いよいよ現地時間の6月5日から始まるNBA2014ファイナルですが、今回はヒート、スパーズのディフェンス力についてシーズンスタッツを見ながら書いていきたいと思います。
シーズンの平均失点
まずシーズンのチームの平均失点ですが、驚くことにリーグ全体30チーム中ヒートが5位、スパーズが6位となっていてその数字はヒートが97.4点、スパーズが97.6点と酷似したものでした。
もうこれだけで互角に近いと言って終わりたいくらいの数字ですが、せっかっくなのでもう少し細かく見ていきましょう。
その失点の内訳で少し違いがありました。
まずスパーズは3ポイントを決められた数が6.5本とシーズン平均でリーグトップでした。
打たれた回数も18.3本と同じくトップなのに対し、ヒートは決められた数が24位で8.5本、打たれた数は26位で23.4本となっています。
1試合平均で3ポイントを打たれる数が5本も違い、決められた数も2本違うのに取られる点数はほぼ同じということは、ヒートはインサイド主体でまもり、スパーズは広くアウトサイドを強くケアしていることが分かります。
各カンファレンスファイナルで、ポポビッチHCがウェストブルックがボールを持ったらさらにディフェンスはつめろと指示していたことや、ヒバートが1ケタ得点のゲームが多く、0点というゲームがあったことからもこの数字に納得がいきます。
プレイオフでの失点
プレイオフに入ってからの数字を見てみるとスパーズが18戦で平均失点94点なのに対しヒートが15戦で92.1点と両チームともシーズンよりも大きく数字を上げています。
特にヒートはプレイオフに入って5点以上も少なくなっています。
相手が違うのでなんともいえない部分もありますが、両チームともシーズン、プレイオフを勝ち上がってきたチームと対戦しているのでこのデータだけを見ればヒートが上回っています。
最後に
どちらにせよ、お互いに得意なディフェンスポジションが違うことが分かったのは楽しみが一つ増えました。
ヒートが3ポイントでどれだけ点を取れるか、スパーズがインサイドをどれくらい支配できるのかに注目してみるのも面白いでしょう。
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