ウォリアーズの3連勝からキャブスの大勝で3-1となった2017NBAファイナル。
昨シーズン3-1からキャブスが逆転勝利したのも手伝って、今シーズンも様々な期待が飛び交っています。
運命の第5戦は日本時間の6/13におこなわれました。
ゲーム展開
後がないキャブスは、序盤から攻勢に出て37-33で第1クォーターをリードします。
第5戦も第1クォーターからハイスコアが予想される展開となりました。
しかし、第2クォーターに入ると流れは一気にホームコートのウォリアーズに傾き、第2クォーターを38-23でリードしたウォリアーズが71-60の11点リードで前半を折り返します。
ウォリアーズが3連勝したゲームでも勝負が動いたのは第3クォーターがほとんどだったので、このあたりは完全に決めに来ていると言えるでしょう。
ウォリアーズは一気に20点ビハインドも狙えそうな勢いでしたが、要所でJRスミスの3ポイントがゲームを繋ぎました。
負けられないキャブスは第3クォーターでその差を5点にまで縮め第4クォーターを迎えます。
どちらに転んでもおかしくない点差と言えましたが、第4クォーターに入ると序盤からウォリアーズがリードを奪い、10点前後のリードを保ちながら時間が過ぎていきました。
結局、第4クォーター序盤に広げられた点差をキャブスはつめることが出来ずに129-120でウォリアーズが勝利し、2016-17シーズンのチャンピオンに輝いています。
第4戦のキャブスの大勝から、第5戦を勝利しクリーブランドに帰れればと感じていたファンも多いと思われますが、それをさせなかったのが今シーズンを象徴しているのかもしれません。
個人スタッツ
ウォリアーズでは、ケビンデュラントが5試合連続となる30点越えの39得点を記録しています。
第5戦では、ファイナルで最も高い70%という確率でフィールドゴールを沈めました。
もはやこの活躍を見て移籍がどうだとか言う人はいなくなるかもしれません。
そして、ウォリアーズの代名詞、ステファンカリーが34得点と続きます。3ポイントは2/9と本来のものではありませんでしたが全体で5割の数字にもってくるところはさすがとしか言いようがないでしょう。アシストも10本記録しています。
おそらくこのゲームのウォリアーズのキーマンとなったのがイグダラではないでしょうか。
6割を超える活躍で20得点を記録していて、ファイナルMVP獲得経験のある選手の恐ろしさを見せつけられました。
キャブスでは、レブロンジェームズが41得点とチームを引っ張りました。確率も6割を超えていて、さすがキングと言わざるえないでしょう。
圧巻だったのはJRスミスで、スリーポイントを7/8で沈め25得点を記録しています。
アービング26得点を挙げていますが、確率は40.6%と低く第4戦のような活躍は見られませんでした。また、ラブも6得点と沈黙しています。
ファイナルMVPはケビンデュラント
第3戦あたりからウォリアーズが優勝すればKDがMVPを獲得するのでは?!という声も挙がっていましたが、それ以降もさらに活躍を見せたデュラントは自身初となるファイナルMVPを獲得しています。
シーズン前から移籍の件について誹謗中傷も多かったデュラントですが、ファイナルでの活躍は誰が見ても素晴らしく称賛以外に贈るものはないでしょう。
優勝予想は大外れ
管理人はファイナル前にキャブスの優勝を予想していましたが、結果的にウォリアーズの4-1と圧倒的な勝利に終わり予想は大外れとなってしまいました。
レブロンの恐ろしさをまたみることになると思ったのですが、ケビンデュラントの本当の凄さを知ることになりました。
2016-17シーズンの終了
ウォリアーズの優勝と共に2016-17シーズン全ての試合が終了しました。
今シーズンも様々なスーパープレイが飛び出し世界中のファンを魅了してくれたNBA。
結果的にウォリアーズがプレイオフで1敗しかしないという圧倒的な強さを見せつけたシーズンとなりましたが来季はどのように脅かすチームが出てくるのか楽しみでなりません。
あのキャブスであってもあれだけ1勝を挙げるのに苦しんだのですから他のチームがウォリアーズを倒そうとするならば並半端な変革ではおそらく難しいでしょう。
ビッグネームの移籍争いに突入する恐れがあるとどこかの記事で読みましたが、シーズンオフの動きから注目が集まりそうです。
WEB上では毎日NBAの選手やチームにものすごい数の批判が飛び交い小競合いも起こっていますが、今日は流石にそれらを見ることも少なくとにかくウォリアーズの優勝とレブロンの健闘をたたえるものばかりでした。
まあいろいろな意見がないと面白くないので明日からはまた騒がしくなるでしょう。
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