け、ナッシュも年齢による衰えはあるもののさすがというプレイをしていたのに対し、ハワードはマジック時代のいい時とは大きく開いたプレイに肩を落としたファンも少なくないでしょう。
腰に負担を抱えている事実はありますが、あのカリームアブドルジャバーにバスケットのIQが低いと言われるほどで、ハワードへの期待の裏返しという面ももちろんありますが、重ね重ね・・・
もうこんなダンクは見れないのでしょうか?!
腰の心配はありますが、高校からNBA入りしているハワードはまだまだ全盛期といえる年齢なのでマジック以降は移籍を繰り返していますが復活に期待しているファンも多いでしょう。
レイカーズから移籍後
ロケッツではジェームスハーデンらとともに2014プレイオフにも出場し、ファーストラウンドで敗れていますが、まだ移籍1年目でレイカーズのように元々強豪であったわけではないので、その存在力はやはり大きいでしょう。
ハワードは2016年にアトランタホークスへ移籍し、2017年にはシャーロットホーネッツへ移籍します。
両チームでもハワードらしいリバウンドと得点を重ねますが、リーグ上位のチームとは言い難くホーネッツではプレイオフ進出も逃しています。
ウィザーズへ移籍
2018-19シーズン前にホーネッツからネッツへトレードとなったハワードですが、その後ウィザーズへ移籍することになります。
ウィザーズには、ジョンウォールやブラッドリービールといった有能なバックコート陣も在籍し、ハワードとのプレイを期待されましたが、ほとんど出場機会がなくシーズンを終えています。
レイカーズへ移籍
2019-20シーズンを前に、ロサンゼルスレイカーズと再度契約したドワイトハワード。
レブロンジェームズや、アンソニーデイビスを縁の下から支えるようなイメージで、ディフェンスやリバウンドに奮闘しデニスロッドマンのような活躍を見せており、そんな中ド派手なダンクも健在です。
レギュラーシーズンからインサイドを支え続けたハワード。
プレイオフに入ってもその活躍は変わることなく、自分の仕事を徹底してこなし自身初となるチャンピオンリングを獲得しています。
シクサーズへ移籍
新型コロナウィルスの影響でとても短いオフになった2020-21シーズン。
ハワードは、シクサーズと1年契約に合意したとの報道がありました。
年齢 | 35歳 |
身長 | 208cm |
体重 | 120kg |
国籍 | アメリカ |