ポールジョージ:大怪我から復帰を果たしたスリーポイントシューター

 

インディアナペイサーズでは絶対エースとしてチームを引っ張ったポールジョージ。

身長203cmとセカンドガードとしては若干大きめのサイズながらスリーポイントを得意とし、身体能力も高く、ド派手なダンクでファンを魅了してくれるスタープレイヤーの1人です。

プレイスタイル

 

スピードとという面ではそれほど驚くシーンはありませんが、逆にゆったりとした雰囲気からあれだけのビッグジャンプが出来る選手は少ないでしょう。

また、得意とするスリーポイントの打点の高さは群を抜いていて、あの身長であれだけのジャンプと正確性のあるシュートはファンを魅了してやみません。

ディフェンス面でも評価が高く、名だたるスターたちとのマッチアップにも注目が集まります。

 

 

個人スタッツ

NBA入団2年目からシーズン平均得点を2ケタにのせ、3年目にはは22.3ポイントと20点台となりエースとしての風格もより備わりました。

 

 

ペイサーズのチーム成績

 

チーム成績では、入団後全てのシーズンでプレイオフに進出していて、数年続いたレブロン率いるマイアミヒートとのカンファレンス争いは見ものでした。

 

 

レブロンジェームズに認められた選手といったところなんでしょうか。

 

足首の大怪我

2013-14シーズン後にFIBAワールドカップのUSA代表に選ばれたポールジョージでしたが、本番前のエキシビジョンマッチで事故は起こりました。

ゲーム中のプレイで足首に大怪我を負い、全治12か月と診断されます。

2014-15シーズンは終盤に復帰したものの、以前とはやはり様子が違い心配する声も挙がりました。

それでもその類まれな才能がそう簡単に潰れるわけもなく、翌年には以前と同じようなプレイをファンの前で披露します。

 

 

サンダーへ移籍

そして2017-18シーズン前にNBA入団時より在籍していたペイサーズからサンダーへ移籍します。

同時期にカーメロアンソニーもサンダー入りし、ウェストブルックを含めた新ビッグ3の誕生となりました。

 

 

NBAの中でも突出したスコアラー3人の集結となりましたが、結果は期待以上のものではありませんでした。

プレイオフには進出したもののファーストラウンドで2勝しか挙げることが出来ずシーズンを終えています。

乱闘シーンも多いシリーズでポールジョージ自身もジョーイングルスと小競り合いを続けていました。

 

 

2018-19シーズン

2018-19シーズン前にカーメロアンソニーがロケッツへ移籍しビッグ3は早くも解体しました。

それでもアテンプト回数の増えたポールジョージは昨年以上のパフォーマンスで得点を重ね続けました。

 

 

プレイオフでは、ファーストラウンドでブレイザーズと対戦しましたが、リラードの劇的なブザービーターにより敗れています。

ポールジョージ自身も肩の痛みに耐えながらのゲームが続きました。

 

 

クリッパーズへ移籍

シーズン前に、サンダーからクリッパーズへ移籍したポールジョージ。

カウイレナードも新たに加わり、既存のメンバーと共にチャンピオンリングを狙えるチームとなりました。

 

 

新型コロナウィルスの影響で、イレギュラーなシーズンとなりましたがリーグは再開し、クリッパーズはウェスト2位でプレイオフに進出しました。

首位レイカーズとのウェスタンカンファレンスファイナルが確実視されていましたが、カンファレンスセミファイナルでナゲッツに3勝1敗から敗れシーズンを終えています。

ポールジョージ自身も期待されたプレイとは言えず、批判を浴びるシーンもありました。

 

 

2020-21シーズン

シーズン前にポールジョージは、クリッパーズと5年約220億円で契約延長に合意しました。

 

 

前シーズンの成績が微妙だっただけに、契約に対しては様々な意見が飛び交いました。

しかし、シーズンに入ると否定的な意見をかき消すかの如く、高確率でシュートを沈め、チームを勝利に導きました。

 

 

クリッパーズはウェスト4位でプレイオフに進出し、ファーストラウンドでマブスと対戦しました。

第7戦までもつれこむ激戦となりましたが、最終戦に勝利しカンファレンスセミファイナルへコマを進めました。

ポールジョージ自身も、連敗した第1・2戦以外は+/-で全て+の活躍を見せました。

 

 

カンファレンスセミファイナルでは、シーズン首位のジャズと対戦しました。

アウェイで連敗スタートとなりましたが、ホームで連勝し2-2のタイに戻しました。

しかし、ポールジョージと共に主軸であるカワイレナードが膝の靱帯を損傷しシーズンアウトのアクシデントに見舞われました。

それでもポールジョージは、第5戦で37得点の活躍を見せ、第6戦にも勝利しカンファレンスファイナル進出を決めました。

 

 

カンファレンスファイナルでサンズと対戦したクリッパーズ。

アウェイで連敗後、第3戦は勝利しましたが第4戦をホームで落とし1-3と追い込まれました。

それでも第5戦でポールジョージが41得点の活躍を見せ、チームの窮地を救いました。

 

 

しかし、第6戦をホームで落とし2-4で敗れシーズンを終えています。

2021-22シーズン

2021-22シーズンもクリッパーズでプレイするポールジョージ。

昨シーズン以上の平均得点を挙げていましたが、12月におこなわれたゲームで右ひじを負傷し、シーズン中に復帰できるかどうかという状況にあります。

 

 

ポールジョージのバッシュ

ポールジョージは、ナイキからシグニチャーモデルである、PGシリーズが発売されています。

 

 

キャリアスタッツ

レギュラーシーズン

 

シーズン 年齢 チーム 出場試合 出場時間 得点 リバウンド アシスト FG確率 3PT確率 FT確率 スティール ブロック TO
10-11 20 IND 61 20.7 7.8 3.7 1.1 45.3 29.7 76.2 1 0.4 1.1
11-12 21 IND 66 29.7 12.1 5.6 2.4 44 38.5 80.2 1.6 0.6 1.8
12-13 22 IND 79 37.6 17.4 7.6 4.1 41.9 36.2 80.7 1.8 0.6 2.9
13-14 23 IND 80 36.2 21.7 6.8 3.5 42.4 36.4 86.4 1.9 0.3 2.8
14-15 24 IND 6 15.2 8.8 3.7 1 36.7 40.9 72.7 0.8 0.2 2
15-16 25 IND 81 34.8 23.1 7 4.1 41.8 37.1 86 1.9 0.4 3.3
16-17 26 IND 75 35.9 23.7 6.6 3.3 46.1 39.3 89.8 1.6 0.4 2.9
17-18 27 OKC 79 36.6 21.9 5.7 3.3 43 40.1 82.2 2 0.5 2.7
18-19 28 OKC 77 36.9 28 8.2 4.1 43.8 38.6 83.9 2.2 0.4 2.7
19-20 29 LAC 48 29.6 21.5 5.7 3.9 43.9 41.2 87.6 1.4 0.4 2.6
20-21 30 LAC 54 33.7 23.3 6.6 5.2 46.7 41.1 86.8 1.1 0.4 3.3

 

プレイオフ

シーズン 年齢 チーム 出場試合 出場時間 得点 リバウンド アシスト FG確率 3PT確率 FT確率 スティール ブロック TO
10-11 20 IND 5 26.6 60 5 1 30.3 23.1 87.5 1.4 2 1.4
11-12 21 IND 11 33.7 9.7 6.6 2.4 38.9 26.8 78.6 1.6 0.4 1.9
12-13 22 IND 19 41.1 19.2 7.4 5.1 43 32.7 72.7 1.3 0.5 3.9
13-14 23 IND 19 41.1 22.6 7.6 3.8 43.8 40.3 78.9 2.2 0.4 2.6
15-16 25 IND 7 39.3 27.3 7.6 4.3 45.5 41.9 95.3 2 0.7 3.3
16-17 26 IND 4 43 28 8.8 7.3 38.6 42.9 86.7 1.8 0.5 3.3
17-18 27 OKC 6 41.8 24.7 6 2.7 40.8 36.5 86.1 1.3 0.7 4
18-19 28 OKC 5 40.8 28.6 8.6 3.6 43.6 31.9 81.6 1.4 0.2 4
19-20 29 LAC 13 36.8 20.2 6.1 3.8 39.8 33.3 90.9 1.5 0.5 3.1
20-21 30 LAC 19 40.8 26.9 9.6 5.4 44.1 33.6 84.4 1.0 1.5 3.5

 

 

年齢 32歳
身長 203cm
体重 100kg
国籍 アメリカ

 

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