メールマンの愛称で日本にも多くのファンを持つカールマローンですが、理想的なパワーフォワードといえるプレイが印象的でした。
プレイスタイル
206cmとNBAの中ではけして大きいほうではありませんが、その代わりに力強さとスピードを兼ね備えていて、ミドルシュートまで得意としたプレイスタイルがディフェンスにとって脅威だったのは間違いありません。
それに加えて、ジャズ時代はあのジョンストックトンがポイントガードをつとめていたので、少しでもフリーになればパスが飛んでくるため相手ディフェンスは一瞬の気も抜けない状況でした。
ストックトンのパスもあってメールマンというあだ名がついたようにも思えますが、元々は大学時代に付いたもので、大学時代からその正確性を評価されていたのに加えて、ストックトンというポイントガードとプレイすることでさらにその決定力が飛躍したといえます。
ジャズでの成績
シーズンの大半をルーキー時代からユタジャズで過ごしたカールマローンですが、ジャズ時代にファイナルへも2度進出しています。
2年連続で相手はマイケルジョーダン率いるシカゴブルズでしたが、ブルズの2回目のスリーピートの前に残念ながら共に敗れています。
正直どちらに転んでもおかしくないというほどおもしろいファイナルではありましたが、相手が悪かったとしか言いようがありません。
ロドマンとのマッチアップでも大いに盛り上げてくれましたが、1歩及びませんでした。
それでもカールマローンとジョンストックトンのプレイは、当時のNBAの中でも輝いていて、管理人の印象に大きく残っているのはファイナルへ進出する以前の話ではありますが、1993年にユタでおこなわれたオールスターゲームで2人一緒にMVPに選ばれたことです。
お互いにもちろん1人でも絵になりますが、なぜか2人だと1+1=2じゃない雰囲気が強く出ています。
レイカーズへ移籍
ストックトンの引退後は、マローンもチャンピオンリングを求めて当時3ピート中のレイカーズに移籍しました。
シャック&コービーに加えて、マローン、ペイトンと信じられないメンバーが揃いましたが、ファイナルでピストンズに敗れてしまい、結局最後までチャンピオンリングを手にすることは出来ませんでした。
NBAでは誰もが知っている有能なスーパースターでも、チャンピオンリングを手に入れることは本当に難しく、伝説のドリームチーム1に選出されたマローンでさえその1人です。
バスケットがいかに選手、コーチ、オフィシャル、ファンまでを含めたチームスポーツであるかを物語っていると言えます。
最後に
カールマローンは意外にも個人タイトルが少ないです。
得点をメインとしたプレイヤーですが、マイケルジョーダンと同世代だったということで得点王が果てしなく遠かったのかもしれません。
それでもシーズンMVPを2度獲得するなどその実力は誰もが認めるところでしょう。
通算得点ではジャバーに続き歴代2位となっていて、マイケルジョーダンよりも通算得点が多い3人の中の1人です。
年齢 | 57歳 |
身長 | 206cm |
体重 | 120kg |
国籍 | アメリカ |
カールマローンのバッシュ
カールマローンは当時LAギアというメーカーからカールマローンシリーズが発売されていました。
画像引用元-greyflannelauctions.com