基本に忠実なプレーでタイトルを積み重ねたティムダンカン

ティムダンカン

 

ティムダンカン

NBAの中でルーキーイヤーから15年以上もの間トッププレイヤーとして1つのチーム(サンアントニオスパーズ)で活躍し続けたティムダンカン。

チャンピオンリングの獲得やチーム内での問題など様々な理由で移籍の多いNBAの中でこれほどまでに長いシーズンを常にファイナルを狙えるチーム状態で個人スタッツも維持し続けてきたプレイヤーは数えるほどしかいないでしょう。

 

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センター・パワーフォワードのポジションで圧倒的な存在感を発揮するそのプレーは、とても基本に忠実で日本人センターも参考にしたいものばかりです。

シャックやハワードのようなド派手なダンクはごく稀ですが、スラムダンクで山王の深津が言っていたように同じ2点だといわんばかりにベースラインからのバンクショットを決めるあたりがニクいです。

ローポストアタックのステップに関しても、オラジュワンのような華麗とはいえないかもしれませんが、逆に無駄な動きは一切なく最短距離でシュートポジションまで持っていくプレーは思わず「うまい!」と誰もが言いたくなるほどです。

 

英語ですが、ガーネットとスタウドマイヤーがダンカン推しというのは分かりましたね(笑)

そんな基本に忠実なプレーで積み重ねたタイトルは個人、チーム成績共にNBAトップクラスといえます。

誰もが羨むチャンピオンリングは5つ獲得していて、連覇が1つもなく最初の年と最後の年が15年間スパンがあることからも長きにわたり常にNBAのトップチームでプレーしていることがうかがえます。

個人タイトルに関しても、ルーキーオブザイヤーをはじめとしてシーズンMVPを2回、ファイナルMVPを3回、オールスターMVPを1回とまさにスーパースターといえる活躍ぶりです。

 

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とは言えダンカンも年齢と共にそのプレーに衰えが見えたのは事実です。

もちろん技術やメンタル・経験などから結果は比例していないですが、プレータイムも短くなりシーズン平均得点では8年連続で20得点を下回り、2013-14シーズンでは15点台とワーストから2番目でした。

2014プレーオフではスパーズはカンファレンスファイナルでサンダーを破り、ファイナルでも前年度王者のマイアミヒートを圧倒し見事にチャンピオンリングを獲得しています。

 

まさにスパーズらしいバスケットで、強烈なパス回しに加えてインサイドとアウトサイドのバランスのとれたオフェンスは、気付けば驚くほど点差が離れている強さと言えました。

翌年の2014-15シーズンでもほとんどメンバーの変わらないスパーズでしたがレギュラーシーズンから昨年ほどの安定感は見られず、混戦となったウェスタンカンファレンスを結果的に6位で通過し、プレーオフファーストラウンドでクリッパーズに敗戦しスパーズはシリーズを終えました。

ダンカン自身は7試合で平均得点17.9得点とチャンピオンリングを獲得した前年より高い数字を残しましたが、短期決戦では負ければスタッツも大きな意味を持たないでしょう。

さらに翌年の2015-16シーズンでは前年度チャンピオンのウォリアーズが開幕からNBA連勝記録を樹立するなどひた走ります。

スパーズもその陰に隠れながらとても高い確率でシーズンをすすめ、結果的にチーム最高勝率となる67勝15敗のウェスト2位でシーズンを終えました。

しかし、ダンカンのプレーには年齢による衰えが見られ、平均出場時間も25分台にまで減少しました。

平均得点は現役生活で初めて2ケタを割り、8.6点となっています。

プレーオフでは、ウォリアーズとのウェスト頂上決戦を望んだファンもいましたが、カンファレンスセミファイナルでサンダーに敗れシーズンを終えます。

プレーオフでもダンカンは現役生活で初めて平均得点が2ケタを割っていました。

そして2016のファイナルが終わりトレード期間に入ったころティムダンカンは引退を表明し19年間の現役生活にピリオドを打ちました。

ダンカンの引退表明は日本でもSNSなどを介し一気に広まり、その日のバスケット好きのSNSはthankyou duncanという文字をとても多く見ました。

NBA史上最も優秀なパワーフォワードとも呼ばれたティムダンカン。

ラストイヤーには後継者にもなりえるオルドリッチとプレーしたことも偶然ではないのかもしれません。

今後どのようにバスケットと関わっていくのかは定かではありませんが、NBAや世界中のバスケットファンにそのプレーを参考にするプレイヤーは数えきれないでしょう。

BA解説者 中原 雄の一人でもできるバスケットボール上達練習法

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