2017-18シーズン
開幕戦から37得点を挙げたアデトクンポは、3試合目のブレイザーズ戦でキャリアハイとなる44得点を叩き出します。
その後も昨シーズン以上の活躍を見せ、チームも勝利を重ねますが、これまでヘッドコーチを務めてきたジェイソンキッドがシーズン途中で解任となります。
アデトクンポも大きな信頼を寄せていたため、解任の前にキッドに「解任しないために自分に何かできることはないか」とコールしたと言われています。
しかし願いは届かず、バックスはアシストタントコーチを2014年から務めたジョープランディがヘッドコーチに就任しました。
オールスターゲームでは、2年連続でスタメン出場を果たしファンからの人気度もスーパースターと呼べる領域であることは間違いないでしょう。
レギュラーシーズン7位で進出したプレイオフファーストラウンドではセルティックスと対戦しました。
第7戦までもつれ込みますがホームコートアドバンテージをもつセルティックスに惜しくも敗れています。
プレイオフでもアデトクンポの存在感は遜色することなく30得点を超えたゲームが3度ありました。
2018-19シーズン
シーズンオフにレブロンジェームズがレイカーズに移籍し、昨シーズンとはパワーバランスが大きく異なったイースタンカンファレンス。
バックスは、開幕7連勝で最高のスタートを切ると、その後も大きく崩れることはなくイースト首位を走り続けました。
昨シーズン以上のスタッツを残すアデトクンポは、オールスターファン投票でもレブロンジェームズに続く2位の票を得て、ドラフト制チームのキャプテンを務めました。
レギュラーシーズンをイースト首位で終え、勝率もリーグ最高を記録したバックス。
2001年以降のプレイオフでは全てファーストラウンド敗退となっていますが、2019プレイオフはカンファレンスファイナル制覇、チャンピオンリング獲得を多くのファンが期待しました。
ファーストラウンドで、ピストンズをスイープし最高のスタートを切ったバックス。
アデトクンポ自身もGame4で41得点を挙げる活躍でチームを引っ張りました。
カンファレンスセミファイナルでは、昨シーズン苦汁をなめたセルティックスとの対戦となりました。
Game1でアデトクンポは、ベテランのホーフォードのディフェンスに苦しみますが、その後はしっかりと対応し本来のプレイでセルティックスディフェンスを突破しました。
結果的にアデトクンポが苦しんだGame1を落としたバックスでしたが、そこからの4連勝でカンファレンスファイナルへコマを進めました。
イースト首位のバックスと、2位ラプターズの対戦となったカンファレンスファイナル。
ホームで開幕から連勝を飾ったバックスでしたが、そこからまさかの4連敗でアデトクンポの2018-19シーズンは幕を閉じました。
平均的に得点を挙げ、ディフェンス面でも活躍を見せたアデトクンポでしたが、ラプターズのレナード以上のゲーム支配力を見せることは出来ませんでした。
プレイオフ終了後におこなわれたNBAアウォードで、アデトクンポはシーズンMVPに選出されました。
異国の地からタフにプレイし続け、得たバスケットボール界世界最高峰の勲章に男泣きを見せる姿は誰もが胸を熱くしたでしょう。
コービーブライアントに課せられた課題を見事クリアしたアデトクンポですが、すぐさまコービーは次の課題を与えていました。
My man….M.V.P. Greatness. 🙌🏾💪🏾 Next up: Championship. #MambaMentality https://t.co/dhZTFI1Aam
— Kobe Bryant (@kobebryant) 2019年6月25日
コメント