カイリーアービング:史上最高峰のハンドル&ドリブラー

2015-16シーズン

2015-16シーズンは、前年度ファイナルでの故障が開幕までに完治せずやや遅れたスタートとなりました。

開幕から2か月程たった12/20の復帰でしたが、クリスマスゲームからオールスター、プレイオフへとつながる悪くない時期だったと言えます。

怪我から復帰後も前年までと変わらない活躍を見せるアービングは、2015-16シーズンを平均19.6得点4.7アシスト、そしてイースト首位でプレイオフへ進出します。

 

 

2016プレイオフでキャブスは、ファーストラウンド、セカンドラウンド共にスイープで駆け上がると、カンファレンスファイナルもラプターズを4-2で降し2年連続でファイナルへと進出します。

ファイナルの相手は、昨シーズン同様にウォリアーズで、アービングとしてはリベンジの最高の舞台が整いました。

しかし、第4戦を落としたキャブスは、1-3の状態となりウォリアーズに王手をかけられます。

これまでにファイナルで1-3から逆転優勝したチームはなく、まさに絶体絶命と言える状況でした。

それでもキャブスはレブロンジェームスとアービングを中心に盛り返し、第5・6戦に勝利し決着は最終戦へともつれ込みます。

最終戦はウォリアーズのホームコートでしたが、第6戦までの勢いそのままにキャブスが勝利し、アービングは自身初となるチャンピオンリングを獲得しています。

 

 

ファイナルでのアービングの活躍は、誰もが認めるところですが、最終戦の勝負を決定付けるスリーポイントには多くのファンが鳥肌をたてたことでしょう。

2016プレイオフでアービングは、平均25.2得点というスタッツを残していてその得点能力にさらに注目が集まっています。

2016-17シーズン

2016-17シーズンでもキャブスはその強さを見せつけ、危なげなくファイナルまで駒を進めます。

ファイナルでは3年連続の同カードとなり、ウォリアーズと対戦しました。

過去2年と大きく違った点は、ウォリアーズがサンダーからケビンデュラントを獲得していたことでした。

ファイナルまで無傷で駒を進めてきたウォリアーズの強さは異常なもので、アービングとレブロンを中心にキャブスも何とか踏ん張りますが、1-4とチーム力の差を見せつけられ敗れています。

 

 

来季こそはと願ったファンも多いと思われますが、シーズンオフに信じられない報道がありました。

アービングがキャブスからトレードを志願しているというもので、理由はレブロンと別のチームでプレイしたいからというものでした。

世界中で様々な憶測が飛び交い、不仲説なども浮上しましたが核心的な理由は分からず結果的にアービングはアイザイアトーマス等とのトレードによりセルティックスへ移籍します。

2017-18シーズンもキャブスとセルティックスがイースタンカンファレンスを引っ張っていくことは間違いありませんが、そのメンバー構成は昨シーズンと大きく異なります。

アービングがほぼファイナル進出を約束されているチームから移籍してもしたかったバスケットに世界中の注目が集まりました。

2017-18シーズン

新天地セルティックスでプレイすることになったアービング。

開幕戦でいきなりキャブスと対戦することになりましたが、思わぬ事故が起きました。

セルティックスのゴードンヘイワードがリング下の競り合いから着地に失敗し足の骨を折る大怪我に見舞われシーズンを全休することになります。

開幕戦でセルティックスはキャブスに敗れています。

開幕から2連敗を喫したセルティックスでしたが、そこから破竹の16連勝を記録します。

アービングの得点とアシストも冴え渡りました。

 

 

ヘイワードのケガで心配されたチームも、アービングとテイタムやブラウンといった若手がうまく融合し強豪チームとしてプレイオフにも期待が集まりました。

しかし、アービングはこれまでもあった膝の調子がよくなく67ゲーム目を最後に手術のためシーズンをプレイオフを含め全休することになりました。

チームはイースト2位でプレイオフに進出し、カンファレンスファイナルまでコマを進めますが、最終戦までもつれ込んだ末キャブスに敗れシーズンを終えています。

 

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