FIBAから国内男子リーグの統一化や協会内部組織の改革、アンダー世代の代表と国内大会の重複問題、男子代表チームの強化などを理由に警告を受けていた日本バスケット協会。
2014年11月26日、正式にアンダー世代を含む代表チーム全てで、国際大会出場禁止の処分が下ったようです。
今回はヤフーニュースの一面にも出るくらい注目度が高かったようですが、こんなことで注目されても日本バスケットにはあまり意味がありません。
禁止処分は無期限
禁止処分の期限は決められておらず、日本バスケット協会の対応次第ということになりますが、ここまで全く上手くいかなかった問題ばかりが急に良くなるとは到底思えません。
逆にすぐに対応できたら、最初からやっておけばという話にもなりかねません。
問題点
リーグ統一の話ばかりが浮き彫りになっていますが、すべての問題が重要という話もあるので、もしそうだとすれば東京オリンピック予選までに間に合うかどうか不安なところです。
リーグ統一の話は、企業やスポンサーの問題が最も大きく、bjリーグがチーム名に企業名を入れないというルールを企業側がのめないなどの点が挙げられます。
もちろん問題はそれだけではありませんが、結局のところはお金がなければ運営は出来ませんし、チケットや放映権で大金が取れるほどバスケットは日本では人気がありません。
代表チームの強化や協会の改革など、結局すべての問題が絡んでくるので、FIBAが言っているのは、日本のバスケットを繁栄させるために、1つの道筋で協会や選手がみんなで協力して全力を注ぐということだけなのかもしれません。
日本国内の野球チームは思いっきり企業名入っていますが、NBAは全く入っていないので、ファンからするとどちらでもいいような気がしないでもないです。
アンダー世代への影響
現時点で国際大会に出場予定があるのはU18女子代表の2015世界選手権ですが、アジアでの予選を勝ち抜いた選手達の思いは誰が責任を取るんでしょうか?!
出られるのか出られないのか定かではありませんが、大切な時期をそこに注いだ選手たちには関係ないところで起きた問題です。
オリンピックのことばかり書かれていますが、日本の代表チームの中で最も強いのはU18女子ですし、まずはそこに全力を注いで欲しいモノです。
日本バスケット協会は、会長の辞任などでたいへんのようですが、オリンピック委員会も動き出すと思われるので、今後の展開に注目し、動きがあればまたアップします。
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