ラプターズを強豪チームに押し上げたデマーデローザン。
カイルラウリーと人気を二分しながらも、その実力はUSA代表に選出されるほどです。
現在はラプターズからスパーズへ移籍後、ブルズでプレイしています。
2009年ドラフト9位でNBA入団
デマーデローザンは2009年のドラフト9位でラプターズに指名されNBA入りを果たしました。
2009年のドラフトと言うと1位のブレイクグリフィンを筆頭に、3位のジェームスハーデン、5位のリッキールビオ、7位のステファンカリーと現在のNBAで活躍するメンバーがとても多く見られます。
その中で1巡目9位指名を受けたデローザンのポテンシャルの高さは誰もが納得するところでしょう。
初期シーズンキャリア
201cmの身長で身体能力も高く、典型的なUSAのシューティングガードと言うイメージがとても強いデローザンですが、ルーキーイヤーは思ったように得点を挙げれず77試合に出場するも平均得点は一桁の8.6得点でした。
それでも2年目からは一気に平均得点を伸ばし、17.2得点とするとその後は安定した活躍を見せるようになりました。
2014年におこなわれたFIBAワールドカップのメンバーにも選出され、見事にゴールドメダルを獲得しています。
アービングやカリー、ハーデンもメンバーにいたためそれほど目立つといったことはありませんでしたが、プレイタイムに相応の活躍は充分に見せてくれました。
イースト強豪チームへ
デローザンは、2015-16シーズン、2016-17シーズンとさらに平均得点を伸ばしていきます。
2017-18シーズンは個人の平均得点こそ下がったものの、チームはレギュラーシーズン首位でプレイオフに進出しました。
プレイオフファーストラウンドでは、4-2でウィザーズを退けるとカンファレンスセミファイナルでキャブスと対戦します。
レギュラーシーズンから相性の悪かったキャブスではありましたが、キングレブロンの前にまさかのスイープ負けを喫しファンからは様々な声が挙がりました。
デローザン自身もウィザーズ戦では平均26.7得点を挙げていましたが、キャブス戦では平均16.8得点にとどまっています。
チャンピオンリング獲得に向けて
2018-19シーズンを迎えるにあたり、ラプターズにはいいニュースと悪いニュースがありました。
悪いニュースは、最優秀ヘッドコーチにも選ばれたドウェインケイシーが解雇されたというもので、チームをつくりあげてきたまとめ役が変わればチームの雰囲気にも少なからず影響があるでしょう。
いいニュースはレブロンジェームズがレイカーズへ移籍し、イーストからいなくなったというものです。
マイアミ時代から数えると8年連続でレブロンジェームズが在籍したチームがイースタンカンファレンスを制していて、目の上のたんこぶだったことは間違いありません。
スパーズへの移籍
フランチャイズプレイヤーとしてラプターズでの活躍が期待されたデローザンでしたが、ケイシーやレブロンが移籍した同年にトレードによりスパーズへ移籍することになりました。
カウイレナードやダニーグリーンなど日本でも馴染みの深いプレイヤーの絡んだトレードは波紋を呼びました。
デローザンはラプターズに対し怒りを爆発させていたようですが、スパーズのポポビッチHCは歓迎と共にチーム構想をしっかりと始めていたようで、デローザンとオルドリッジを中心に新生スパーズがスタートしました。
デローザン自身は、スリーポイントをほぼ放たないスタイルを貫き、確率高く得点を重ねました。
シーズン7位でプレイオフに進んだスパーズは、ファーストラウンドで2位のナゲッツを最終戦まで追い詰めましたが惜しくも敗れシーズンを終えています。
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