NBAの中でダンクの代名詞といえば様々な名前が挙がると思われますが、ここ数年で言えばザックラビーンの右に出る選手はいないでしょう。
2018-19シーズン前にシカゴブルズへ移籍し活躍を続けていますが、キャリアやプレイスタイルなど見ていきましょう。
2014年ドラフト
UCLA大学で1年プレイしたザックラビーンは、NBAへのアーリーエントリーを表明します。
2014年のドラフトで1巡目13位でミネソタティンバーウルブズに指名されました。
キャブスからウルブズにドラフト後トレードとなった1位のウィギンスと共に当時注目を集めました。
ダンクコンテスト制覇
NBAデビューとなった2014-15シーズン。
ザックラビーンは77試合に出場し平均で2ケタ得点以上を挙げました。
しかし、ゲーム中のプレイ以上にファンの印象が強いのはダンクコンテストでしょう。
アメリカ人の中でも突出した跳躍力とダンクセンスを世界中に知らしめました。
ダンクコンテスト連覇
2シーズン目は全82試合に出場したザックラビーン。
平均得点やシュート確率も上昇していきました。
そして連覇をかけて挑んだオールスターダンクコンテストでは、アーロンゴードンとの名勝負を演じました。
ゴードンのダンクも年が違えばチャンピオンでもおかしくないものばかりでしたが、ラビーンはフリースローライン辺りから股をくぐらしてダンクを決め熱戦に終止符を打ちました。
左ひざの前十字靭帯断裂
3シーズン目となった2016-17シーズンは、出場ゲーム全てがスタートとなり、平均得点もさらに上がっていたラビーン。
しかし、シーズン途中の2月に左ひざ前十字靭帯を断裂しその後のゲームを全休となりました。
ブルズへの移籍
2017-18シーズン前にザックラビーンはウルブズからブルズへと移籍しました。
ジミーバトラー1人に対し、ウルブズからはラビーンを含めた複数選手のトレードとなっています。
ラビーンがブルズでデビューを果たしたのは2018年の1月のゲームでした。
ケガから約1年ぶりの復帰となったラビーンですが、変わらない姿を見せゲームを盛り上げました。
ブルズのエースへ
2018-19シーズンもブルズでプレイしたザックラビーン。
開幕から4試合連続で30得点以上を挙げる活躍を見せ、これまでのシーズンとは明らかに様子が違いました。
11月のニックス戦ではキャリハイとなる41得点を挙げチームを勝利に導きました。
シーズン平均得点でも初めて20点台に乗せ、活躍を続けましたがチームは22勝60敗と厳しい結果に終わりました。
2019-20シーズン
2019-20シーズンは、特にスリーポイントのアテンプトが増え平均得点はさらに上がっています。
ダンクコンテストチャンピオンの経験を持つラビーンですが、2020オールスターではスリーポイントコンテストに出場しています。
惜しくも決勝ラウンド進出はなりませんでしたが、実際のゲームでは信じられないような逆転劇も演出しました。
それでもチームは22勝43敗の11位でバブル入りすることなくシーズンを終えています。
シーズンオフには前オクラホマシティサンダーのビリー・ドノバンヘッドコーチが就任しました。
2020-21シーズン
2020-21シーズンに入り、ラビーンのシュート確率はさらに上がっていきました。
キャリアハイとなるシーズン平均27.4得点を記録しましたが、チームは31勝41敗でイースト11位にとどまり、プレイオフ進出はなりませんでした。
シーズン終盤には、50得点を挙げキャリハイを更新しています。
2021-22シーズン
2021-22シーズンを前にデマーデローザンやロンゾボール、アレックスカルーソなども加入したブルズ。
シーズン序盤から勝ち星を重ね、上位をキープしていましたが怪我人も出た終盤はやや負けが込みイースト6位でプレイオフに進出しました。
ラビーンは前年に比べややシュート確率が下がったものの、平均24.4得点を記録し、メンバー補充後もエースとして活躍を続けました。
プレイオフではバックスにアウェイで第2戦に勝利しましたが、そこから3連敗で1-4でシーズンを終えています。
キャリアスタッツ
レギュラーシーズン
シーズン | 年齢 | チーム | 出場試合 | 出場時間 | 得点 | リバウンド | アシスト | FG確率 | 3PT確率 | FT確率 | スティール | ブロック | TO |
14-15 | 19 | MIN | 77 | 24.7 | 10.1 | 10.1 | 3.6 | 42.2 | 34.1 | 84.2 | 0.7 | 0.1 | 2.5 |
15-16 | 20 | MIN | 82 | 28.0 | 14.0 | 14.0 | 3.1 | 45.2 | 38.9 | 79.3 | 0.8 | 0.2 | 1.9 |
16-17 | 21 | MIN | 47 | 37.2 | 18.9 | 18.9 | 3.0 | 45.9 | 38.7 | 83.6 | 0.9 | 0.2 | 1.8 |
17-18 | 22 | CHI | 24 | 27.3 | 16.7 | 16.7 | 3.0 | 38.3 | 34.1 | 81.3 | 1.0 | 0.2 | 1.8 |
18-19 | 23 | CHI | 63 | 34.5 | 23.7 | 23.7 | 4.5 | 46.7 | 37.4 | 83.2 | 1.0 | 0.4 | 3.4 |
19-20 | 24 | CHI | 60 | 34.8 | 25.5 | 25.5 | 4.2 | 45.0 | 38.0 | 80.2 | 1.5 | 0.5 | 3.4 |
20-21 | 25 | CHI | 58 | 35.1 | 27.4 | 4.9 | 4.3 | 50.7% | 41.9% | 84.9% | 0.8 | 0.5 | 2.9 |
21-22 | 26 | CHI | 67 | 34.7 | 24.4 | 4.6 | 4.5 | 47.6% | 38.9% | 85.3% | 0.6 | 0.3 | 2.6 |
プレイオフ
シーズン | 年齢 | チーム | 出場試合 | 出場時間 | 得点 | リバウンド | アシスト | FG確率 | 3PT確率 | FT確率 | スティール | ブロック | TO |
21-22 | 26 | CHI | 4 | 38.3 | 19.3 | 5.3 | 6.0 | 42.9% | 37.5% | 93.3% | 0.8 | 0.3 | 3.0 |
年齢 | 28歳 |
身長 | 196cm |
体重 | 90kg |
国籍 | アメリカ |
ドラフト | 2014年 13位 |
コメント
途中からザックラビーンとバトラーがごっちゃになっていますよ。
ブルズは今年、去年主力として活躍してたクリスダン、マルカネンらが怪我で離脱してたのもありますが、上記のメンバーに加えてポーティス、ジャパリパーカー、ルーキーのカーターJrなど成長が期待できる若手も多いので今後に期待ですね。
個人的には今年はタンクして、有望なルーキー(デューク大学のトリオなど)を取れたら凄く今後面白いチームになると思うのですが、管理人さんはいかがでしょうか。
ありがとうございます。
書く時も間違えていて何度も直して見返したつもりだったのですが申し訳ありません。
主さんが挙げたメンバーだけ見ても今後の期待値は計り知れませんね。
それでも勝つためにはラビーン以外の安定したスコアラーが必要になりそうです。
ジャバリパーカーが思ったよりっていうのが結構ショックです。
ディフェンスもよくないようなのでまた移籍かもしれませんね。