予選リーグも終盤へと突入したFIBAバスケットボール・ワールドカップ2014。
世界中のバスケットファンが注目するアメリカ代表は4戦目をドミニカと対戦し106-71の快勝で開幕から4連勝となりました。
第1クォーターこそ25-21のスコアとなりましたが、前半終了時にその点差は15点に開き、第3クォーターでさらに31点差をリードしたアメリカは危なげないゲーム運びで見事に勝利しています。
これまでのゲームに比べて全選手の出場時間がより平均的といえるゲームでしたが、今大会乗りに乗っているケネスファリードがリーダーの16得点を挙げています。
同じく好調のスプラッシュブラザーズの2人もステファンカリーが2/4、クレイトンプソンが2/5の高確率で3ポイントシュートを沈めています。
いつもよりプレイタイムの伸びたデローザンの活躍も目立ち、ハイライト動画にもよく顔を出しています。
怪我からの復帰となるデリックローズは今回も13分程の出場でまだまだ本域ではなさそうですが、同じくポイントガードのカイリーアービングもあまり調子がよさそうな姿を見せてくれません。
来季大注目のキャブスのPGとしてスペイン戦までには仕上げて欲しいモノです。(対戦するかどうかは確定していません)
ここまでA・B・C・D各リーグで全勝はスペイン・ギリシャ・アメリカ・スロベニアとなっていますが、決勝トーナメントは各リーグの4位まで計16チームのトーナメント方式で争われ、NBAのプレイオフ同様にA1位とB4位、A2位とB3位といったような対戦となるため各チーム少しでも順位を上げたいところです。
決勝までスペインとアメリカは対戦しませんが、アメリカがそれまでに対戦する可能性のあるリトアニア・オーストラリア・スロベニアも強豪国なので面白いゲームが期待できそうです。
開催国のスペインはアメリカよりも乗っています。
ここまで危なげなく4連勝ですが会場の盛り上がりが他のチームと比べて半端じゃないのでさらにその強力な戦力を押し上げています。
フランス戦ではスパーズのボリスディアウも出場していましたが、ほとんど活躍が見られないほどスペインの強さが圧倒していました。
イバカとガソール兄弟の強力インサイドにアメリカがどう対応するのか今から楽しみでなりません。
また、アジア勢から出場しているイラン、韓国、フィリピンの中でイランがエジプトをやぶりアジア勢初勝利を挙げました。
しかし、3チームでここまで1勝11敗と厳しい数字になっています。
日本よりも強いチームがこの成績で、さらにまだ中国もいますし日本がバスケットのワールドカップで活躍できるのはいつなんだろうかと不安になってしまいますが、多くの若い世代と今後の協会の運営に期待して今回はこの辺りで。
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