クリスポール:NBAナンバー1PGの呼び声高いポイントゴッド

ポイントゴッド

 

見れば見るほど、派手さと堅実さを兼ね備えた素晴らしいポイントガードです。

昨今ではその神がかったプレイに対し、ポイントガードにかけてポイントゴッドと呼ばれることもあります。

ポイントガードはジョンストックトンのような堅実なタイプか、ジェイソンウィリアムスのようなド派手なタイプに分かれることが多いのですが、その時々でどちらの顔も見せるクリスポールは相手にとって本当に「嫌な」プレイヤーです。

歴代のNBAからみても、トップクラスのポイントガードと言えるでしょう。

 

 

チャンピオンリングを獲るためにはチームでの力が必要です。

クリッパーズ時代には、ド派手なダンクに加えて最近ではシュートレンジも広がってきたグリフィンなど有能な選手も多かったですが、それでもプレイオフが始まる前にクリッパーズがチャンピオンリングを獲るとファン以外で予想した人は5%もいませんでした。

クリッパーズ時代にサンダーに勝って、スパーズに勝って、ウォリアーズに勝ってさらにファイナルで勝つかと聞かれれば、Noと答える人が多いのは致し方ありません。

 

新天地ロケッツでリングの獲得を目指す

そんな中クリスポールは6年プレイしたクリッパーズからの移籍を決意します。

移籍先はジェームスハーデンのいるヒューストンロケッツでした。

 

 

ジェームスハーデンもNBAの中で異質ながらトッププレイヤーであるため、2017-18シーズンからどんなデュオが見られるか世界中のファンの注目を集めました。

アイソレーションをフルに活用した独特のフォーメーションでロケッツは躍動し、強豪ひしめくウェスタンカンファレンス首位でプレイオフにコマを進めます。

 

 

プレイオフに入ってもその勢いは衰えることはなく、1クォーターで50点挙げるなど悪魔的なアウトサイドシュートで、カンファレンスファイナルまで順当に進みました。

カンファレンスファイナルは、実際のファイナルともいわれウォリアーズと対戦します。

ホームコートアドバンテージをもつロケッツが有利という下馬評でしたが、第1戦をホームで落とし状況は一変しました。

3戦を終え1勝2敗と負け越していたロケッツは、第4戦で奇襲ともいえるようなゲームプランでプレイオフホーム16連勝中だったウォリアーズに勝利し2-2のタイとします。

ホーム16連勝というと2年くらい負けてない計算になるので、今考えてもすごいことです。

 

 

第5戦でホームに帰ったロケッツは、きっちりと勝利しウォリアーズ相手に王手をかけました。

 

 

しかし、第5戦の終了間際にクリスポールは足を痛め、その後第6戦・7戦に出場することはなくロケッツは連敗しファイナル進出を逃しています。

第4戦・5戦とほぼ6人でプレイしたロケッツでしたが、クリスポールへの負担は計り知れないものでした。

しかし、そのような戦術をとらなければウォリアーズに勝つことは出来なかった・・・今でもクリスポールがケガしていなければと考えてしまうファンは多いです。

2018-19シーズン

2018-19シーズン前にロケッツと4年の再契約を結んだクリスポール。

再度王朝ウォリアーズ撃破を目指します。

しかし、メンバーの入れ替えなどによりロケッツは序盤から苦戦を強いられました。

クリスポール自身も、シーズン序盤にロンドとの乱闘により数試合出場停止になるなど、らしからぬ姿を見せました。

 

 

リーグ自体が混戦状態にあり、その中でロケッツはウェスト4位でプレイオフに進出しました。

王者ウォリアーズとカンファレンスセミファイナルで激突する位置にあり、クリスポールが怪我なく戦えるのではと好材料に捉えたファンも多かったです。

それでも、ウォリアーズの強さは相変わらずで、KDがGame5で負傷退場しますがロケッツは勝ちきることが出来ませんでした。

ポイントゴッドと呼ばれた姿もそこにはなく、ハーデンありきのゲーム展開に憤りを覚えたファンも少なくないでしょう。

 

 

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