第4戦をホームで落としたキャブスはウォリアーズに1-3とされ世界中のNBAファン(キャブスの熱烈なファンを除き)がウォリアーズのチャンピオンリング獲得を8割方決まったと感じたことでしょう。
ウォリアーズにとっては王手をかけてのホームゲームで、キャブスにとっては負ければ終わりの大一番は盛り上がらないはずもありません。
ゲーム展開
ゲームは第4戦に続き序盤から点差の離れることなく進んでいきます。
前半終了時点で61-61の同点とどちらのファンにとっても不安と期待の入り混じる展開となりました。
第4戦と異なったのはじわりじわりとリードを広げたのがキャブスだったという点です。
気付いてみれば第3クォーター終了時点でキャブスが10点をリードしていました。
スプラッシュブラザーズが乗ってしまえばキャブスといえど10点という点差はセーフティーリードとは言えないことを世界中のNBAファンは知っていると思うので、第4クォーターには期待と注目が集まりましたが、意外にも19-13というロースコアでキャブスがリードを広げ結果的に112-97でキャブスが勝利しています。
個人スタッツ
勝利したキャブスは、レブロンジェームスとカイリ―アービングが共に41得点と大爆発でした。
2人で82得点・・・82/112・・・色々なバスケットがあります。
好調を続けるアービングのスタッツはまさに神がかりと言っていいのではないでしょうか。
41得点という数字は当然すごいですが、それよりもスリーポイント5/7を含むフィールドゴール確率は、14/24の70.8%としています。
インサイドプレイヤーでもこれだけの数字を残すのは難しいですが、上の動画でも分かるように厳しいディフェンスを何度もフェイクを入れながら掻い潜ってのプレイでこれだけの数字を残せる選手はNBAと言えど多くはないでしょう。
一方のウォリアーズは、クレイトンプソン37得点、ステファンカリー25得点と取るべき選手は点を取っています。
ただ、ステファンカリーのフィールドゴール確率はアービングとは対照的に38.1%となっています。
アウトサイドプレイヤーなので、とてつもなく悪いとは言えませんが、カリーへのファンの期待からするとやや低い数字と言えるでしょう。
チャンピオンリングの行方
キャブスがギリギリのところで首の皮一枚つながりましたが、この勢いで次戦のホームコートも取るようなことになるとさらにファイナルは面白くなります。
第5戦のキャブスの勝利はとてつもなく大きいですが、現時点でもまだ王手をかけてホームゲームを残すウォリアーズの方が客観的に見ればチャンピオンリングに近いと言えるでしょう。
ただ、最終戦までもつれ込めばもう何が起こるかわからないので、1試合でも多くファイナルを見たい管理人は第6戦もキャブスに勝利してい欲しいと願ってしまいます。
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