D.J・ニュービルは193センチ96キロの体格を持つガードで、得点力とパス能力を併せ持つタイプの選手です。
ペンシルベニア州立大学を経てプロ入りした後、ヨーロッパやオセアニアの複数のリーグを渡り歩き、2020年に来日しました。
大阪エヴェッサを経て宇都宮ブレックスでは2年連続のレギュラーシーズンMVPを獲得し、Bリーグを代表するガードのひとりとなりました。
フィラデルフィアからペンシルベニア州立大学へ
ニュービルはペンシルベニア州フィラデルフィア出身で、地元のストロベリー・マンション高校では3年時に平均19.0得点、4年時には24.2得点を記録し、州の年間最優秀選手に選ばれています。
チームを州選手権決勝まで導いた実績を持ちます。
大学は南ミシシッピ大学に1年在籍した後、2011年8月にペンシルベニア州立大学へ編入しました。
編入直後の1年は規定により出場できず、その間の2012年9月には母親をがんで亡くしています。
復帰後の2012-13シーズンは主力ポイントガードの負傷離脱を受けてボールを持つ機会が増え、チーム最多の得点とアシストを記録しました。
3年時、4年時にはビッグテン・カンファレンスのセカンドチームに2年連続で選ばれ、大学最終年は34試合で平均20.7得点を残しています。
2015年のNBAドラフトでは指名されず、ロサンゼルス・クリッパーズのサマーリーグに参加した後、渡欧を選びました。
各国を渡り歩いた武者修行時代
2015年、ニュービルはフランスのASVELと契約してプロキャリアを始めました。
その後トルコのアクヒサル・ベレディエスポル、ベルギーのテレネット・オーステンデと契約を重ね、オーステンデではベルギーリーグとカップの両方で優勝を経験しています。
2017年にはニュージーランド・ブレイカーズへ移り、翌2018年にはポーランドのトルンを経てオーストラリアのケアンズ・タイパンズに加入しました。
ケアンズでは2シーズンにわたりプレーし、途中でロシアのアヴトドール・サラトフにも在籍しています。
2019-20シーズンにはオールNBLセカンドチームに選出されました。
5年ほどの間に7か国のリーグを経験したことになり、この時期にガードとしての得点力とパスセンスの両方を磨いています。
大阪エヴェッサ加入とBリーグでのキャリア開始
2020年8月21日、ニュービルはB.LEAGUEの大阪エヴェッサと契約し、日本でのキャリアを始めました。
大阪では2020-21シーズンから2022-23シーズンまでの3シーズンにわたって主力ガードを務め、B.LEAGUEでの実績を積み上げました。
2022-23シーズン終了後に大阪を退団しています。
宇都宮ブレックス加入と初のMVP
2023年6月30日、ニュービルは宇都宮ブレックスと契約を結びました。
移籍1年目の2023-24シーズンは60試合に出場し、平均16.3得点、4.9リバウンド、4.7アシストを記録しています。
このシーズンの活躍によりレギュラーシーズンMVPを初めて受賞し、宇都宮のバックコートの中心選手としての地位を確立しました。
2年連続MVPとチームの優勝
2024-25シーズンも60試合に出場し、平均得点は17.1、リバウンドは5.5、アシストは6.1まで伸ばしています。
このシーズンにB.LEAGUE史上初となる2度目のレギュラーシーズンMVPを受賞し、さらにファイナル賞とチャンピオンシップMVPも獲得しました。
宇都宮はこのシーズンにリーグ優勝を果たしており、ニュービルはその原動力のひとりでした。
2025年には東アジアのクラブ選手権であるBCL Asiaでも大会MVPに選ばれています。
3年目のシーズンと退団
在籍3年目となる2025-26シーズンは59試合に出場し、平均19.0得点、5.0リバウンド、リーグトップとなる6.4アシスト、3ポイント成功率39.6パーセントという成績を残しました。
東アジアスーパーリーグ(EASL)では初優勝を経験し、B1東地区の3連覇にも貢献しています。
公式戦だけでもレギュラーシーズンに加えてチャンピオンシップ、インターコンチネンタルカップ、EASL、天皇杯を合わせて76試合に出場するという、ほぼ休みのない1年を過ごしました。
しかし2026年5月19日、宇都宮ブレックスは契約満了に伴うニュービルの退団を発表しました。
移籍先はすでに決まっていたため自由交渉選手リストには公示されず、クラブを通じて感謝のコメントを残しての退団となりました。
アルティーリ千葉への移籍
2026年5月21日、ニュービルはアルティーリ千葉との契約締結が発表されました。
宇都宮での3シーズンで2度のMVPと1度のリーグ優勝を経験した実績を持つ選手の加入は、千葉にとって大きな補強といえます。
今後は新天地でどのような役割を担うのか、開幕後のプレーぶりに注目が集まる可能性があります。
プレイスタイル
ポジションはポイントガードとシューティングガードの両方をこなし、193センチ96キロという体格を生かしたフィジカルなプレーを持ち味とします。
ドライブからの得点力に加えて、キャリアを通じてパスセンスを磨き、宇都宮では平均アシストがリーグトップクラスの数字まで伸びました。
3ポイントシュートの精度も高く、2025-26シーズンには成功率が4割近くに達しています。
得点力とゲームメイクを両立できる点が強みで、渡り歩いた各国のリーグで積んだ経験が総合力の高さにつながっています。
プロフィール
| 生年月日 | 1992年5月22日 34歳 |
| 身長 | 193cm |
| 体重 | 96kg |
| 国籍 | アメリカ合衆国 |























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