カイリーアービング:史上最高峰のハンドル&ドリブラー

 

次世代No.1ポイントガードの呼び声高いカイリ―アービング。

そのキャリアは華々しく、日本でもファンがとても多い選手の1人です。

2011年ドラフト1位でNBA入団

2011年のドラフト1巡目1位でクリーブランドキャバリアーズに入団したカイリーアービング。

ルーキーイヤーからその力をいかんなく発揮し、シーズン平均18.5得点5.4アシストと素晴らしい成績を残し新人王とともにファーストルーキーチームに選出されました。

 

 

セカンドシーズン

その活躍は翌年からさらに飛躍し、シーズン平均得点は20得点を超える活躍でアシスト数も伸ばしています。

 

 

チームは24勝58敗と厳しい成績でシーズンを終えています。

キャブスとの再契約とBIG3

2014オフにFAとなったアービングですが、キャブスと5年の再契約を結びました。

その年レブロンジェームスとケビンラブをキャブスは獲得し、新ビッグ3の誕生となります。

 

 

大型補強に成功したキャブスは、そのシーズンで早くもファイナルへと進出します。

しかし、プレイオフ途中でケビンラブが肩の故障により戦線を離脱すると、アービング自身もファイナル1戦目で膝の故障が悪化しその後のファイナルへ出場することは出来ませんでした。

キャブスはレブロンジェームスが恐ろしいスタッツでチームを率いましたが、チーム力で勝ったウォリアーズが4-2で勝利しチャンピオンリングを獲得しています。

 

 

新チームでの初年度チャンピオンはなりませんでしたが、アービングの個人スタッツは、レブロンやラブが加入しても変わることなく、2014-15シーズン平均で21.7得点5.2アシストという数字を残しています。

2015-16シーズン

2015-16シーズンは、前年度ファイナルでの故障が開幕までに完治せずやや遅れたスタートとなりました。

開幕から2か月程たった12/20の復帰でしたが、クリスマスゲームからオールスター、プレイオフへとつながる悪くない時期だったと言えます。

怪我から復帰後も前年までと変わらない活躍を見せるアービングは、2015-16シーズンを平均19.6得点4.7アシスト、そしてイースト首位でプレイオフへ進出します。

 

 

2016プレイオフでキャブスは、ファーストラウンド、セカンドラウンド共にスイープで駆け上がると、カンファレンスファイナルもラプターズを4-2で降し2年連続でファイナルへと進出します。

ファイナルの相手は、昨シーズン同様にウォリアーズで、アービングとしてはリベンジの最高の舞台が整いました。

しかし、第4戦を落としたキャブスは、1-3の状態となりウォリアーズに王手をかけられます。

これまでにファイナルで1-3から逆転優勝したチームはなく、まさに絶体絶命と言える状況でした。

それでもキャブスはレブロンジェームスとアービングを中心に盛り返し、第5・6戦に勝利し決着は最終戦へともつれ込みます。

最終戦はウォリアーズのホームコートでしたが、第6戦までの勢いそのままにキャブスが勝利し、アービングは自身初となるチャンピオンリングを獲得しています。

 

 

ファイナルでのアービングの活躍は、誰もが認めるところですが、最終戦の勝負を決定付けるスリーポイントには多くのファンが鳥肌をたてたことでしょう。

2016プレイオフでアービングは、平均25.2得点というスタッツを残していてその得点能力にさらに注目が集まっています。

2016-17シーズン

2016-17シーズンでもキャブスはその強さを見せつけ、危なげなくファイナルまで駒を進めます。

ファイナルでは3年連続の同カードとなり、ウォリアーズと対戦しました。

過去2年と大きく違った点は、ウォリアーズがサンダーからケビンデュラントを獲得していたことでした。

ファイナルまで無傷で駒を進めてきたウォリアーズの強さは異常なもので、アービングとレブロンを中心にキャブスも何とか踏ん張りますが、1-4とチーム力の差を見せつけられ敗れています。

 

 

来季こそはと願ったファンも多いと思われますが、シーズンオフに信じられない報道がありました。

アービングがキャブスからトレードを志願しているというもので、理由はレブロンと別のチームでプレイしたいからというものでした。

世界中で様々な憶測が飛び交い、不仲説なども浮上しましたが核心的な理由は分からず結果的にアービングはアイザイアトーマス等とのトレードによりセルティックスへ移籍します。

2017-18シーズンもキャブスとセルティックスがイースタンカンファレンスを引っ張っていくことは間違いありませんが、そのメンバー構成は昨シーズンと大きく異なります。

アービングがほぼファイナル進出を約束されているチームから移籍してもしたかったバスケットに世界中の注目が集まりました。

2017-18シーズン

新天地セルティックスでプレイすることになったアービング。

開幕戦でいきなりキャブスと対戦することになりましたが、思わぬ事故が起きました。

セルティックスのゴードンヘイワードがリング下の競り合いから着地に失敗し足の骨を折る大怪我に見舞われシーズンを全休することになります。

開幕戦でセルティックスはキャブスに敗れています。

開幕から2連敗を喫したセルティックスでしたが、そこから破竹の16連勝を記録します。

アービングの得点とアシストも冴え渡りました。

 

 

ヘイワードのケガで心配されたチームも、アービングとテイタムやブラウンといった若手がうまく融合し強豪チームとしてプレイオフにも期待が集まりました。

しかし、アービングはこれまでもあった膝の調子がよくなく67ゲーム目を最後に手術のためシーズンをプレイオフを含め全休することになりました。

チームはイースト2位でプレイオフに進出し、カンファレンスファイナルまでコマを進めますが、最終戦までもつれ込んだ末キャブスに敗れシーズンを終えています。

 

 

2018-19シーズン

2018-19シーズンもセルティックスでの活躍が期待されたアービングでしたが、チームでやや不協和音が流れ、アービングのプレイは孤立しているようにも感じました。

メンバー的にもイーストを制してもおかしくない状況でしたが、イースト4位でプレイオフに進出し、カンファレンスセミファイナルでバックスに1-4で完敗しシーズンを終えました。

 

 

2019-20シーズン

シーズンオフにケビンデュラントと共にブルックリンネッツへ移籍したカイリ―アービング。

ケビンデュラントはアキレス腱断裂によりシーズンを全休しました。

アービングも肩を負傷しており、翌シーズンに照準を合わせ20ゲームの出場にとどまり2月を最後にシーズンを全休しました。

 

 

2020-21シーズン

 

ケビンデュラントも怪我から復帰し、シーズン開幕から強力なDUOを見せつけたアービング。

数試合消化したところで、ロケッツからジェームズハーデンも加入し、超強力なオフェンス力のあるチームとなりました。

アービングは3人の中でも出場試合が最も多く、シーズン2位の好成績でプレイオフへと進みました。

プレイオフへ入っても活躍は続き、4-1でセルティックスに勝利したファーストラウンドでは、Game4で39得点を挙げています。

 

 

カンファレンスセミファイナルでは、ネッツとの対戦となりましたが連勝スタートで勝利が期待されましたが、Game4の序盤にアービングは足首を捻挫しシリーズアウトとなりました。

チームも第7戦の末敗れシーズンを終えています。

 

 

2021-22シーズン

新型コロナウィルスの影響で、ワクチン接種の有無により選手は出場を制限されました。

アービングは、ワクチン未接種の労働者が解雇になる人々をサポートするためにワクチンを打たないと言われています。

新型コロナウィルスの制限は、世界中で徐々に緩和されNBAでもワクチン未接種の選手がゲームに出場できるようになりました。

しかし、州により条件が違い、本拠地であるニューヨークではゲーム及び練習にも参加することが出来ません。

そんな中、2022年の1月5日にシーズンデビューを果たしたアービング。

3月におこなわれたゲームで、60得点を挙げキャリアハイを更新しています。

 

 

2022-23シーズン

シーズン中盤からチームは上昇ムードに乗り、連勝を重ねイースト上位へ食い込みました。

しかし、ケビンデュラントの欠場の中、チームと来季以降の契約の話がうまくまとまらず、2月上旬にアービングはマブスへ移籍することになります。

カイリーアービングのバッシュ

カイリ―アービングは、ナイキからシグニチャーモデルであるカイリーシリーズ、廉価版であるカイリーフライトラップが発売されています。

 

 

アンクルドリュー

ご存知の方も多いと思いますが、ペプシMAXのCMでアービングが特殊メイクでおじいちゃんに扮してストリートバスケで一般の方?!を驚かしています。

映画にもなるほど人気キャラクターになっています。

 

 

キャリスタッツ

レギュラーシーズン

シーズン 年齢 チーム 出場試合 出場時間 得点 リバウンド アシスト FG確率 3PT確率 FT確率 スティール ブロック TO
11-12 19 CLE 51 30.5 18.5 3.7 5.4 46.9 39.9 87.2 1.1 0.4 3.1
12-13 20 CLE 59 34.7 22.5 3.7 5.9 45.2 39.1 85.5 1.5 0.4 3.2
13-14 21 CLE 71 35.2 20.8 3.6 6.1 43.0 35.8 86.1 1.5 0.3 2.7
14-15 22 CLE 75 36.4 21.7 3.2 5.2 46.8 41.5 86.3 1.5 0.3 2.5
15-16 23 CLE 53 31.5 19.6 3.0 4.7 44.8 32.1 88.5 1.1 0.3 2.3
16-17 24 CLE 72 35.1 25.2 3.2 5.8 47.3 40.1 90.5 1.2 0.3 2.5
17-18 25 BOS 60 32.2 24.4 3.8 5.1 49.1 40.8 88.9 1.1 0.3 2.3
18-19 26 BOS 67 33.0 23.8 5.0 6.9 48.7 40.1 87.3 1.5 0.5 2.6
19-20 27 BRK 20 32.9 27.4 5.2 6.4 47.8 39.4 92.2 1.4 0.5 2.6
20-21 28 BRK 54 34.9 26.9 4.8 6.0 50.6 40.2 92.2 1.4 0.7 2.4

 

プレイオフ

シーズン 年齢 チーム 出場試合 出場時間 得点 リバウンド アシスト FG確率 3PT確率 FT確率 スティール ブロック TO
14-15 22 CLE 13 35.7 19.0 3.6 3.8 43.8 45.0 84.1 1.3 0.8 1.5
15-16 23 CLE 21 36.9 25.2 3.0 4.7 47.5 44.0 87.5 1.7 0.6 2.3
16-17 24 CLE 18 36.3 25.9 2.8 5.3 46.8 37.3 90.5 1.3 0.4 2.7
18-19 26 BOS 9 36.7 21.3 4.4 7.0 38.5 31.0 90.0 1.3 0.4 3.1
20-21 28 BRK 9 36.1 22.7 5.8 3.4 47.2 36.9 92.9 1.0 0.6 1.2

 

 

年齢 31歳
身長 188cm
体重 88.5kg
国籍 アメリカ

 

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