バスケットの中で、ポイントガードというポジションが特別なものであると感じている方は少なくありません。
NBAの中でも代表的なポイントガードとして、デトロイドピストンズでチャンピオンリングと共にファイナルMVPを獲得した、チャンシービラップスのキャリアなど少しさかのぼって見ていきましょう。
超攻撃的ポイントガード
誰もが攻撃的なポイントガードと口を揃えそうなほどアグレッシブなドライブに加え、アウトサイドシュート、パス、ディフェンス、リーダーシップとポイントガードに必要な要素を全て満たしている数少ないプレイヤーの1人です。
また、フリースロー確率も非常に高く9割を超えるシーズンが何度もあるほどです。
100点のうちの1点ではありますが、バスケットは得点を重ねるスポーツなので、アグレッシブなドライブもより守りにくくなる非常に大切なポイントと言えるでしょう。
相手がキッドにペイトン・・・
もちろん逆もあるんでしょうが、ガードプレイヤーからするとドキドキが止まらないプレイばかりです。
ドラフト3位でセルティックス入団
1997年のドラフト1巡目3位でボストンセルティックスに指名されたビラップスでしたが、意外にもNBAで日の目を見るまでには長い年月がかかりました。
191cmという身長ながら、その得点能力が逆にシューティングガードよりに配置されることもあり、ルーキーイヤーからシーズン平均で2ケタ得点は記録していましたが、チームにとって絶対に必要な存在になることは出来中々できませんでした。
怪我も続いたため、ピストンズへたどり着く2002年までの間に5度の移籍を経験しています。
今思うと考えにくいですが、ピストンズでポイントガードとして定着したのはビラップスにとってもチームにとってもNBAにとっても、ファンにとってもホントに素晴らしい転機だったと言えます。
ピストンズ時代
ピストンズへ移籍後はポイントガードとしての資質が一気に開花し、2年目にはベンウォレス、ラシードウォレス等と共にファイナルへ進出しました。
ファイナルでは、シャック&コービー要するレイカーズを4-1で破りチャンピオンリングを獲得すると共に、ビラップス自身もファイナルMVPを獲得しています。
ここ20年間、ポイントガードでファイナルMVPを獲得したのはビラップスとトニーパーカーしかおらず、もちろんチームカラーもあるので一概には言えませんがそれを踏まえてもホントに素晴らしいポイントガードであることが分かります。
翌年もファイナルへ進出しましたが、スパーズに激戦の末3-4で敗れ、その後ビラップスがファイナルでプレイすることはありませんでした。
移籍と引退
在籍するチームもそこから2013-14シーズンまでに4度の移籍を経て、古巣のピストンズでプレイしていました。
ナゲッツ辺りまでは日本でも目にする機会もありましたが、さすがにNHKのBSでもほとんど見る機会がなくなり2013-14シーズンを最後にビラップスは引退を表明します。
今後もバスケット関係の仕事を続けていくという噂が出ているので、ポイントガードとしてコート上をまとめあげてきたその経験を今度はコートの外でも活かしてくれるでしょう。
年齢 | 44歳 |
身長 | 191cm |
体重 | 94kg |
国籍 | アメリカ |