高校・大学時代から輝かしい成績を残していたケビンラブは、大学で1年プレイした後、アーリーエントリーしNBAへ入団しました。
ケビンラブのキャリアやプレイスタイルについて、動画を中心に見ていきましょう。
2008年ドラフト5位でNBA入団
1巡目全体5位でグリズリーズに入団しますが、直後のトレードによりミネソタティンバーウルブズへ移籍します。
今考えればグリズリーズには同じ年にマルクガソールが入団していたため、そのことも少なからず関係していたでしょう。
2008年のドラフトは、1位にデリックローズ、4位に同じUCLAのラッセルウェストブルックなども上位指名されていました。
ウルブズ時代
ケビンラブは初年度から81試合に出場し、平均得点も2ケタに乗せリバウンドも9本台とその存在感を充分に発揮しました。
2年目以降はリバウンドも2ケタに乗せ、3年目には1試合平均15.2本という驚異的な数字でリバウンド王に輝いています。
リバウンド数が多いだけではなく、その後のパスアウトも非常に上手い選手で、ディフェンスリバウンドを取って即2点というシーンを何度も目にしました。
リバウンドを取った後のパスアウトは日本でも当然練習しますが、ゲームで早く出そうとして焦って逆にとられてしまうケースも少なくないのは事実です。
せっかくディフェンスを頑張ってゴールを守っても、そこでミスをすれば即失点となってしまうプレイでもあるので、見ているより単純ではありません。
ガードに入る瞬間を狙っているプレイヤーも大勢いますし、何よりもすぐにパスアウトできる体勢でリバウンドを取り、さらにジャンプから降りきる前に回りや前方を見とかなくてはいけません。
208cmとNBAの中では決して大きいとは言えないケビンラブが15本以上の平均リバウンドを取り、さらにスピーディーなパスアウトで点数に繋げているということは数字以上に凄いことだと感じます。
得点面に関しても2013-14シーズンは、1試合平均26.1得点と素晴らしい成績を残しているケビンラブですが、チームとしては入団後6年プレイオフに進出することはありませんでした。
キャブスへの移籍
2014-15シーズンを前にケビンラブはキャブスへ移籍することになります。
同時期にヒートからレブロンジェームズを獲得したキャブスは、カイリ―アービングを含めたビッグ3の誕生で話題となりました。
移籍後初年度からその強さは発揮され53勝でプレイオフに進出します。
ラブ自身のスタッツはミネソタ時代に比べて下がっていましたが、役割が減り自分の仕事に打ち込めるという見方が正しいでしょう。
プレイオフでは、ファーストラウンドで肩を脱臼しその後のゲームを全休することになります。
チームはファイナルまで進みましたが、アービングもファイナルGame1で負傷しレブロンの孤軍奮闘もむなしく2-4で敗れシーズンを終えています。
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