馬場雄大は富山県出身、筑波大学を経てプロ入りしたウイングプレーヤーです。
アルバルク東京での2度のBリーグ制覇を皮切りに、NBA Gリーグやオーストラリアのプロリーグを渡り歩き、日本代表としても東京とパリの2度のオリンピックに出場しました。
2023年に長崎ヴェルカへ加入すると攻守両面でチームの中心を担い、2025-26シーズンにはクラブを悲願のB1初優勝へと導いています。
富山から筑波大学へ
富山県出身の馬場は、父でありコーチでもある馬場敏春氏のもとで富山第一高校に進学し、2年生からエースとしてウインターカップに出場しました。
高校時代から身体能力の高さで注目され、U16やU18の日本代表にも早くから選出されています。
進学した筑波大学では全日本大学選手権で2連覇を経験し、大学のトップ選手としての実績を積みました。
在学中の2017年6月、特別指定選手としてB.LEAGUEのアルバルク東京と契約し、学生でありながらプロキャリアをスタートさせています。
アルバルク東京加入とBリーグ連覇
2017-18シーズン、馬場は新人ながらチームの優勝に貢献し、最優秀新人賞を受賞しました。
続く2018-19シーズンもチームはリーグ優勝を果たし、馬場自身はベスト6thマンに選ばれています。
特に千葉ジェッツとのプレイオフ・ファイナルでは12得点、12リバウンド、6アシスト、2スティールという活躍を見せ、ファイナルMVPに輝きました。
2年間で2度のリーグ制覇とファイナルMVPを経験したことは、その後のキャリアの土台になっています。
NBA挑戦とGリーグでの武者修行
かねてから公言していたNBA挑戦のため、馬場は2019年にダラス・マーベリックスとの契約に向けたトレーニングキャンプに参加しました。
最終的にはマーベリックス傘下のGリーグ、テキサス・レジェンズと契約し、2019-20シーズンは新型コロナウイルスの影響でシーズンが打ち切られるまでの41試合に出場しています。
平均出場時間19.6分で6.3得点、2.6リバウンド、1.3アシストという成績を残し、アメリカでのプロレベルの経験を積みました。
メルボルン・ユナイテッドでの活躍
2020年7月、馬場はオーストラリアNBLのメルボルン・ユナイテッドと契約しました。
2020-21シーズンは30試合に出場し、平均8得点、2.3リバウンド、1.3アシストを記録しています。
チームはこのシーズンにNBL制覇を果たし、馬場自身もチームのディフェンシブプレーヤーオブ・ザ・イヤーに選ばれました。
得点面よりも守備での貢献が評価された点は、その後の長崎ヴェルカでのプレースタイルにもつながる要素です。
東京オリンピックと海外武者修行の継続
2021年、馬場は45年ぶりの自国開催となった東京オリンピックの日本代表に選出され、全試合でスターティングメンバーを務めました。
同年10月にはテキサス・レジェンズへ2年ぶりに復帰し、2022年3月には再びメルボルン・ユナイテッドに加わってプレイオフのセミファイナルまで進出しています。
同じ夏にはゴールデンステイト・ウォリアーズの一員としてNBAサマーリーグにも出場しました。
2019年、2022年と続けてきたサマーリーグ挑戦は、この後2025年にも3度目が実現しています。
長崎ヴェルカへの電撃加入
2023年9月26日、馬場は長崎ヴェルカとの契約合意を発表しました。
アルバルク東京在籍以来5シーズンぶりのBリーグ復帰で、突然の発表は「電撃復帰」とも呼ばれています。
チームのエースとして55試合に出場し、平均14.2得点、4.2リバウンド、3.6アシスト、1.8スティールという成績を残し、ベストディフェンダー賞を受賞しました。
シーズン終了後は再びNBA挑戦を視野に自由交渉選手リストに名を連ねましたが、2024年9月9日に長崎との契約継続を発表しています。
2024-25シーズンも平均14.6得点、4.0リバウンド、4.0アシスト、1.5スティールと安定した成績を残しました。
この間の2023年にはFIBAワールドカップに全試合先発出場し、日本代表のアジア1位、パリオリンピック出場権獲得に貢献しています。
日本代表キャプテンとパリ五輪後
2024年、馬場はパリオリンピックに日本代表として出場しました。
2024-25シーズン終了後の夏にはニューヨーク・ニックスの一員として自身3度目となるNBAサマーリーグに参加しています。
同年8月のFIBAアジアカップでは日本代表のキャプテンを任され、グループリーグ全試合に先発出場しました。
国際大会でのリーダーとしての経験は、その後のクラブでの振る舞いにも表れています。
8月21日には長崎ヴェルカとの2025-26シーズンの契約継続が発表されました。
悲願のB1初優勝
2025-26シーズン、長崎ヴェルカはレギュラーシーズンでB1最高勝率をマークし、クラブ創設から5年目にして初めてチャンピオンシップに進出しました。
5月26日、横浜アリーナで行われたファイナル第3戦は琉球ゴールデンキングスとの接戦となりましたが、72対64で勝利し、クラブ史上初の年間チャンピオンに輝いています。
馬場はこの試合で第3クォーターまでファウルトラブルに苦しみながらも、終盤に勝負を決める3ポイントシュートを沈めるなど攻守で存在感を発揮し、シリーズ平均13.3得点、3.3リバウンド、2.7アシスト、1.7スティールという成績でファイナル賞を受賞しました。
優勝の瞬間には今季限りで引退する狩俣昌也選手とウイニングボールを手にして抱き合い、「勝ったばーい」と長崎の方言で喜びを表しています。
今後はNBA挑戦を継続するのか、Bリーグに軸足を置き続けるのか、日本代表でのさらなる活躍とあわせて注目されるところです。
プレイスタイル
ポジションはシューティングガードとスモールフォワードを兼ね、196センチ91キロの体格を生かしたスピードと身体能力の高さが持ち味です。
ゴール下へ突っ込むダイナミックなドライブと、それに続くダンクは「BABA BOOM」と呼ばれ、代名詞的なプレーになっています。
守備面でも評価が高く、Bリーグではベストディフェンダー賞を複数回受賞し、相手のエースを止める役割を任されることが多い選手です。
長崎ヴェルカではポイントガードを助けるセカンダリーボールハンドラーとしてボールを運ぶ場面もあり、得点力に加えてパスやゲームメイクの面でも幅を広げています。
プロフィール
| 生年月日 | 1995年11月7日 30歳 |
| 身長 | 196cm |
| 体重 | 91kg |
| 国籍 | 日本 |























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