カワイレナード:ディフェンスにも長けたクリッパーズのエース

2015-16シーズン

2015-16シーズンは、大きな怪我もなく72試合全てにスタメン出場しました。

更に安定したプレイを見せるレナードは、平均得点を20点台に乗せFG確率も5割を超えます。

ディフェンス面でも変わらず活躍を見せたレナードは、2年連続で最優秀守備選手に選出されました。

また、自身初となるオールスターゲームにはスタートメンバーとして出場しています。

 

 

名実ともにNBAトッププレイヤーの階段を上り始めたレナードは、この年オールNBAのファーストチームにも選出されました。

チームはシーズン67勝と過去最高の勝率をほこりましたが、プレイオフではカンファレンスセミファイナルでサンダーに2-4で敗れシーズンを終えています。

 

 

2016-17シーズン

長きに渡りスパーズを支えたティムダンカンが、シーズン前に引退を表明しました。

 

 

よりレナードのボールタッチは多くなり、シーズン平均得点も25得点を超えています。

 

 

確率がやや下がってはいるものの、アテンプトの数が明らかに増えているのがスタッツだけ見てもよく分かります。

ディフェンスの印象が強い選手ですが、オフェンス能力も高く、シュート力もあるアルティメットプレイヤーへと進化し続けている印象です。

チームは61勝のウェスト第2シードでプレイオフに進出します。

グリズリーズ、ロケッツにそれぞれ4-2で順当に勝利するとカンファレンスファイナルでは2年連続でウェストを制しているウォリアーズとの対戦となりました。

 

 

過去2年スパーズとウォリアーズのプレイオフでの対戦は見られなかったため、世界中のファンが楽しみにしていたことでしょう。

レナードはロケッツ戦で左足首を負傷していましたがカンファレンスファイナルはGame1から出場します。

アウェイながら第3クォーター途中までに21点リードしたスパーズ。

レナードもそれまでに26得点を挙げていましたが悲劇がおきました。

 

 

世界中で物議をかもしたザザパチュリアのディフェンスによりレナードは足首を負傷し、その後ゲームに出場することは出来ませんでした。

チームも21得点を逆転され敗退するとそのまま4連敗を喫しシーズンを終えています。

2017-18シーズン

2017-18シーズンは、レナードにとって最悪の年となりました。

足の負傷でシーズン前半を欠場し、復帰後には肩を負傷しそのまま全休となり結果的に9ゲームしかコートに立っていません。

チームドクターなどチームへの不満が募りスパーズを離れるという報道も多く出ていますが真相は契約発表があるまで分かりませんでした。

2018-19シーズン

多くの移籍先が噂されていたレナードですが、ラプターズとスパーズ間のトレードにより移籍が決まりました。

 

 

シーズンに入り新チームで躍動したレナード。

昨シーズンあまりプレイを見ていないせいか、その凄さを一層感じました。

 

 

ラプターズは、イースト2位でプレイオフに進出しました。

プレイオフに入ると、レナードのプレイはより輝きを増し、鬼神のような活躍を見せ強豪シクサーズ、バックスも退けました。

 

 

シクサーズ戦の伝説的なブザービーター。

バックス戦で、ヤニスアデトクンポにレナードに全てにおいて届かなかったとまで言わせるプレイ。

ラプターズの街は、これまでにない熱狂に包まれていました。

ファイナルでは、スリーピートを狙う王朝ウォリアーズとの対戦となりました。

ウォリアーズは、決して本調子と言える状況ではありませんでしたが、4-2で勝利しラプターズはチーム初となるチャンピオンリングを獲得しました。

また、レナードも自身2度目となるファイナルMVPを獲得しています。

 

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