2019-20シーズンのMIP(最成長選手賞)を受賞したブランドンイングラム。
レイカーズからペリカンズに移籍後は、ペリカンズのエースとして活躍を続けています。
イングラムのキャリアやプレイスタイルについて、動画を中心に見ていきましょう。
高校時代
ノースカロライナ州の高校に通ったイングラム。
州で優秀な成績をおさめたイングラムは、2015マクドナルドオールアメリカンゲームにも参加し、15得点5リバウンドを記録しました。
大学時代
デューク大学に進学したイングラム。
36試合に出場し、平均17.3得点6.8リバウンドを記録しました。
NCAAトーナメントでは、3回戦でオレゴン大に敗れシーズンを終えています。
シーズン終了後、イングラムはNBAへアーリーエントリーしました。
2016年ドラフト2位でNBA入団
2016年のドラフト1巡目2位でレイカーズに指名されたレイングラム。
1位はベンシモンズ、3位はジェイレンブラウンでした。
ルーキーイヤー
79試合に出場し、シーズン後半にはスターターに定着し、2ケタ得点のゲームも増えていきました。
オールスターライジングチャレンジにも選ばれ、オールルーキーセカンドチームに選出されました。
2017-18シーズン
出場した全ての試合にスターターで起用されたイングラム。
平均得点も15点を超えますが、シーズン後半は怪我に悩まされました。
3月初旬に鼠径部を負傷すると、12試合後に復帰した2ゲーム目で首を痛め、残りの試合を全休しました。
レブロンジェームズの加入
2018-19シーズンを前に、チームは大幅なメンバー入れ替えをおこないました。
NBAのキング、レブロンジェームズを筆頭に、ラジョンロンドやジャベルマギー、タイソンチャンドラー、ランススティーブンソンと個性的なメンバーが加わりました。
そんな中でも、イングラムのスタッツは伸び、平均18.3得点を記録しました。
しかし、シーズン終盤には腕の深部静脈血栓症にみまわれ、残りのシーズンを全休しました。
レブロンジェームズやロンゾボールも負傷が続き、プレイオフ進出も逃しました。
ペリカンズへ移籍
2019-20シーズンを前に、レイカーズからペリカンズへ移籍したイングラム。
アンソニーデイビス1人に対して、イングラム、ロンゾボール、ジョシュハート、3つの1巡目指名権、現金というトレード内容でした。
イングラムは、ペリカンズで躍動し、3試合目に35得点、7試合目に40得点を記録しました。
そして、1月16日におこなわれたジャズ戦では、49得点を挙げチームを勝利に導きました。
ザイオンウィリアムソンが、シーズン中盤から加わりましたが、得点が目減りすることなく、共に活躍を続けています。
イングラムは、自身初となるオールスターゲームにも出場しましたが、2得点にとどまりあまり見せ場はありませんでした。
新型コロナウィルスの影響で、シーズンが3月で中断になりましたが、プレイオフ進出の可能性があったペリカンズは、バブルにも参加しました。
しかし、2勝6敗と振るわず、プレイオフ進出はなりませんでした。
MIP賞受賞
シーズン終了後、MIP賞を受賞しました。
5年158Mドルでマックス契約
2020-21シーズンを前に、イングラムはペリカンズと5年約158億円でマックス契約しました。
2020-21シーズンも、ザイオンウィリアムソンと共に得点を二分しながらもスコアラーとして得点をかさねたイングラム。
前シーズンと変わらない平均23.8得点を記録しましたが、チームはウェスト11位に低迷しプレイオフ進出を逃しました。
期待された新HCのバンガンディも1シーズンで退任となっています。
自身初のプレイオフへ
2021-22シーズンもペリカンズでプレイしたイングラム。
ヨナスバランチュナスに加え、シーズン途中でCJマッカラムを獲得し、さらにチーム力は向上しました。
開幕20試合では、4勝16敗と苦しみながらもシーズン終了時には36勝46敗で9位につけると、プレイイントーナメントでスパーズ、クリッパーズを降し、プレイオフへ進出しました。
イングラムも自身初となるプレイオフで、アウェイで37得点挙げるなど6試合平均27得点を記録しましたが、第1シードのサンズの前に2-4で敗れシーズンを終えています。
プレイスタイル
長いウィングスパンを武器に、得点をかさねるスコアラー。
プレイスタイルがケビンデュラントに比喩されるように、ドライブ、ジャンプショットから得点を繰り出します。
スリーポイントの確率も高く、2019-20シーズン以降は劇的にフリースローの確率も改善されました。
イングラムのバッシュ
イングラムは、2020オールスターでカニエウェストがプロデュースするアディダスのYZY BSKTBLを着用していました。
キャリアスタッツ
レギュラーシーズン
シーズン | 年齢 | チーム | 出場試合 | 出場時間 | 得点 | リバウンド | アシスト | FG確率 | 3PT確率 | FT確率 | スティール | ブロック | TO |
16-17 | 19 | LAL | 79 | 28.8 | 9.4 | 4.0 | 2.1 | 40.2% | 29.4% | 62.1% | 0.6 | 0.5 | 1.5 |
17-18 | 20 | LAL | 59 | 33.5 | 16.1 | 5.3 | 3.9 | 47.0% | 39.0% | 68.1% | 0.8 | 0.7 | 2.5 |
18-19 | 21 | LAL | 52 | 33.8 | 18.3 | 5.1 | 3.0 | 49.7% | 33.0% | 67.5% | 0.5 | 0.6 | 2.5 |
19-20 | 22 | NOP | 62 | 33.9 | 23.8 | 6.1 | 4.2 | 46.3% | 39.1% | 85.1% | 1.0 | 0.6 | 3.0 |
20-21 | 23 | NOP | 61 | 34.3 | 23.8 | 4.9 | 4.9 | 46.6% | 38.1% | 87.8% | 0.7 | 0.6 | 2.5 |
21-22 | 24 | NOP | 55 | 34.0 | 22.7 | 5.8 | 5.6 | 46.1% | 32.7% | 82.6% | 0.6 | 0.5 | 2.7 |
22-23 | 25 | NOP | 45 | 34.2 | 24.7 | 5.5 | 5.8 | 48.4% | 39.0% | 88.2% | 0.7 | 0.4 | 3.3 |
プレイオフ
シーズン | 年齢 | チーム | 出場試合 | 出場時間 | 得点 | リバウンド | アシスト | FG確率 | 3PT確率 | FT確率 | スティール | ブロック | TO |
21-22 | 24 | NOP | 6 | 39.3 | 27.0 | 6.2 | 6.2 | 47.5% | 40.7% | 83.0% | 0.7 | 0.3 | 3.8 |
年齢 | 25歳 |
身長 | 201cm |
体重 | 86kg |
国籍 | アメリカ |
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