ブレイクグリフィンはド派手なダンクの印象が強い選手ですが、昨今はアウトサイドを中心にスコアラーとしてチームを勝利に導いています。
日々進化するグリフィンのキャリアやプレイスタイルについて、動画を中心に見ていきましょう。
豪快なスラムダンク
NBAには考え付かないような高さに到達する選手は数多くいますが、その中でさらにダンクセンスにも長けたブレイクグリフィン。
208cmという身長に加えて高いジャンプ力、さらにわパワーも加わってそのダンクはファンの心を釘付けにしています。
1ヶ月のトップ10ダンクが組まれるのは、NBA選手の中でもグリフィンぐらいでしょう。
スラムダンクの桜木花道じゃないですが、当時はボールを持ったら全部ダンクを狙いに行っているようにも見えました。
個人スタッツとプレイスタイル
NBAなのでもちろんダンクだけでは、長く活躍することは難しいです。
グリフィンは、ルーキーイヤーはケガで全試合欠場となってしまいましたが、それからのスコアラーとして頭角を現していきました。
リバウンドもシーズン平均で10本前後と攻守にわたる活躍をみせ、フィールドゴール確率も50%前後と安定しています。
どうしてもダンクに目がいってしまいますが、スタッツで見るとチームへの貢献度は素晴らしいものがあります。
また、シーズンを重ねるごとにシュートレンジも広がっていて、ミドルレンジのバンクショットも多投するようになりました。
ピストンズに移籍後はさらにそのレンジも広がり、スリーポイントも高確率で沈めています。
ダンクのイメージから、スコアラーのイメージの方が強くなってきているファンも多いでしょう。
チーム成績
ルーキーイヤーからクリッパーズでプレイしたグリフィンですが、チームとしての成績は物足りないと感じていたファンも多いです。
プレイオフでは、カンファレンスファイナルへ進出したことがありません。
今やNBA、No.1ガードの呼び声高いクリスポールも当時在籍し、シーズン成績を3位につけた年もプレイオフセカンドシリーズで惜しくもシーズン2位のサンダーに2-4で敗れています。
グリフィン自体の成績は悪くありませんでしたが、チームとして勝たなければ意味がありません。
ピストンズへ移籍
デビューから8年目となる2017-18シーズン途中で、これまで在籍したクリッパーズからピストンズへ移籍することになりました。
ピストンズにはデアンドレジョーダンのように屈強なドラモンドもいますし、新天地での活躍に期待が集まりました。
2018-19シーズン
チーム3シーズンぶりのプレイオフ進出に向け、ブレイクグリフィンは序盤からエンジン全開でチームを引っ張りました。
先ほどの動画に挙げた50得点に加えて、30点以上のゲームもいくつか見られ、スコアラーとして点を量産しチームの勝利に貢献しました。
ピストンズは、イースト8位でプレイオフ進出を果たしました。
グリフィンは、シーズン後半に膝に痛みを訴え欠場していましたが、苦しむチームのためにGame3・4には出場しました。
明らかに足が痛そうな中、屈強なバックスディフェンスをこじ開けていく姿に、Game4の終盤ベンチに下がる時には、スタンディングオベーションが沸くほどでした。
2019-20シーズン
新型コロナウィルスの影響で、イレギュラーなシーズンとなった2019-20。
グリフィンは、膝の痛みを訴え、僅か18試合の出場にとどまりました。
来シーズンへ万全の態勢でのぞむため、再度手術を受けました。
2020-21シーズン
開幕戦から元気な姿を見せていたグリフィンですが、20試合ほど消化したところで、トレードなども含めて処遇が決まるまで試合に出場しない方向で合意しました。
今季と来季共に、35億を超える契約が残っていますが、バイアウト(契約の早期解約)に合意しブルックリンネッツと正式に契約しました。
キャリアスタッツ
レギュラーシーズン
シーズン | 年齢 | チーム | 出場試合 | 出場時間 | 得点 | リバウンド | アシスト | FG確率 | 3PT確率 | FT確率 | スティール | ブロック | TO |
09-10 | 20 | LAC | |||||||||||
10-11 | 21 | LAC | 82 | 38.0 | 22.5 | 12.1 | 3.8 | 50.6% | 29.2% | 64.2% | 0.8 | 0.5 | 2.7 |
11-12 | 22 | LAC | 66 | 36.2 | 20.7 | 10.9 | 3.2 | 54.9% | 12.5% | 52.1% | 0.8 | 0.7 | 2.3 |
12-13 | 23 | LAC | 80 | 32.5 | 18.0 | 8.3 | 3.7 | 53.8% | 17.9% | 66.0% | 1.2 | 0.6 | 2.3 |
13-14 | 24 | LAC | 80 | 35.8 | 24.1 | 9.5 | 3.9 | 52.8% | 27.3% | 71.5% | 1.2 | 0.6 | 2.8 |
14-15 | 25 | LAC | 67 | 35.2 | 21.9 | 7.6 | 5.3 | 50.2% | 40.0% | 72.8% | 0.9 | 0.5 | 2.3 |
15-16 | 26 | LAC | 35 | 33.4 | 21.4 | 8.4 | 4.9 | 49.9% | 33.3% | 72.7% | 0.8 | 0.5 | 2.4 |
16-17 | 27 | LAC | 61 | 34.0 | 21.6 | 8.1 | 4.9 | 49.3% | 33.6% | 76.0% | 0.9 | 0.4 | 2.3 |
17-18 | 28 | 合計 | 58 | 34.0 | 21.4 | 7.4 | 5.8 | 43.8% | 34.5% | 78.5% | 0.7 | 0.3 | 2.8 |
17-18 | 28 | LAC | 33 | 34.5 | 22.6 | 7.9 | 5.4 | 44.1% | 34.2% | 78.5% | 0.9 | 0.3 | 3.0 |
17-18 | 28 | DET | 25 | 33.2 | 19.8 | 6.6 | 6.2 | 43.3% | 34.8% | 78.4% | 0.4 | 0.4 | 2.6 |
18-19 | 29 | DET | 75 | 35.0 | 24.5 | 7.5 | 5.4 | 46.2% | 36.2% | 75.3% | 0.7 | 0.4 | 3.4 |
19-20 | 30 | DET | 18 | 28.4 | 15.5 | 4.7 | 3.3 | 35.2% | 24.3% | 77.6% | 0.4 | 0.4 | 2.2 |
プレイオフ
シーズン | 年齢 | チーム | 出場試合 | 出場時間 | 得点 | リバウンド | アシスト | FG確率 | 3PT確率 | FT確率 | スティール | ブロック | TO |
11-12 | 22 | LAC | 11 | 35.7 | 19.1 | 6.9 | 2.5 | 50.0% | 0.0% | 63.6% | 1.8 | 0.9 | 2.3 |
12-13 | 23 | LAC | 6 | 26.3 | 13.2 | 5.5 | 2.5 | 45.3% | 80.8% | 0.0 | 0.8 | 2.2 | |
13-14 | 24 | LAC | 13 | 36.8 | 23.5 | 7.4 | 3.8 | 50.0% | 14.3% | 74.0% | 1.2 | 1.1 | 2.4 |
14-15 | 25 | LAC | 14 | 39.8 | 25.5 | 12.7 | 6.1 | 51.1% | 14.3% | 71.7% | 1.0 | 1.0 | 3.2 |
15-16 | 26 | LAC | 4 | 31.8 | 15.0 | 8.8 | 4.0 | 37.7% | 50.0% | 76.0% | 0.8 | 0.5 | 2.3 |
16-17 | 27 | LAC | 3 | 33.0 | 20.3 | 6.0 | 2.3 | 49.0% | 66.7% | 100.0% | 0.7 | 0.3 | 2.0 |
18-19 | 29 | DET | 2 | 29.0 | 24.5 | 6.0 | 6.0 | 46.2% | 46.2% | 100.0% | 1.0 | 0.0 | 3.0 |
年齢 | 34歳 |
身長 | 206cm |
体重 | 114kg |
国籍 | アメリカ |
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