混戦必至だった2014NBAプレイオフのファーストラウンドでしたが、ようやく長い戦いも終わり、全てのカードで決着がつきカンファレンスセミファイナルの顔ぶれが揃いました。
結果的にはほぼ順当と言えるもので、第7戦までもつれ込んだ各カンファレンスの上位チームであるスパーズ、サンダー、ペイサーズは、最終戦をホームで全てのチームが10点差以上で勝利し次につなげました。
勝ったからよかったものの、ここまで上位チームが揃って苦戦したのは長いNBAの中でも少ないでしょう。
少なくとも管理人が見てきた中では初めてのことでした。
第7戦までもつれた時に多くの方は上位チームの勝ちを確信していたと思いますが、それでもバスケットに限らずどんなスポーツでも波乱はつきものなので、僅かながら期待したという方もいるかもしれません。
しかし、あっけなく3チームとも勝利するという結果でした。
それでもカンファレンスセミファイナルからの盛り上がりを考えればベストな結果と言った方がいいでしょう。
スパーズと激戦を繰り広げたマブスは、ファーストラウンドが7戦制になってから唯一ファーストシードでファーストラウンド敗退をきしているチームです。
当時とメンバーは大幅に違いますが、エースのノビツキーは健在で、ビンスカーターも加わって逆パターンを期待しましたが、やはり今年もスパーズは強いです。
最終戦は20点差以上ついたようですが、これも全てポポヴィッチ監督の作戦だったら恐ろしいです。
年齢層の高いスパーズが最終戦までもつれこむことにメリットはなさそうなのでさすがにそれは無いですかね。
結果的には順当な結果が多かったですが、各カンファレンス共にシーズン4位と5位の戦いは5位のウィザーズとブレイザーズが勝利しています。
マイケルジョーダンも喜んでいると思うと管理人も嬉しいです。
少し話がずれましたが、一番の波乱はイースタンカンファレンス3位のラプターズと6位のネッツとの対戦で、第7戦までもつれ込んだ結果、ネッツが1点差で勝利をおさめて、カンファレンスセミファイナルへの出場を決めました。
やはりあの男がやってくれたという感じですが、ポールピアス、ケビンガーネットの存在はスタッツ以上のものがあります。
終了間際の攻防では、1点勝っている状態で残り9秒ほどでネッツボールのハーフコートのスローインでほぼ勝ちといえる状況から、ピアスへのパスがカットされ、ルーズボールをピアスが相手に当てられてラプターズボールになるという少し信じ難い状況がありました。
ピアスが・・・と少しうなだれていたら、最後のラプターズのオフェンスでペネトレイトしてきたガードプレイヤーをピアスがブロックしてタイムアップと落ちがついていました。
ラプターズのローリーはこのプレイオフでとんでもなく難しいシュートを何度も決めているのを目にしましたが、将来が楽しみな選手の一人です。
ピアスに関しては、さすがという他ありませんね。
コービーやレブロンをブロックしているのも数回見ているのでやはりこの男はなにかもってます。
カンファレンスセミファイナルでは2連覇中のヒートとの対戦ですが、レブロンとのマッチアップは壮絶なものになりそうです。
今シーズンはシーズン成績ではまさかの4戦4勝ですし混戦続きの今年は何が起こるかわかりません。
管理人も含めてこのマッチアップを一番楽しみにしていたファンも少なくないと思うので結果はどうにせよ素晴らしいゲームを楽しみにしています。
もう一つの注目カードはウェスタンカンファレンスの2位と3位が激突するサンダーとクリッパーズの対戦で、タレント揃いの両チーム共にファーストラウンドでは思わぬ?!苦戦をしいられて最終戦までもつれているので、ほぼ休みは無く熱も冷めやらぬまま序盤から激しい戦いが予想されます。
昨年はウェストブルックの怪我に泣いたサンダーですが、今シーズンはプレイタイムを徹底的にコントロールして、好調をキープしファーストラウンドの最終戦ではトリプルダブルの活躍でいよいよエンジン全開といったところです。
それに加えてNBAの中でも屈指のスコアラーといえる今シーズン得点王のケビンデュラントの存在はとてつもないです。
乗っているときのサンダーのオフェンスを見るとこのチームどうやって止めるんだろうと思ってしまうのは管理人だけじゃないはずです。
対するクリッパーズも現在のNBAトップPGという方も少なくないクリスポールを中心にインサイドプレイヤーまでアグレッシブなプレイで観客を盛り上げホームの雰囲気は最高です。
先日日本でのプレイオフ進出を決めたリンク栃木の田臥選手も最近はクリスポールのプレイを参考にしているとインタビューに答えていたようで、その活躍なくして上位のサンダーをやぶることは出来ないので素晴らしいプレイに期待したいです。
またまた熱い2週間になりそうですが、どの試合も目が離せません。
コメント