トレイシーマグレディー:スケールの大きなプレーでファンを魅了したT-MAC

 

T-MACの相性で世界中に多くのファンを持つトレイシー・マグレディー。

プレイスタイルやキャリアについて、動画を中心に見ていきましょう。

ドラフト9位でラプターズ入団

高校卒業と同時にNBAへの入団を決め、1997年のドラフト1巡目9位指名でトロントラプターズに入団しました。

同年の1位指名はティムダンカンで、3位にはチャンシ―ビラップスなど有名どころも多いです。

 

 

キャリア初期

ラプターズに入団して3年はスターターとして定着することが出来ず、1・2年目はシーズン平均得点も1ケタでした。

それでも3シーズン目には平均出場時間も30分を超え、平均得点も15点を超えてきます。

 

 

当時のラプターズには全盛時のビンスカーターもいましたし、同じスコアラーとして2人が活躍するのは難しかったのかもしれません。

マジックへ移籍

より長いプレイタイムを求めたマグレディーは3シーズンをラプターズでプレイした後、オーランドマジックに移籍します。

マジックのユニフォームの印象が最も強いというファンも少なくないでしょう。

今思い返しても怪我に悩まされたロケッツ時代のことを考えると、マジック時代が身体的には全盛だったと考えるのが妥当です。

 

 

マジックへ移籍後、スターターというよりエースとして定着したマグレディは、初年度からシーズン平均得点を26.8と飛躍させ、2002-03には自身キャリアハイとなる32.1得点で初の得点王に輝き、翌年もタイトルを連取するというNBAを代表するスコアラーへとなっていきます。

 

 

しかし、チームとしては移籍後初年度からプレイオフに進出したものの、3年連続でファーストラウンド敗退という結果で、2年連続で得点王を獲得した年には21勝61敗という目を覆いたくなるような成績となりプレイオフ進出を逃し、マグレディー自身もトレードを要求するほどでした。

ロケッツへ移籍

結果的にトレードが成立し、翌年2004-05シーズンからはロケッツでプレイすることとなったマグレディーですが、ロケッツでも変わらずスコアラーとしての活躍を続け、初年度から25得点以上の平均得点をマークします。

 

 

初年度は51勝31敗とチーム成績もよく、プレイオフにも期待が集まりましたが、ファーストラウンドでマブスに3-4で敗れています。

NBAでは、チャンピオンリングに縁のないスタープレイヤーは数え切れないほどいますが、ここまでプレイオフで勝ちあがれないビッグネームも珍しいかもしれません。

 

 

33秒で13得点

マグレディーが33秒で13得点を記録した有名な映像です。

残り42秒あたりからの動画ですが、8点差を逆転して勝利しています。

しかも相手はスパーズで、そのシーズンはチャンピオンになっています。

 

 

スラムダンクの安西先生の言葉で、「あきらめたらそこで試合終了」といった明言がありますが、まさにそのままのプレイと言えます。

キャリアスタッツ

レギュラーシーズン

シーズン 年齢 チーム 出場試合 出場時間 得点 リバウンド アシスト FG確率 3PT確率 FT確率 スティール ブロック TO
97-98 18 TOR 64 18.4 7.0 4.2 1.5 45.0% 34.1% 71.2% 0.8 1.0 1.0
98-99 19 TOR 49 22.6 9.3 5.7 2.3 43.6% 22.9% 72.6% 1.1 1.3 1.6
99-00 20 TOR 79 31.2 15.4 6.3 3.3 45.1% 27.7% 70.7% 1.1 1.9 2.0
00-01 21 ORL 77 40.1 26.8 7.5 4.6 45.7% 35.5% 73.3% 1.5 1.5 2.6
01-02 22 ORL 76 38.3 25.6 7.9 5.3 45.1% 36.4% 74.8% 1.6 1.0 2.5
02-03 23 ORL 75 39.4 32.1 6.5 5.5 45.7% 38.6% 79.3% 1.7 0.8 2.6
03-04 24 ORL 67 39.9 28.0 6.0 5.5 41.7% 33.9% 79.6% 1.4 0.6 2.7
04-05 25 HOU 78 40.8 25.7 6.2 5.7 43.1% 32.6% 77.4% 1.7 0.7 2.6
05-06 26 HOU 47 37.1 24.4 6.5 4.8 40.6% 31.2% 74.7% 1.3 0.9 2.6
06-07 27 HOU 71 35.8 24.6 5.3 6.5 43.1% 33.1% 70.7% 1.3 0.5 3.0
07-08 28 HOU 66 37.0 21.6 5.1 5.9 41.9% 29.2% 68.4% 1.0 0.5 2.4
08-09 29 HOU 35 33.7 15.6 4.4 5.0 38.8% 37.6% 80.1% 1.2 0.4 2.0
09-10 30 合計 30 22.4 8.2 3.1 3.3 38.7% 25.0% 74.6% 0.5 0.5 1.5
09-10 30 HOU 6 7.7 3.2 0.8 1.0 36.8% 50.0% 66.7% 0.0 0.3 0.2
09-10 30 NYK 24 26.1 9.4 3.7 3.9 38.9% 24.2% 75.4% 0.6 0.5 1.8
10-11 31 DET 72 23.4 8.0 3.5 3.5 44.2% 34.1% 69.8% 0.9 0.5 1.4
11-12 32 ATL 52 16.1 5.3 3.0 2.1 43.7% 45.5% 67.5% 0.3 0.3 1.0

 

プレイオフ

シーズン 年齢 チーム 出場試合 出場時間 得点 リバウンド アシスト FG確率 3PT確率 FT確率 スティール ブロック TO
99-00 20 TOR 3 37.0 16.7 7.0 3.0 38.6% 28.6% 87.5% 1.0 1.0 3.3
00-01 21 ORL 4 44.5 33.8 6.5 8.3 41.5% 20.0% 81.6% 1.8 1.3 2.0
01-02 22 ORL 4 44.5 30.8 6.3 5.5 46.2% 31.3% 73.9% 0.5 1.8 3.3
02-03 23 ORL 7 44.0 31.7 6.7 4.7 44.8% 34.0% 77.3% 2.0 0.9 3.7
04-05 25 HOU 7 43.0 30.7 7.4 6.7 45.6% 37.0% 82.4% 1.6 1.4 3.7
06-07 27 HOU 7 40.0 25.3 5.9 7.3 39.4% 25.0% 73.7% 0.7 0.9 3.0
07-08 28 HOU 6 41.2 27.0 8.2 6.8 42.5% 20.8% 62.3% 1.5 0.8 3.0
11-12 32 ATL 6 15.0 4.2 2.8 1.0 38.5% 0.0% 83.3% 0.0 0.3 1.7
12-13 33 SAS 6 5.2 0.0 1.3 1.2 0.0% 0.0% 0.3 0.5 0.3

 

最後に

2005-06シーズンに腰を痛めたマグレディは、その片鱗を随所に見せるものの、これまでのような爆発的なプレイでファンを魅了することは少なくなっていきました。

腰を痛めたのが26歳のシーズンで、NBAでは30前後が体力的にも経験値的にも最も活躍できる印象が強いので、その後慢性化した腰の痛みでその機会が激減してしまったことは非常に残念です。

数々の動画を見ても、NBAの数多いスタープレイヤーよりさらにスケールの大きなプレイが魅力的なマグレディですが、203cmという身長に加えてその長い手足がまさにバスケットをやるために生まれてきたような身体と言われていました。

ダンクやダブルクラッチはもちろんですが、単純にドライブをする姿がこれだけカッコイイ選手はNBAの中でも少ないです。

2010年にロケッツを去った後は移籍を繰り返し、中国でもプレイしましたが、2013年に33歳で引退を表明しています。

その後2017年には殿堂入りを果たしました。

 

 

年齢 45歳
身長 203cm
体重 101kg
国籍 アメリカ

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました