決勝カードと予想された、セルビアvsアメリカ。
5-8位決定戦でそのカードは実現しました。
ゲーム展開
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | T | |
SRB | 32 | 12 | 27 | 23 | 94 |
USA | 7 | 33 | 28 | 21 | 89 |
第1クォーターから、信じられないような展開となりました。
セルビアが32-7の25点リードでゲームはスタートします。
第2クォーターでアメリカも持ち直しますが、背負ったビハインドは大きく逆転することは出来ませんでした。
終盤も粘りを見せたアメリカですが、セルビアのシュートも外れず、結果的に94-89でセルビアが勝利しています。
セルビアは5-6位決定戦へ、アメリカは7-8位決定戦へ進むことになります。
個人スタッツ
セルビアでは、スリーポイントを7本沈めたボクダンボクダノビッチが28得点を挙げスコアリーダーとなっています。
ニコラヨキッチは、9得点にとどまりましたが7アシストと相変わらずのスタッツです。
また、アルゼンチン戦ではほとんどプレイタイムを与えられなかったボバンがインサイドを制圧しているような時間帯もありました。
敗れたアメリカでは、ハリソンバーンズが22得点を挙げスコアリーダーとなっています。
ケンバウォーカーが18得点で続きますが、先日のスティールされたシーンや今日のスリーポイントをブロックされるシーンなどはあまり見慣れません。
ファンの声
第1クォーターの試合運びにNBAファンからは悲痛の声が上がっていました。
「こんなアメリカは見たくない」
「もう何かキレちゃってるのかな?!」
「日本とアメリカの試合みたいだ」
「オリンピック誰も呼ばれないぞ!」
「もう見てられない」
「泣きそう・・・」
アメリカ代表の連日の敗戦。
NBAファンなら誰もが目を覆いたくなるような事実でしょう。
世界のレベル
今大会のアメリカ代表は、日本でも3軍・4軍・5軍と好き放題書かれていました。
恐らく自国では、もっと酷いコメントが散乱していたことでしょう。
それでもフランス戦を終えたポポビッチHCのコメントでは、
「彼らの変わりはいない。この夏を捧げてくれたことに感謝している。彼らの代わりを探すなら彼らにもフランス代表にもリスペクトがない。」
という誰もが納得するような真っ当なものでした。
確かに代表を辞退したスーパースターは多いですが、NBAのチームでベンチメンバーの選手は代表にはいません。
逆にフランスにしてもセルビアにしても、NBA選手だけで試合をすることは出来ません。
セルビアに準々決勝で勝利したのは現役NBA選手が1人もいないアルゼンチンです。
日本のレベルだけが急速に上がっているような感覚でいましたが、世界のレベルは同等かそれ以上のペースで上がっているようです。
最後に
アメリカの連日の敗戦にショックを隠せませんが、第1クォーターだけで8/9でスリーポイントを沈めたセルビアが強かったという他ないでしょう。
全体でもスリーポイントを15/31の48.4%で沈め、アメリカ相手にFG確率は52.4%と高い数字を残しています。
ボグダンボグダノビッチの、スタイルの良さと美しいシュートに毎試合見入ってしましますが2019-20シーズンが楽しみでなりません。
アメリカ代表の選手も、最終戦を圧倒的勝利で飾って次シーズンに繋げてほしいところです。
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