スパーズがホームの2戦を2連勝でスタートさせ、その内容・点差も素晴らしかったことから少し不安視されたウェスタンカンファレンスファイナル。
第3戦にケガで欠場していたイバカの復帰やホームコートということもありシリーズ初勝利をあげたサンダーが第4戦もウェストブルック、デュラントの活躍により見事勝利をおさめ、戦績を2勝2敗のタイに持ち込みました。
ゲーム展開
スコアは105-92となっていて、これまでの3戦に比べると最後まで結末の分からない接戦でした。
これまでの3戦、特に初めの2戦は差が開きすぎていたのでカンファレンスファイナルであればこれくらいのゲーム展開であってほしいです。
サンダーのスタッツ
サンダーはウェストブルックが40得点と爆発し、アシストも10とオフェンス面での活躍に加えて、ディフェンス面でもスティールが5とまさに大車輪の活躍でした。
デュラントも31得点を挙げていて、フィールドゴール、3ポイント共に5割の数字でさすがといったところです。
ウェストブルックのプレイ
今回のカンファレンスファイナルを見てウェストブルックのプレイは、ホントに紙一重の部分が多いです。
第3戦の前半にもそういったプレイが多く見られましたが、無理やり突っ込んでいってリングにも当たらないようなシュートを連発したり、ファールが吹かれないとディフェンスにも戻らず執拗な抗議、スティールされれば相手選手への報復ともとれるファール覚悟のディフェンスなど、?と感じるプレイも多いです。
しかしこの舞台でこれだけのスタッツを残せる選手も数少ないのは事実で、こういったプレイと紙一重のところで生まれるんだろうと思うしかありません。
あれだけのプレイが出来る選手が何でこんなことを?とか、あんなプレイをする選手が何でこんな素晴らしいプレイが出来る?!など管理人には理解できませんが・・・
メンタル面を成長させチームプレイの中で自分のプレイが出せればより素晴らしいプレイヤーになれると思うのが「普通」の考え方ですが、このレベルまでいくとそんな常識だけでは測れない何かがあるんでしょうねきっと。
そういうことにしとかないと答えが出ません。
それにウェストブルックがそういうプレイヤーになっても今ほどのスタッツが残せないかもしれませんし、見ているほうも面白くないのは事実です。
スパーズのスタッツ
少し話がずれましたが、対するスパーズはフィールドゴールが40%を切ったのにプラスして、ダンカンとジノビリが1ケタ得点、パーカーも14得点に終わったのが気になります。
ジノビリは出場時間が10分ほどと短かったですが、ダンカンはいつもと同じくらいといえる25分出場してアテンプトが10本と少なく、回りにさばいていたとの見方もとれますが、やはり攻め切れなかったという方が当てはまるでしょう。
スパーズはベンチプレイヤーも含めて多くの選手が得点を取るチームではありますが、このあたりの戦いまで来るとやはりダンカン、ジノビリ、パーカーの活躍なくしては勝てないと言えるので残りのゲームの活躍に期待したいです。
最後に
次はいよいよ運命の第5戦ですが、この試合に勝った方が8割方ファイナルへ駒を進めるといっても過言ではないので目が離せません。
スパーズのホームコートでこれまでのホームの2戦を見ていると有利なのは間違いありませんが、この2試合でサンダーが思った以上に勢いに乗っているので激戦必至の展開となるでしょう。
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