つい先日始まったようにも感じるNBA2016-17シーズンですが、レギュラーシーズンは残り5試合を切っています。
毎年のことながらプレイオフに向けて調整を始める上位チームや、来期に向けて繋げた下位チーム。そしてプレイオフ進出をかけて最後まで熾烈な争いを繰り広げるチームと順位により様子は様々です。
残りの椅子をかけてどのチームが崖っぷちの戦いをしているのか見ていきましょう。
ウェスタンカンファレンス
まずはウェスタンカンファレンスですが、こちらは1位~7位までプレイオフ進出がすでに決定しており、プレイオフ進出の可能性があるのも2チームだけです。
現在の1位~7位の順位は以下の通りです。
- ウォリアーズ
- スパーズ
- ロケッツ
- ジャズ
- クリッパーズ
- サンダー
- グリズリーズ
現在の8位のポートランドトレイルブレイザーズと9位のデンバーナゲッツが最後の椅子をかけて争っています。
現在の状況は、ブレイザーズが39勝40敗の残り3ゲーム、ナゲッツが37勝41敗の残り4ゲームとしていて、ゲーム差は1.5ゲームとなっています。
プレイオフに進出したとしてもウォリアーズ対戦することにはなるのですが、一つでも多くゲームをしたいというのが球団、選手、ファンの願いでしょう。
気になるのは両チームの残りゲームの対戦相手ですが、以下の通りになっています。
ブレイザーズ
- 80G ジャズ H
- 81G スパーズ H
- 82G ペリカンズ H
ナゲッツ
- 79G ペリカンズ H
- 80G サンダー H
- 81G マブス A
- 82G サンダー A
まず一番大きなポイントは、ブレイザーズの残りゲームが全てホームゲームという点にありそうです。
すでにプレイオフ進出を決めているジャズ、スパーズ、サンダーがどのようなゲームを展開するのか分かりませんが、最もプレイオフに照準を合わせそうなのはスパーズの可能性が高いです。(残りゲームを4連勝しても4連敗しても順位が変わらないため)
現状1.5ゲームの差もありますし、順当に行けばブレイザーズがプレイオフに進出しそうです。
イースタンカンファレンス
一方のイースタンカンファレンスですが、こちらは上位4チームしかまだプレイオフ進出が決まっておらず5位から11位の7チームで順位争いが続いています。
現在の1位~4位の順位は以下の通りです。
- キャブス
- セルティックス
- ラプターズ
- ウィザーズ
現在の5位~11位の順位は以下の通りです。
チーム | 勝 | 負 | 差 |
ホークス | 40 | 38 | 0 |
バックス | 40 | 39 | 0.5 |
ブルズ | 39 | 40 | 1.5 |
ペイサーズ | 39 | 40 | 1.5 |
ヒート | 38 | 40 | 2.0 |
ホーネッツ | 36 | 43 | 4.5 |
ピストンズ | 35 | 43 | 5 |
ホーネッツ、ピストンズはやや厳しいようにも見えますが、可能性は0ではありません。
それではそれぞれのチームの残りゲームの対戦相手を見てみましょう。
ホークス
- 79G キャブス A
- 80G キャブス H
- 81G ホーネッツ H
- 82G ペイサーズ A
バックス
- 80G シクサーズ A
- 81G ホーネッツ H
- 82G セルティックス A
ブルズ
- 80G ネッツ A
- 81G マジック H
- 82G ネッツ H
ペイサーズ
- 80G マジック A
- 81G シクサーズ A
- 82G ホークス H
ヒート
- 79G ラプターズ A
- 80G ウィザーズ A
- 81G キャブス H
- 82G ウィザーズ H
ホーネッツ
- 80G セルティックス H
- 81G バックス A
- 82G ホークス A
ピストンズ
- 79G ロケッツ A
- 80G グリズリーズ A
- 81G ウィザーズ H
- 82G マジック A
まず、5位のホークスがキャブスと2戦残しているというのは大きなポイントになりそうです。
また、7チーム間での直接対決も多く、どのチームが勝ちあがるのか最終戦までわからないといった状況になるでしょう。
最後に
どんなスポーツでもそうですが、NBAにおいてもプレイオフは特別で、特に若い選手は経験を積む意味でも球団としてはなんとしても出場したいところでしょう。
結果的に上位チームと対戦することになりスイープされる可能性もありますが、ファーストラウンドはプレイオフの中で最も波乱が起きやすいのも事実です。
イーストを支えてきたウェイドやポールジョージのプレイをプレイオフで見たいのは事実ですが、若い選手が飛躍するのも楽しと言えるファンとしては難しい状況です。
最後の椅子をかけた激しい戦いにもプレイオフ前に注目しましょう。
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