先日見事にサンアントニオスパーズがNBA2014チャンピオンに輝きました。
ファーストラウンドこそ7戦までもつれこみ苦戦しましたが、その後はその強さを見せつけた結果となりました。
セカンドシリーズをブレーザーズ相手に4-1、
カンファレンスファイナルをサンダー相手に4-2、
ファイナルをヒート相手に4-1
と危なげない戦績でした。
勝利しているゲームも20得点差以上やそれに近い点差で圧勝というものが多く、その強さに驚かされた方も多いでしょう。
王者ヒートの崩壊
ファイナルでヒートまで同じような結果に終わってしまうと予想していた方はどれくらいいるでしょうか?!
スタイルの異なる2つのチームですが、2013-14シーズンのチームスタッツでは興味深いほど近い数字を残していて、手に汗握る接戦を期待した方のが多いのではないでしょうか。
両チームのファンをのぞけばそれ程偏った予想にはなっていなかったはずです。
管理人は少なくともそう思っていましたし、ヒートが勝つと思っていました。
この展開は全く予想してなかった・・・まだまだ勉強不足です。
3戦目以降スパーズの強さだけが印象に残っているファイナルとなってしまいましたが、第1・2戦はどちらかというとヒートペースと言えるものでした。
第1戦は、エアコンの故障によるレブロンの途中退場がなければ正直分からない展開でしたし、2戦目に関してはアウェイでヒートが勝利しています。
ファイナルのアウェイでの1勝というのはとんでもない価値があると思っていたのですが、その後ヒートはホームでまさかの連敗。
ヒートの大敗の影にあの1戦目のレブロンの故障は関係しているのでしょうか?!
キングレブロンも沈黙
2戦目で35得点を挙げる活躍はしましたが、キングの凄みを最後まで感じることの出来ないファイナルだったと管理人は思っています。
スパーズのディフェンスがよかったのは間違いありませんが、MVPを獲得したレナードであってもレブロンを一人で止めるのは難しいです。
スパーズがダブルチームにいくシーンをよく目にしましたが、それでもヒートの得点は伸びませんでした。
まずレブロンがベストの状態じゃないのに加えてダブルチームからオープンパスを受けた選手の決定力もイマイチだった印象が強いです。
スパーズのローテーションも速くダブルチームに行きながらも守れているような感じになっていました。
ウェイドの不調
ウェイドの不調が大きかったと管理人は思っていますが、ドライブで抜け切れずにファールをもらいにいってシュートを外したり、ブロックされるシーンなどは信じ難い姿でした。
あのウェイドが?!と思った方も少なくないでしょう。
膝の故障の影響とはいえファイナルでウェイドがああいう結果に終わったことはとても残念です。
この2人がベストじゃなければヒートがこういった負け方をするのは理解できます。
ガード人の差
それに加えてガード陣も完全にパーカー、ミルズに先手を打たれていて、正直手も足も出ないといえるほどでした。
特にパーカーへのスクリーンからマークマンがずれドライブに対応しきれずに得点やパスをさばかれたシーンを何度も目にしました。
逆にヒートのチャルマーズ、ノギスコールがそういったプレイをしたのは数えられるくらいでしょう。
第5戦ではスタートからレブロンがポイントガードをやってましたし・・・
ジョーダン、コービーでもやらないでしょ・・・
それでも第1クォーターでレブロンは16得点を挙げますがやはり長くは続きませんでした。
最後に
選手だけでなくヘッドコーチの差という意見も耳にしますがそれはまた別の機会に。
ディフェンス面に関しても書きたかったのですが長くなってしまったのでまた次回書きたいと思います。
これらは全て管理人の個人の主観なのであしからず。
最悪ともいえる形でシーズンを終えたヒートですが、今年はビッグ3が3人ともFAの権利をもっていて王者復権に向けてその挙動が大きく注目されることは間違いないでしょう。
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