NBAの選手でアイザイアトーマスというと、ピストンズに在籍したレジェンドPGをイメージする方も多いと思われます。
セルティックス時代にその名を馳せたアイザイアトーマスも、NBAの中で注目を集めた選手の1人です。
同姓同名のため親子と思われている方もいるかもしれませんが、血縁関係はありません。
ワシントン大学からキングス入団
アイザイアトーマスは、2011年のドラフトでキングスに入団しています。
ドラフトの順位は2巡目で、しかも60位の最下位というものでした。
言ってみれば世界の60番目ではあるのですが、スーパースターと呼ばれる選手たちでこれほど順位が低い選手も稀です。
理由として考えられるのは身長以外にありませんが、60位であっても批判的な意見が多かったのも事実です。
ちなみに2011年ドラフトの現在活躍している選手たちの順位は以下のようになっています。
K・アービング | 1位 |
T・トンプソン | 4位 |
B・ナイト | 8位 |
K・トンプソン | 11位 |
K・レナード | 15位 |
I・シャンパード | 17位 |
K・フェリード | 22位 |
J・バトラー | 30位 |
こうやって見返してみると意外な部分も多いです。
アービングとトーマスのマッチアップは、ドラフト1位と60位の対決だと思うとやや見方も変わってきます。
そんな下馬評の中、ルーキーイヤーからトーマスは65試合に出場し平均得点2ケタを記録しています。
NBAのルーキーイヤーで平均2ケタ得点を残すのは容易なことではありませんが、175cmのトーマスが成し遂げたことに驚いたバスケットファンも少なくないでしょう。
アシストは平均4.1としていて、このころからすでに攻撃的なPGだったと言えます。
チームは22勝44敗と低迷しており、その後トーマスは個人スタッツをさらに伸ばしていきますが在籍した3年でチームが飛躍することはありませんでした。
サンズへ移籍
3年目のシーズンで平均20得点以上を挙げたトーマスでしたが、そのシーズンオフにキングスから放出されることとなりました。
キングスがダレンコリソンと契約したことが最大の理由とされています。
また、トレード後シーズン前には関節鏡による左手首の手術を受けています。
サンズでは、ドラギッチ、ブレッドソーとの3ガードで様々な物議をかもしましたが思ったような結果は得られず、初年度のシーズン途中でセルティックスへ移籍することになります。
その後のトーマスの活躍を見てサンズのGMは、トーマスを放出したのは間違いだったとコメントしています。
セルティックスへ移籍
2014-15シーズン
2014-15シーズン途中での移籍となったトーマスですが、21試合に出場し平均19得点、5.4アシストを記録します。
チームもプレイオフに出場したため、トーマスにとっては初のプレイオフとなりました。
ファーストラウンドでカンファレンスチャンピオンとなったキャブスと対戦し、0-4で敗れていますが、トーマスは初のプレイオフながら4試合で平均17.5得点、7アシストを記録しています。
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