ラメロ・ボールは2020年のNBAドラフトで3位指名を受け、ホーネッツで6シーズンを過ごしたポイントガードです。
高いパスセンスとロングレンジのシュート力を武器にしながら、足首の故障に繰り返し悩まされてきた選手でもあります。
2026年6月にはミネソタ・ティンバーウルブズへ移籍し、新たな章を迎えようとしています。
異色の経歴からドラフトへ
ラヴァー・ボールとティナ・ボール夫妻の三男として生まれたラメロは、兄のロンゾ、ライアンジェロとともに幼少期からバスケットボール漬けの環境で育ちました。
チノヒルズ高校で全国的な注目を集めた後、コーチ陣との対立を機にリトアニアのプリエナイへ移籍。
さらに大学進学を回避してオーストラリアのイラワラ・ホークス(NBL)でプレーし、そこでの活躍が評価を押し上げました。
2020年11月18日のドラフトでは、ホーネッツから全体3位で指名されています。
ロンゾと合わせて史上初めて兄弟そろって上位3位以内で指名される記録も生まれました。
新人王としての衝撃的なデビュー
2020-21シーズン、ラメロは開幕からベンチスタートで起用されましたが、20試合目から先発に定着します。
1月9日のホークス戦では19歳140日でトリプルダブルを記録し、当時のNBA史上最年少記録となりました。
3月には右手首を骨折して残りシーズンを絶望視されましたが、わずか1カ月半で復帰。
51試合で15.7得点、5.9リバウンド、6.1アシストを残し、アンソニー・エドワーズやタイリース・ハリバートンらを抑えてルーキー・オブ・ザ・イヤーに選出されました。
オールスター入りと飛躍
続く2021-22シーズンは75試合に先発し、20.1得点、6.7リバウンド、7.6アシストと数字を伸ばしました。
ケビン・デュラントの欠場に伴う繰り上げという形ながら、自身初のオールスターに選ばれています。
このシーズンに記録した5回のトリプルダブルは、当時のホーネッツ球団記録でした。
一方でこの年もプレーインでの敗退に終わり、ジェームズ・ボアグレイ監督が解任される一因ともなりました。
度重なる足首の故障
2022-23シーズンはプレシーズンで左足首を捻挫し開幕から13試合を欠場、復帰後の11月にも同じ足首を再負傷しました。
2月27日には今度は右足首を骨折し、シーズンを終える形となり出場は36試合にとどまっています。
翌2023-24シーズンも好調な滑り出しから一転、11月23日のマジック戦で同じ右足首を再度痛め、出場は22試合にとどまりました。
この間、キャリアを通じて最も出場機会を制限された時期となりましたが、出場した試合では23点台の得点を残しており、健康であれば示せる潜在力の高さも際立ちました。
キャリアハイの出場率とシーズン絶望
2024-25シーズンは開幕戦から30得点10アシストを記録するなど好調にスタートし、11月23日のバックス戦ではキャリアハイの50得点をマークしました。
47試合で平均25.2得点、4.9リバウンド、7.4アシストと自己ベストの得点を残しましたが、3月28日にホーネッツは足首と手首の軽度の処置のためラメロが今シーズンを終えると発表しています。
個人としては最も充実した内容を見せながら、またしても健康面の問題でシーズンを完走できませんでした。
復活のシーズンとホーネッツ最後の年
2025-26シーズンはキャリア最多となる72試合に出場し、20.1得点、4.8リバウンド、7.1アシストを記録しました。
チームとしても44勝38敗とラメロ在籍期間で最良の成績を残しましたが、プレーインではオーランド・マジックに敗れ、正式なプレーオフ進出は今回も叶いませんでした。
結果として、ホーネッツ在籍6シーズンを通じて一度も本戦のプレーオフには進出できなかったことになります。
ティンバーウルブズへ移籍
2026年6月25日、ホーネッツはラメロとジョシュ・グリーンをティンバーウルブズへ放出し、見返りにネイズ・リード、2033年のプロテクトなしの1巡目指名権、2028年から2030年にかけての1巡目指名権交換権、複数の2巡目指名権を獲得したと報じられています。
ティンバーウルブズにとっては、2020年ドラフトで全体1位指名したアンソニー・エドワーズと、全体3位指名だったラメロを同じバックコートに並べる大型補強となりました。
キャリアスタッツ
レギュラーシーズン
| シーズン | 年齢 | チーム | 出場試合 | 出場時間 | 得点 | リバウンド | アシスト | FG% | 3PT% | FT% | スティール | ブロック | TO |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2020-21 | 19 | CHO | 51 | 28.8 | 15.7 | 5.9 | 6.1 | 43.6% | 35.2% | 75.8% | 1.6 | 0.4 | 2.8 |
| 2021-22 | 20 | CHO | 75 | 32.3 | 20.1 | 6.7 | 7.6 | 42.9% | 38.9% | 87.2% | 1.6 | 0.4 | 3.3 |
| 2022-23 | 21 | CHO | 36 | 35.2 | 23.3 | 6.4 | 8.4 | 41.1% | 37.6% | 83.6% | 1.3 | 0.3 | 3.6 |
| 2023-24 | 22 | CHO | 22 | 32.3 | 23.9 | 5.1 | 8.0 | 43.3% | 35.5% | 86.5% | 1.8 | 0.2 | 3.8 |
| 2024-25 | 23 | CHO | 47 | 32.0 | 25.2 | 4.9 | 7.4 | 40.5% | 33.9% | 84.3% | 1.1 | 0.3 | 3.6 |
| 2025-26 | 24 | CHO | 72 | 28.0 | 20.1 | 4.8 | 7.1 | 40.7% | 36.8% | 89.9% | 1.2 | 0.2 | 2.8 |
プレイオフ
出場経験なし
| 生年月日 | 24歳 |
| 身長 | 6フィート7インチ(201cm) |
| 体重 | 180ポンド(81kg) |
| 国籍 | アメリカ合衆国 |

















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