ファーストラウンドから激しい戦いが繰り広げられているNBAプレイオフ2014ですが、セカンドラウンドとなるカンファレンスセミファイナルは、大きな波乱はなく順当に上位チームがカンファレンスファイナルへと駒を進めそうな雰囲気です。
ヒートvsネッツ
カンファレンスセミファイナルが始まる前に、注目はネッツVSヒートと、クリッパーズVSサンダーという記事を書いたのですが、ネッツVSヒートに関しては、個人的にポールピアスが好きなので過剰な応援となってしまいました。
試合を見る限り、やはりチームとしての実力差は大きく、ピアスやガーネットがたまにヒートの選手でも驚くようなプレイを出していますが、長くは続きません。
全ては年齢的な問題とみて間違いないでしょうが、スタミナの少ないネッツが7戦戦って進んできたのに対し、疲れを知らなさそうなレブロン率いるヒートは4戦ですからなおさらその差が出るのは致し方ないです。
上位チームに勝つためには先に王手をかけるくらいでなければ難しいのですが、ネッツの1勝3敗となってしまった状況では絶対はありませんがかなり厳しい状況といえ、とても残念です。
しかしヒートは強いです。
キングレブロンもアウェイでピアスのマッチアップにもかかわらず、49点とスリーピート+3年連続のファイナルMVPに向けてエンジン全開です。
3年連続ファイナルMVPを獲った選手はあのマイケルジョーダンとシャキールオニールしかいないというか、スリーピート自体もこの2人が在籍したブルズとレイカーズしか達成していないので、今年は大注目のプレイオフイヤーです。
クリッパーズvsサンダー
もう一つの注目カードにあげたクリッパーズVSサンダーですが、ホームコートアドバンテージをもつサンダーが2勝2敗のタイから一つ抜け出し、王手をかけています。
こちらも相手のホームゲームをとっているので、勝ち越した状態で残り2戦をむかえられれば可能性はグンと高かったのですが、このままサンダーが勝ち上がるという意見が妥当でしょう。
第5戦の負け方もよくなかったです。
大逆転負け・・・残り50秒弱で7点勝っていたのに負けてしまうというNBAでなくては少し考えにくい結果となってしまいました。
7点差に広げたのはクリスポールの得点ですが、2点差と迫られ残り約18秒で保持できればまだ「勝ち」という状況だったのでクリスポールがまさかのスティールをくらってウェストブルックに3ポイントファールをしてしまうというNBAのNo1ガードの呼び声高いクリスポールらしからぬプレイでした。
3ポイントファールは何度見てもファールには見えないのですが、審判の目の前ですし、ウェストブルックのシュートが大きくずれていることからも手が当たっていたのですかね・・・しかし惜しい試合でした。
サンダーは毎ゲームのようにデュラントとウェストブルックがトリプルダブルに限りなく近い成績をおさめてこちらもエンジン全開のようです。
今年はウェストブルックの膝も調子よさそうなので、この後も充分期待できます。
スパーズ&ペイサーズ
各カンファレンスのファーストシードであるスパーズとペイサーズですが、スパーズは早々に3連勝と王手をかけ、勝った試合は全て10点差以上と安定感は抜群です。
ペイサーズも王手をかけていますが、初戦を落としたかと思えば、第3戦ではウィザーズを僅か63点におさえて快勝しました。
しかし王手をかけて臨んだ第5戦では20点差以上の大差をつけられて負けています。
若いチームなのでムラがあるんですかね・・・ファーストラウンドからヒヤヒヤさせられっぱなしのファンの方も少なくなさそうです。
次はいよいよカンファレンスファイナルですが、今シーズンを支えてきた上位チームの激突から目が離せません。
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