ガードポジションのプレイヤーなら誰もが真似したくなるようなプレイを、NBAのゲームの中で何度も見せてくれたジェイソンウィリアムス。
ノールックのビハインドパスだけでいえば、史上最高の技術の持ち主と言っても過言ではないでしょう。
ジェイソンウィリアムスのプレイスタイルやキャリアについて、動画を中心に見ていきましょう。
卓越したパスセンス
バスケット経験者ならテレビで試合を見ていればなんとなくガードがパスを出すところは予想できますが、ジェイソンウィリアムスだけは正直読めないというか、パスを出す場所もタイミングも「普通」とは違いすぎました。
テレビの大画面で見ていても読めないプレイを、コート上で全力でボールを追いかけている選手が守るのは考えただけでも難しいですし、味方も一瞬たりとも気が抜けないポイントガードとも言えます。
キングス時代
NBAに入ったのはキングスが最初のチームで、そこではクリスウェバーやディバッツ、ストヤコビッチなどウィリアムスのプレイに遜色のない受け手がいたことも、ウィリアムスを大きく成長させた要因の一つです。
バスケットはパスを出すよりも受けるほうが難しく、合わせや急に飛んでくるパスに対応してシュートを決めるプレイヤーがいるから成り立つプレイです。
しかし、ジェイソンウィリアムスのど派手なプレイスタイルがNBAで注目されたのは短い期間で、ターンオーバーが多いことやポイントガードとしてのゲームメイク力などの理由からキングスからはトレードに出されてしまいます。
やはりあれほどギリギリのプレイをするということは、ミスと背中合わせであるというのは正直否めません。
決まればスーパープレイですが、ガードのミスは即失点に繋がるので世界最高リーグのNBAでスタンダードなガードが好まれるのは致し方ないところでしょう。
それでも見ている方からすると、とても楽しみで、大きな選手が欺かれている姿はとても印象的です。
ヒートでチャンピオンリングを獲得
キングスからグリズリーズに移籍後、ヒートに移籍したウィリアムス。
2006年には、ウェイド、シャック等と共にチャンピオンリングを獲得しています。
ジェイソンウィリアムス自身もプレイスタイルがかなりまるくなり、堅いポイントガードとしてプレイしていたのでキングスの印象とは少し違いました。
確かにシャックとウェイドがいるのに、通るか通らないか分からないパスを連発していたらどんなヘッドコーチでも使ってくれないでしょう。
それでもファンとしてはあのど派手なプレイを見たいのですが、現実的にはバスケットでは堅実的なガードが好まれるというのは事実です。
プレイオフ全てにスターターで出場し、控えガードにゲイリーペイトンと夢のようなチームでした。
ヒートから移籍後
ヒートでは2007-08シーズンまでプレイし一度引退をしたウィリアムス。
しかし、2009-10シーズンに復帰し、オーランドマジックでプレイしました。
2010-11シーズン途中にマジックからグリズリーズへ移籍し、そのシーズンを最後に現役を引退しています。
キャリアスタッツ
レギュラーシーズン
シーズン | 年齢 | チーム | 出場試合 | 出場時間 | 得点 | リバウンド | アシスト | FG確率 | 3PT確率 | FT確率 | スティール | ブロック | TO |
98-99 | 23 | SAC | 50 | 36.1 | 12.8 | 3.1 | 6.0 | 37.4% | 31.0% | 75.2% | 1.9 | 0.0 | 2.9 |
99-00 | 24 | SAC | 81 | 34.1 | 12.3 | 2.8 | 7.3 | 37.3% | 28.7% | 75.3% | 1.4 | 0.1 | 3.7 |
00-01 | 25 | SAC | 77 | 29.7 | 9.4 | 2.4 | 5.4 | 40.7% | 31.5% | 78.9% | 1.2 | 0.1 | 2.1 |
01-02 | 26 | MEM | 65 | 34.4 | 14.8 | 3.0 | 8.0 | 38.2% | 29.5% | 79.2% | 1.7 | 0.1 | 3.3 |
02-03 | 27 | MEM | 76 | 31.7 | 12.1 | 2.8 | 8.3 | 38.8% | 35.4% | 84.0% | 1.2 | 0.1 | 2.2 |
03-04 | 28 | MEM | 72 | 29.4 | 10.9 | 2.0 | 6.8 | 40.7% | 33.0% | 83.7% | 1.3 | 0.1 | 1.9 |
04-05 | 29 | MEM | 71 | 27.5 | 10.1 | 1.7 | 5.6 | 41.3% | 32.4% | 79.2% | 1.1 | 0.1 | 1.8 |
05-06 | 30 | MIA | 59 | 31.8 | 12.3 | 2.4 | 4.9 | 44.2% | 37.2% | 86.7% | 0.9 | 0.1 | 1.7 |
06-07 | 31 | MIA | 61 | 30.6 | 10.9 | 2.3 | 5.3 | 41.3% | 33.9% | 91.3% | 1.0 | 0.0 | 1.6 |
07-08 | 32 | MIA | 67 | 28.1 | 8.8 | 1.9 | 4.6 | 38.4% | 35.3% | 86.3% | 1.2 | 0.1 | 1.4 |
08-09 | 33 | ||||||||||||
09-10 | 34 | ORL | 82 | 20.8 | 6.0 | 1.5 | 3.6 | 44.4% | 38.0% | 75.6% | 0.6 | 0.0 | 1.1 |
10-11 | 35 | 合計 | 27 | 10.9 | 2.0 | 1.1 | 1.9 | 32.8% | 26.3% | 0.4 | 0.0 | 0.7 | |
10-11 | 35 | ORL | 16 | 10.7 | 2.1 | 1.4 | 1.5 | 34.2% | 30.4% | 0.5 | 0.0 | 0.7 | |
10-11 | 35 | MEM | 11 | 11.3 | 1.9 | 0.7 | 2.5 | 31.0% | 20.0% | 0.3 | 0.1 | 0.6 |
プレイオフ
シーズン | 年齢 | チーム | 出場試合 | 出場時間 | 得点 | リバウンド | アシスト | FG確率 | 3PT確率 | FT確率 | スティール | ブロック | TO |
98-99 | 23 | SAC | 5 | 32.6 | 10.0 | 3.6 | 4.0 | 35.6% | 31.0% | 100.0% | 1.6 | 0.2 | 2.6 |
99-00 | 24 | SAC | 5 | 29.0 | 10.4 | 1.6 | 2.4 | 37.5% | 32.0% | 80.0% | 0.6 | 0.0 | 1.6 |
00-01 | 25 | SAC | 8 | 23.9 | 8.8 | 2.3 | 2.9 | 42.6% | 36.7% | 100.0% | 1.0 | 0.0 | 2.6 |
03-04 | 28 | MEM | 4 | 32.5 | 10.8 | 2.3 | 4.5 | 32.6% | 28.6% | 100.0% | 0.5 | 0.0 | 1.8 |
04-05 | 29 | MEM | 4 | 28.5 | 17.0 | 2.3 | 5.3 | 52.8% | 47.6% | 100.0% | 1.5 | 0.0 | 2.0 |
05-06 | 30 | MIA | 23 | 29.8 | 9.3 | 2.0 | 3.9 | 40.5% | 27.4% | 84.4% | 0.7 | 0.0 | 1.6 |
06-07 | 31 | MIA | 4 | 28.0 | 5.8 | 2.0 | 3.5 | 25.0% | 29.4% | 80.0% | 1.3 | 0.3 | 0.8 |
09-10 | 34 | ORL | 14 | 13.7 | 2.6 | 0.8 | 1.6 | 34.2% | 25.0% | 100.0% | 0.3 | 0.0 | 0.4 |
年齢 | 49歳 |
身長 | 185cm |
体重 | 86kg |
国籍 | アメリカ |
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