いよいよ始まったNBA2014ファイナルですが第1戦から見ごたえのあるゲームでした。
カンファレンスファイナルが接戦と呼べるゲームが少なかっただけによりそう思えたかもしれません。
1試合の中に何度も流れが入れ替わり常に7点以内の点差でゲームが進んでいくような展開はホントにしびれます。
今年もファイナルはNHKのBSでもライブ放送されているようでありがたいです。
WOWOWなどの有料チャンネルを契約されていない方でも生の臨場感を存分に味わえる少ない機会です。
いつもどれだけ短縮で放送されているのかと思うくらい長いですが・・・
ゲーム展開
結果的にはまさかの15点差という大差がついて110-95でスパーズが勝利しました。
序盤はスパーズペースと言える展開でしたが、後半に入りヒートのディフェンスに苦しんだスパーズはタンオーバーを連続し速攻などからヒートがリードする展開が続きました。
第4クォーターに入ってもその流れは変わらないと思われた時にレブロンがベンチに下がりました。
その点差は徐々につまりレブロンはコートに戻るのですが、ドライブからレイアップを決めた瞬間にベンチに交代を要請しその場から動けなくなってしまいます。
多くのNBAファンが一瞬凍りついた瞬間でしたが、今出ている情報だと足がつってプレイ続行が出来なかったということです。
ファイナルからレブロンの姿がなくなれば、その結果よりも盛り上がりの部分でもとんでもないダメージなのでファンからするとこのゲームは出れないにせよ足がつっただけですんでよかったと思うしかありません。
結果的にレブロンの負傷退場をきっかけに一気に流れはスパーズへかたむき4分弱の時点で2点差だった点差は、さきほどまさかのと書いた15点差まで広がってしまいました。
レブロンの身体に異常をもたらしたのはファイナルで普段以上の動きが求められたという点もありますが、驚くことに会場のエアコンが故障し室温が32℃まで上昇したのが最大の原因のようです。
ファイナルでこんなことがあっていいのか?!と思いましたが、両チームとも条件は同じなのでアクシデントとするしかありません。
個人スタッツ
スパーズではダンカンの得点シーンが目立ちました。
パーカーからの合わせも多くスパーズらしいオフェンスで、ジノビリも序盤で3本連続スリーポイントを決めるなど経験のあるベテラン勢はやはりファイナルでは強いです。
レナードとグリーンは第4クォーターまで迷ったようなプレイを連発していましたが、勝負を決めたのはこの2人のスリーポイントでした。
一瞬で流れが変わるのがNBAのおもしろいところで、怖いところでもあるというのを再確認した第4クォーターと言えるでしょう。
一方ヒートはレブロンが25得点、ボッシュが18得点、ウェイドが19得点と悪くないスタッツで、レブロンのコンディションさえと思うファンの方も多いほど後半は特に終始ヒートペースでした。
序盤パーカーにファールを重ねたチャルマーズ、ノリスコールが苦しみましたが、後半からは対応しそれほどやられているイメージはなかったのですが残念です。
また、昨年のファイナルでも活躍したレイアレンはド派手なダンクを決めるなどその力をいかんなく発揮していました。
スリーポイントは3/8と決めてもいいところで外れていましたが今年もなにかやってくれそうな雰囲気は充分です。
最後に
第2戦もサンアントニオでおこなわれますがレブロンの状態がもっとも気になるところです。
ホームコートで絶対に落としたくないスパーズと2連敗からのチャンピオンリング獲得の確率から考えると早くアウェイゲームで1勝したいヒートの戦いはまた激戦になるのは必至です。
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