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3年連続ブロック王に輝いた「勉族」マーカスキャンビー

 

勉族という大きなタトゥーを右腕に入れていたことから日本人ファンもとても多かったマーカスキャンビー。

当時テレビを見ながらどういう意味?!

と思ったNBAファンの方も少なくないと思いますが、勤勉の勉と家族の族をとった造語のようです。

ド派手なブロックショットやダンクが魅力の選手でもありますが、リバウンドやディフェンスなどキャンビーにぴったりのタトゥーであったのかもしれません。

1996年ドラフト

多くのスター選手が名を連ねる1996年のドラフトで、全体2位指名を受けたマーカスキャンビー。

1位はアレンアイバーソンで、その他にも4位にステファンマーベリー、5位にレイアレン、6位にアントワンウォーカー、13位にコービーブライアント、15位にスティーブナッシュ、17位にジャメンオニール、24位にデリックフィッシャーと有名選手が名を連ねています。

その中でアイバーソンに続く2位で指名されたことはキャンビーのポテンシャルに対する期待の大きさを物語っているといえるでしょう。

 

 

 

3年連続ブロック王

ニックスやナゲッツの印象が強いファンの方が多いと思われますが、ルーキーイヤーから2年はトロントラプターズでプレイしその後ニックスで4年、ナゲッツで6年プレイしています。

ルーキーイヤーから14.8得点6.3リバウンド2.1ブロックと素晴らしい記録を残したキャンビーですが、キャリアでの平均得点はルーキーイヤーがベストで、その後はブロックショットをはじめとしたディフェンスやリバウンドで頭角をあらわしていくことになります。

211cmという身長に似つかわしくないスピードに加えて長い手足でブロックショットを量産したキャンビーは2005-06シーズンから3年連続でブロック王を獲得しています。

キャリア平均でも2.4本と全盛期を過ぎたナゲッツを去った後もその存在感が0になることはありませんでした。

 

 

このブロック3連発が36歳にポートランドでプレイしていた時の映像なので、これだけみても身体のより動いた全盛期がどれほど相手にとって驚異的だったか想像できます。

乱闘シーンも多い選手

インサイドの気迫溢れるプレイヤーに多い乱闘騒ぎも少なくない選手の1人でした。

毎度書いていますがそういった部分は決して真似しないようにしましょう。

 

 

36歳の時にこのプレイですからね・・・

若かれし頃にどれだけ血の気が多いプレイヤーだったのかと考えてしまいますが、下の動画ではニックス時代にやはりたいへんなことになっています。

 

 

相手ディフェンスの悪質なスクリーンアウトも事の発端ではありますが、ゲームの途中におもいっきり振りかぶって殴りにいく選手は数あるNBAの乱闘シーンでもそれほど多くありません。

ヘッドコーチのヴァンガンディーが止めに入っていなければパンチはヒットしもっと大事なことになっていたでしょう。

ヴァンガンディーは大男と正面衝突し軽い脳震盪を起こしてしまいましたが、キャンビーへの罰則のことを考えるとチームのために体をはったといったところでしょうか。

 

キャリスタッツ

レギュラーシーズン

シーズン 年齢 チーム 出場試合 出場時間 得点 リバウンド アシスト FG確率 3PT確率 FT確率 スティール ブロック TO
96-97 22 TOR 63 30.1 14.8 6.3 1.5 48.2% 14.3% 69.3% 1.0 2.1 2.1
97-98 23 TOR 63 31.8 12.1 7.4 1.8 41.2% 0.0% 61.1% 1.1 3.7 2.1
98-99 24 NYK 46 20.5 7.2 5.5 0.3 52.1% 55.3% 0.6 1.6 0.8
99-00 25 NYK 59 26.2 10.2 7.8 0.8 48.0% 50.0% 67.0% 0.7 2.0 1.2
00-01 26 NYK 63 33.8 12.0 11.5 0.8 52.4% 12.5% 66.7% 1.0 2.2 1.0
01-02 27 NYK 29 34.7 11.1 11.1 1.1 44.8% 0.0% 62.6% 1.2 1.7 1.4
02-03 28 DEN 29 21.2 7.6 7.2 1.6 41.0% 40.0% 66.0% 0.7 1.4 0.9
03-04 29 DEN 72 30.0 8.6 10.1 1.8 47.7% 0.0% 72.1% 1.2 2.6 1.4
04-05 30 DEN 66 30.5 10.3 10.0 2.3 46.5% 0.0% 72.3% 0.9 3.0 1.6
05-06 31 DEN 56 33.2 12.8 11.9 2.1 46.5% 9.1% 71.2% 1.4 3.3 1.6
06-07 32 DEN 70 33.8 11.2 11.7 3.2 47.3% 0.0% 72.9% 1.2 3.3 1.7
07-08 33 DEN 79 34.9 9.1 13.1 3.3 45.0% 30.0% 70.8% 1.1 3.6 1.5
08-09 34 LAC 62 31.0 10.3 11.1 2.0 51.2% 25.0% 72.5% 0.8 2.1 1.5
09-10 35 合計 74 31.3 7.5 11.8 2.5 47.5% 28.6% 63.9% 1.3 2.0 1.2
09-10 35 LAC 51 31.3 7.7 12.1 3.0 46.6% 33.3% 65.9% 1.4 1.9 1.3
09-10 35 POR 23 31.2 7.0 11.1 1.5 49.7% 0.0% 58.1% 1.1 2.0 1.2
10-11 36 POR 59 26.1 4.7 10.3 2.1 39.8% 0.0% 61.4% 0.7 1.6 1.1
11-12 37 合計 59 22.9 4.9 9.0 1.8 44.6% 40.0% 45.3% 0.8 1.4 1.0
11-12 37 POR 40 22.4 3.8 8.9 1.9 41.6% 47.4% 0.8 1.4 1.2
11-12 37 HOU 19 24.1 7.1 9.3 1.7 48.4% 40.0% 42.3% 0.9 1.5 0.5
12-13 38 NYK 24 10.4 1.8 3.3 0.6 32.1% 42.1% 0.3 0.6 0.6

 

プレイオフ

シーズン 年齢 チーム 出場試合 出場時間 得点 リバウンド アシスト FG確率 3PT確率 FT確率 スティール ブロック TO
98-99 24 NYK 20 3.0 10.4 7.7 0.3 56.6% 0.0% 61.6% 1.2 1.9 0.8
99-00 25 NYK 16 0.0 4.8 7.0 0.4 33.7% 0.0% 61.3% 0.5 1.4 0.8
00-01 26 NYK 4 4.0 6.3 8.0 1.8 38.5% 38.5% 0.5 2.3 0.5
03-04 29 DEN 5 5.0 12.6 11.4 2.4 49.1% 50.0% 57.1% 0.8 1.4 1.2
04-05 30 DEN 5 5.0 10.2 11.2 1.8 41.5% 63.0% 0.6 3.2 2.2
05-06 31 DEN 5 5.0 11.4 11.0 2.2 41.9% 55.6% 0.8 2.8 0.8
06-07 32 DEN 5 5.0 7.6 14.8 2.0 37.8% 66.7% 0.8 3.2 2.0
07-08 33 DEN 4 4.0 3.3 13.3 3.0 23.8% 100.0% 33.3% 1.0 3.0 2.5
09-10 35 POR 6 6.0 5.8 10.0 2.3 42.1% 0.0% 50.0% 0.7 1.2 0.5
10-11 36 POR 6 6.0 3.5 9.7 1.3 45.5% 100.0% 0.0% 0.7 1.5 0.8
12-13 38 NYK 3 0.0 0.7 0.7 0.0 100.0% 0.0 0.0 0.3

 

最後に

最後は少し話がそれてしまいましたが、インサイドプレイヤーの方は乱闘シーン以外のプレイ、特にディフェンスでのカバーリングのタイミングなど日本人でも参考になる部分は多いです。

映像が古いので見にくい部分はありますが何度も繰り返し見て明日からのプレイに活かしてください。

 

年齢 49歳
身長 211cm
体重 107kg
国籍 アメリカ

 

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