長いNBAシーズンを終えて選手たちはよりタイトなプレイオフで激戦を繰り広げていますが、そんな中2013-14シーズンのMVPが発表され、見事にオクラホマシティーサンダーのケビンデュラントが初受賞しました。
個人スタッツとチーム成績
初?!と思われた方も少なくないと思いますが、MVPはやはり個人スタッツだけでははかれないものがあります。
得点王は今年を含めて4回目となりますが、チーム成績と連動して、シーズン成績が最も良かった昨年(2013)は逆にカーメロアンソニーに3年連続で獲っていた得点王を奪われるといった皮肉なかたちになってしまい、今年(2014)はチームもウェスタンカンファレンス2位でシーズンを終えて、ケビンデュラントも4度目の得点王を2位に大差をつけて獲得したことからも評価が高かったです。
過去5年間ではレブロンジェームスが4回シーズンMVPを獲得していて、チャンピオンリングも2度手にしているので同世代のエース対決としてはレブロンが抜きに出ていましたが、サイズ、シュート力の面から言ってもデュラントが劣っているということはなく、チームの調子も非常にいい2014年度はファイナルで二人の熱い戦いと共にデュラント、サンダーに初のチャンピオンリングの期待も高まっています。
これだけサイズがあって、あのシュート力に、ステップとドリブル・・・日本人選手でもいつかこういうプレイヤーが出てくることを楽しみにしたいです。
マイケルジョーダンの記録
今年はあのマイケルジョーダンのもつ25点以上獲った連続試合記録を塗り替えたのも印象が強いです。
ジョーダンの記録を塗り替えたと言うだけでその世代のファンは「凄い」となってしまいます。
25点以上が41試合続いたわけですから、ジョーダンの名前無しでもとんでもないことですが。
ディフェンスもデュラントがシュートを打ってくると分かっているわけでその中でこの記録はまたしばらく破られそうにありません。本人以外は。
チャンピオンリングへの期待
こうなってくるとチャンピオンリング、ファイナルMVPにも期待してしまいますが、シーズンMVPを獲得した選手のチームが必ずしもファイナルに進出しているというデータは少なく、シーズンMVPとファイナルMVPを両方獲っている選手は数少ないです。
最近でこそレブロンジェームスが2年連続で両方のMVPとチャンピオンリングを獲得していますが、その前となるとシャキールオニール、マイケルジョーダン、ラリーバードと本当に少なく、バードまでの年齢ですと得点王も一緒にとっているのはマイケルジョーダンとシャキールオニールだけというとんでもないデータがあります。
今後いくらでもケビンデュラントにはそのチャンスがあるようにも思えますが、記録を見る限り本当に難しく、素晴らしいことなので2つのタイトルをすでに獲得している今年は初のファイナル進出に加え、チャンピオンリング、ファイナルMVPまで期待したいところです!
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