NBAの中でこれまでに有能なポイントガードは数多く、アイザイアトーマスやジョンストックトン、ジェイソンキッド、スティーブナッシュ、チャンシービラップス、クリスポールと名前を挙げればキリがありません。
誰がNO.1かという話になればおそらく夜が明けてしまいますが、その中でもサイズ、得点能力、アシスト、ディフェンス、リーダーシップに長けたゲイリーペイトンはNBAを代表するポイントガードと言えるでしょう。
ポイントガードにもタイプがあり、見る方によって好みが大きく変わるので一概には言えませんが、管理人は最も好きなポイントガードかもしれません。
1990年ドラフト2位でNBA入り
1990年にドラフト1巡目2位でシアトルスーパーソニックスに入団したペイトン。
初年度からスターターとして全試合に出場し、3年目にはシーズン平均得点を2ケタに乗せその後13年間シーズン平均2ケタ得点の記録を残します。
アシスト数は初年度から平均6本を超え、こちらも6本を下回ったシーズンはその後の13年間で1回だけで、キャリアハイは9.0本となっています。
初年度からスターター全試合に出場というのがこの中だと最も凄いことかもしれません。
得点に関しては5年目にはシーズン平均20得点を超えて、キャリア合計で20得点を超えたシーズンが7シーズン、キャリアハイが24.2得点と、191cmながら攻撃的なポイントガードだったことがうかがえます。
ディフェンスにも長けた選手
顔に似つかわしくないスマートで小刻みなプレイが印象的なペイトン。
オフェンス面だけでなくディフェンスに関しても、当時マイケルジョーダンとペイトンのみというガードプレイヤーでの最優秀ディフェンシブプレイヤーにも選ばれています。
ソニックスでの成績
チームとしてはカミカゼでも人気の高いショーンケンプやシュリンプらと共にシーズンでは徐々に成績を上げていきました。
しかし、プレイオフでは中々勝てずにNBA史上初となる第1シードが第8シードに敗れるといったことも記憶に新しいところです。
それでも1995-1996シーズンにファイナルへ進出したソニックスでしたが、如何せんこの時の相手が当時、最高勝率を樹立したシカゴブルズで、初戦から3連敗を喫し結果的に2-4で敗れています。
3連敗を喫したソニックスは191cmのペイトンをジョーダンにマッチアップさせますが、鳥肌モノの1on1です。
ペイトンよりに編集されてはいますが、3連敗後の2連勝は間違いなくペイトンのディフェンスあってのものと言えます。
NBAでも日本でも絶対エースを止めに行く時はある程度ファール覚悟のディフェンスを目にすることが多いですが、ペイトンのディフェンスはタイトでありながらファールで止めるといった雰囲気は全く感じず絶妙な距離感でマンマークに黙々と徹している姿がとても印象的でした。
その後はショーンケンプも去りチーム成績は下がっていきますが、ペイトンの個人スタッツはどんどん上がっていきます。
それだけ負担が大きかったと言うことでしょうが、ポイントガードが平均20得点以上、8~9アシストという記録はかなり異常なものです。
ソニックスから移籍後
2003-2004シーズンには、ソニックスからバックス、レイカーズへと移籍して、シャック&コービー、カールマローン等と共に夢のチャンピオンリングを目指しましたが、ファイナルでピストンズに1-4で敗れて結局リングを手にすることは出来ませんでした。
NBAのスーパースターであってもチャンピオンリングを獲得していないプレイヤーはたくさんいますが、ジョーダン世代のプレイヤーの典型ともいえます。
念願のチャンピオンリング獲得
それでもペイトンは、その後移籍したマイアミヒートで2006年にチャンピオンリングを獲得します。
プレイオフ全23試合での平均出場時間は、約24分でスタメン出場は0でしたがディフェンス面では特に存在感を放っていました。
最後に
NBAのNo.1ポイントガードは誰かと聞かれると正直すぐに答えを出せる方は少ないと思いますが、管理人は間違いなく推すプレイヤーの1人です。
おまけ
ペイトンはそのオフェンス能力、ディフェンス力に加えて、トラッシュトークを仕掛けるプレイヤーとしても有名でした。
NBAの乱闘シーンは何度も記事に書いていますが、乱闘ではなくトラッシュートークで相手を威嚇し、優位にプレイを進めていたんですかね?!
ジョーダンにもしつこく言っているので本物ですが、これだけは真似しないようにしましょう。
年齢 | 52歳 |
身長 | 191cm |
体重 | 81kg |
国籍 | アメリカ |