NBAで最高のリバウンダーは?!と聞かれると、いまだにロッドマン以外の選手が思い浮かばないほど強力なリバウンドでファンを魅了したデニスロッドマン。
そもそもバスケットのプレイの中でリバウンドというのは派手なプレイではないですが、ロッドマンのリバウンドだけは何かが違っていて、見入ってしまいリバウンドの重要性を再認識してしまうほどでした。
リバウンドとディフェンス
驚くべきことに公表身長は203cmとNBAのフロントコート陣の中では明らかに小柄ながら、タフネスとタイミング、ボールへの執念から生まれるリバウンドがファンを魅了し、プレイにも大きな結果をもたらしたことは間違いありません。
リバウンド王のタイトルも7年連続で受賞しているのは本当に素晴らしい記録といえます。
また、その才能はリバウンドだけにとどまらず、ディフェンスでも最優秀ディフェンス選手やオールNBAディフェンスチームに選ばれるなどタフネス、コースディフェンス、ブロックと多岐にわたり相手チームを苦しめたプレイヤーです。
上の動画ではあのカリームアブドルジャバーをブロックしていたシーンもありました。
主な在籍チーム
主な在籍チームは、ピストンズ、スパーズ、ブルズでピストンズでは2度、ブルズでは3度、計5個のチャンピオンリングを獲得しています。
ピストンズ
ピストンズでは、バッドボーイズと恐れられたすさまじいディフェンスを、インサイドからビルレインビアと共に牽引していました。
若き日のマイケルジョーダンの在籍したブルズも、プレイオフでは全く勝てなかったほどイースタンカンファレンスでは無敵の存在でした。
しかし次第に力をつけたマイケルジョーダン率いるブルズにプレイオフで敗れてからはチームは崩壊し、ロッドマンもウェスタンカンファレンスのスパーズへ移籍します。
スパーズ
提督ロビンソンを支えシーズンでは好成績を残しましたがプレイオフではカンファレンスファイナルも制することは出来ませんでした。
ロビンソンやチームとの相性が悪かったのか、その後に発売してベストセラーとなった自伝ではまあまあ滅茶苦茶に書いています・・・
管理人も当時購入しましたが今の時代だったらどうなの?!というくらい過激な内容で、バスケ以外でもマドンナとの関係についてもナニがどうこうとか・・・・・
少し話がずれましたが、スパーズではプレイ以外のところで上手くいかず2年後にはブルズへ移籍しました。
ブルズ
ブルズへ移籍後は歴史に残るシーズン最多勝率(当時)を含めた3ピートを達成していて、ファイナルではショーンケンプ、カールマローンとのマッチアップで楽しませてくれました。
荒れくれもののイメージが強かったロッドマンですが、ジョーダンやフィルジャクソンには敬意を表しているように感じましたし、ピストンズ時代に滅茶苦茶痛めつけたピッペンともはたから見るとイイ感じにプレイしているように映りました。
ロッドマンが人目につくセレモニーでピッペンに謝罪をしたのは有名な話です。
ブルズから移籍後
スリーピートを達成した翌年にロッドマンはブルズを離れ、シーズン後半までプレイしませんでしたが、2月にシャック&コービーも在籍したレイカーズに加入しました。
23試合に出場し、スターターもありましたが、プレイオフを前に解雇されています。
翌年は、マブスに所属しましたが、再びシーズン途中で解雇され、その後NBAでプレイすることはありませんでした。
リバウンドの極意?!
一世を風靡したバスケット漫画、スラムダンクの主人公、桜木花道のモデルになったのも有名な話しで、桜木花道のプレイや出で立ちが似すぎているのですが、井上雄彦先生はそれを否定しているようです。
桜木花道にモデルはおらず、いるとすればチャールズバークレーのようです。
「ゴール下を制するものはゲームを制す」とゴリが言っていましたが、ロッドマンのプレイを見ているとその言葉が正しいと犇々と感じます。
ロッドマンの言葉で、
「リバウンドは獲るものじゃなく触るもの」
というフレーズがあります。
また、チームメイトのシュート練習を観察し外れる角度やクセを日々研究していたようです。
リバウンドに絡むことの多い選手は明日からこの言葉や練習方法を参考に励んでみてはいかがでしょうか。
デニスロッドマンのバッシュ
デニスロッドマンは当時ナイキからシグニチャーモデルのバッシュが発売されていました。
- AIR SHAKE
- AIR WORM
- AIR BAKIN
日本ではエアベーキンの印象が強いでしょうか?!
復刻モデルも発売されています。
キャリスタッツ
レギュラーシーズン
シーズン | 年齢 | チーム | 出場試合 | 出場時間 | 得点 | リバウンド | アシスト | FG確率 | 3PT確率 | FT確率 | スティール | ブロック | TO |
86-87 | 25 | DET | 77 | 15.0 | 6.5 | 4.3 | 0.7 | 54.5% | 0.0% | 58.7% | 0.5 | 0.6 | 1.2 |
87-88 | 26 | DET | 82 | 26.2 | 11.6 | 8.7 | 1.3 | 56.1% | 29.4% | 53.5% | 0.9 | 0.5 | 1.9 |
88-89 | 27 | DET | 82 | 26.9 | 9.0 | 9.4 | 1.2 | 59.5% | 23.1% | 62.6% | 0.7 | 0.9 | 1.5 |
89-90 | 28 | DET | 82 | 29.0 | 8.8 | 9.7 | 0.9 | 58.1% | 11.1% | 65.4% | 0.6 | 0.7 | 1.1 |
90-91 | 29 | DET | 82 | 33.5 | 8.2 | 12.5 | 1.0 | 49.3% | 20.0% | 63.1% | 0.8 | 0.7 | 1.1 |
91-92 | 30 | DET | 82 | 40.3 | 9.8 | 18.7 | 2.3 | 53.9% | 31.7% | 60.0% | 0.8 | 0.9 | 1.7 |
92-93 | 31 | DET | 62 | 38.9 | 7.5 | 18.3 | 1.6 | 42.7% | 20.5% | 53.4% | 0.8 | 0.7 | 1.7 |
93-94 | 32 | SAS | 79 | 37.8 | 4.7 | 17.3 | 2.3 | 53.4% | 20.8% | 52.0% | 0.7 | 0.4 | 1.7 |
94-95 | 33 | SAS | 49 | 32.0 | 7.1 | 16.8 | 2.0 | 57.1% | 0.0% | 67.6% | 0.6 | 0.5 | 2.0 |
95-96 | 34 | CHI | 64 | 32.6 | 5.5 | 14.9 | 2.5 | 48.0% | 11.1% | 52.8% | 0.6 | 0.4 | 2.2 |
96-97 | 35 | CHI | 55 | 35.4 | 5.7 | 16.1 | 3.1 | 44.8% | 26.3% | 56.8% | 0.6 | 0.3 | 2.0 |
97-98 | 36 | CHI | 80 | 35.7 | 4.7 | 15.0 | 2.9 | 43.1% | 17.4% | 55.0% | 0.6 | 0.2 | 1.8 |
98-99 | 37 | LAL | 23 | 28.6 | 2.1 | 11.2 | 1.3 | 34.8% | 0.0% | 43.6% | 0.4 | 0.5 | 1.3 |
99-00 | 38 | DAL | 12 | 32.4 | 2.8 | 14.3 | 1.2 | 38.7% | 0.0% | 71.4% | 0.2 | 0.1 | 1.6 |
プレイオフ
シーズン | 年齢 | チーム | 出場試合 | 出場時間 | 得点 | リバウンド | アシスト | FG確率 | 3PT確率 | FT確率 | スティール | ブロック | TO |
86-87 | 25 | DET | 15 | 16.3 | 6.5 | 4.7 | 0.2 | 54.1% | 56.3% | 0.4 | 1.1 | 1.1 | |
87-88 | 26 | DET | 23 | 20.6 | 7.1 | 5.9 | 0.9 | 52.2% | 0.0% | 40.7% | 0.6 | 0.6 | 1.3 |
88-89 | 27 | DET | 17 | 24.1 | 5.8 | 10.0 | 0.9 | 52.9% | 0.0% | 68.6% | 0.4 | 0.7 | 1.4 |
89-90 | 28 | DET | 19 | 29.5 | 6.6 | 8.5 | 0.9 | 56.8% | 51.4% | 0.5 | 0.7 | 1.6 | |
90-91 | 29 | DET | 15 | 33.0 | 6.3 | 11.8 | 0.9 | 45.1% | 22.2% | 41.7% | 0.7 | 0.7 | 0.9 |
91-92 | 30 | DET | 5 | 31.2 | 7.2 | 10.2 | 1.8 | 59.3% | 0.0% | 50.0% | 0.8 | 0.4 | 1.4 |
93-94 | 32 | SAS | 3 | 38.0 | 8.3 | 16.0 | 0.7 | 50.0% | 0.0% | 16.7% | 2.0 | 1.3 | 2.0 |
94-95 | 33 | SAS | 14 | 32.8 | 8.9 | 14.8 | 1.3 | 54.2% | 0.0% | 57.1% | 0.9 | 0.0 | 1.8 |
95-96 | 34 | CHI | 18 | 34.4 | 7.5 | 13.7 | 2.1 | 48.5% | 59.3% | 0.8 | 0.4 | 2.3 | |
96-97 | 35 | CHI | 19 | 28.2 | 4.2 | 8.4 | 1.4 | 37.0% | 25.0% | 57.7% | 0.5 | 0.2 | 1.5 |
97-98 | 36 | CHI | 21 | 34.4 | 4.9 | 11.8 | 2.0 | 37.1% | 25.0% | 60.5% | 0.7 | 0.6 | 1.7 |
年齢 | 63歳 |
身長 | 203cm |
体重 | 105kg |
国籍 | アメリカ |
コメント
桜木花道のモデルはチャールズバークレーですよ。
井上雄彦自身がインタビューで答えてます。
ご指摘ありがとうございます。
タイトル、文中修正いたしました。
しかしルーズボールへダイブする花道の姿をロドマン見ずに書いたとなると神ですねホント・・・