先日、アメリカ代表がリトアニアを敗り早々と決勝進出を決めましたが、もう1つのイスをかけ準決勝でセルビアとフランスが激突しました。
フランスは準々決勝でNBA選手6人を有する開催国のスペインに競り勝ち勢いに乗っていましたが、85-90でセルビアに敗れ決勝戦はアメリカ(世界ランク1位)とセルビア(世界ランク11位)の戦いとなりました。
第3クォーターまでに15点のリードを広げたセルビアでしたが、フランスは第4クォーターだけで39点を取る猛攻で点差を一時3点差まで詰めます。
しかし、15点を10分でひっくり返すというのはたやすいことではありませんでした。
ましてや世界大会の準決勝ですからそこまでに充分な点差を広げたセルビアの強さが勝ったゲームといえるでしょう。
フランスはスペイン戦もそうでしたが第4クォーターが異様に強いです。
フランスはポートランドトレイルブレイザーズで活躍するニコラス・バテュームが35得点の活躍に加えて、スパーズのボリスディアウも13得点10リバウンド5アシストと高スタッツを残しています。
決勝でアメリカと対戦するセルビアのNBA選手は昨シーズンまでミルウォーキーバックスでプレイしたミロスラフ・ダドゥリジカ1人となっていますが、今オフに移籍したクリッパーズで解雇の報道もあったので実質は0人と言えます。
アメリカも含め50人程のNBA選手が出場している今大会でNBA選手が少ないチームの決勝進出となると、また新たなNBAプレイヤー誕生の予感がします。
スペイン、トルコ、セルビアモンテネグロなど様々なリーグで活躍するプレイヤーで構成されるセルビアですが、グループリーグではスペイン、フランス、ブラジルと同組みで3チーム全てに敗れ突破ギリギリの4位でありながら決勝トーナメントでブラジル、フランスを敗る快進撃を見せています。
平均身長が203.9cmとアメリカよりも高く、この快進撃が12人全員NBA選手のアメリカにどこまで通用するのか楽しみなところです。
決勝は現地時間14日におこなわれる予定なので、スタッツや動画が揃ったらまたアップします。
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