イ・ヒョンジュンは韓国出身、201センチの長身を生かすシューティングガード兼スモールフォワードです。
アメリカのデイビッドソン大学でステフィン・カリーの母校の伝統を受け継ぐシューターとして評価を高め、NBAドラフトでは指名を逃したもののGリーグやオーストラリアのプロリーグで経験を積みました。
2025-26シーズンに加入した長崎ヴェルカではリーグトップの3ポイント成功率を記録し、チームを悲願のB1初優勝に導いています。
韓国からデイビッドソン大学へ
イは韓国で指導者を務める父の下でバスケットボールを始めました。
中学時代は170センチほどの小柄なガードでしたが、中学卒業までに190センチを超える体格に成長しています。
2018年にはオーストラリアのNBAグローバル・アカデミーに入学し、現地のセミプロリーグでプレーしながら力をつけました。
2019年にアメリカのデイビッドソン大学へ進学すると、2年時には50パーセント以上のフィールドゴール成功率、40パーセント以上の3ポイント成功率、90パーセント以上のフリースロー成功率という、いわゆる50-40-90を達成する活躍を見せています。
3年時にはオールアトランティック10ファーストチームに選ばれ、2022年のNBAドラフトにアーリーエントリーしましたが、指名は受けられませんでした。
Gリーグとオーストラリアでの武者修行
ドラフト外となった後、イは2023年2月にゴールデンステイト・ウォリアーズ傘下のGリーグチーム、サンタクルーズ・ウォリアーズと契約しました。
同年夏にはフィラデルフィア・セブンティシクサーズの一員としてNBAサマーリーグに初めて参加しています。
その後はオーストラリアNBLのイラワラ・ホークスと3年契約を結び、2023-24シーズンは32試合で平均7.3得点を記録しました。
2024年3月にはシーズン途中で大阪エヴェッサと契約し、平均15.3得点という成績でBリーグデビューを果たしています。
同年夏にはポートランド・トレイルブレイザーズの一員として2度目のNBAサマーリーグに出場し、その後はイラワラ・ホークスに戻って2024-25シーズンのNBL制覇を経験しました。
大阪エヴェッサ、そして長崎ヴェルカでの躍進
2025年7月30日、イは長崎ヴェルカと新規契約を結び、日本での本格的な挑戦を始めました。
加入1年目の2025-26シーズンはレギュラーシーズン57試合に出場し、平均17.4得点、5.6リバウンド、2.7アシスト、1.2スティールという成績を残しています。
フィールドゴール成功率は56.5パーセント、3ポイント成功率はリーグトップとなる47.9パーセントに達し、内外両方から得点できる存在として長崎の47勝13敗という好成績を支えました。
この活躍によりBリーグのアジア特別賞を受賞しています。
長崎の初優勝とNBAサマーリーグへの再挑戦
2025-26シーズンのチャンピオンシップでは7試合に出場して平均19.4得点、6.7リバウンドを記録し、チャンピオンシップMVPに選ばれました。
5月26日のファイナル第3戦では琉球ゴールデンキングスを72対64で下し、長崎ヴェルカはクラブ創設からわずか5年での初優勝を達成しています。
シーズン終了後の6月4日、イはサンアントニオ・スパーズの一員として「NBA SUMMER LEAGUE 2026」への出場が発表されました。
7月からラスベガスで行われているこの大会は自身3度目のNBAサマーリーグ参戦で、どこまでアピールできるかが注目されます。
プレイスタイル
201センチの長身を持ちながらシューティングガード的な感覚でプレーできるのが特徴で、大学時代から自身のモデルとしてクレイ・トンプソンを挙げるほど、キャッチ・アンド・シュートを軸にした精度の高い3ポイントシュートを持ち味とします。
長崎ヴェルカでは高い成功率を保ちながら得点を重ね、リバウンドやスティールなど守備面でも貢献してきました。
一方でNBAサマーリーグのような高強度の舞台では、まだシュート精度にばらつきが見られる場面もあり、ボールを持ってのプレー創出力を含めて伸びしろが残る部分といえます。
プロフィール
| 生年月日 | 2000年10月23日 25歳 |
| 身長 | 201cm |
| 体重 | 95kg |
| 国籍 | 大韓民国 |






















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