NBA2017プレイオフもカンファレンスファイナルへと入り、いよいよ大詰めですが、今季は昨シーズンにもましてキャブスとウォリアーズの勢いが半端じゃありません。
共にカンファレンスファイナルの第2戦まで終えていますが、ここまでファーストラウンドから負けなしの10連勝としています。
プレイオフスコア
両チームの10戦の対戦成績を見てみましょう。
キャブス
vs | score |
IND | 109-108 |
IND | 117-111 |
IND | 119-114 |
IND | 106-102 |
TOR | 116-105 |
TOR | 125-103 |
TOR | 115-94 |
TOR | 109-102 |
BOS | 117-104 |
BOS | 130-86 |
ウォリアーズ
vs | score |
POR | 121-109 |
POR | 110-81 |
POR | 119-113 |
POR | 128-103 |
UTA | 106-94 |
UTA | 115-104 |
UTA | 102-91 |
UTA | 121-95 |
SAS | 113-111 |
SAS | 136-100 |
両チームともホームもアウェイもほぼ関係なくきわどい試合も数試合しかありません。
ここまで来ると3年連続のファイナルカードとなるのはゆるぎそうにありません。
ウェストは第3戦のスパーズのホームゲームでレナードが戻れば流れが変わる可能性はありますが、イーストはセルティックスがホームで2戦とも大敗を喫しているので大方逆転は難しいでしょう。
過去のプレイオフとの比較
2017のプレイオフはここまで見ていると、とてもあっけないように感じてしまいます。
もっと競り合うカードが幾つもあって、カンファレンスで優勝するチームも無傷ではファイナルへ行けないのが当たり前といった印象がとても強かったです。
過去10年間のカンファレンスファイナル終了時点までの合計のゲーム数を見てみると以下のような数字が出ました。
2008 | 80 |
2009 | 76 |
2010 | 75 |
2011 | 75 |
2012 | 79 |
2013 | 78 |
2014 | 83 |
2015 | 75 |
2016 | 79 |
2017 | 73-79 |
この数字だけみるとそれほど例年と変わらない雰囲気ですが、キャブスとウォリアーズのゲームの印象が強すぎるのも理由の一つでしょう。
WEB上では12連勝同士のファイナルも十分ありえるといった意見も多数目にします。
2強時代は珍しい?!
NBA全体を見ても2強時代というのは珍しいのかもしれません。
しかも各カンファレンスに1チームずつというのも深く関わっている気がします。
マイケルジョーダン率いるシカゴブルズ最初のスリーピートを達成する1度目のチャンピオンリングを獲得した1991年から見ても、ファイナルカードが2年連続というのは1997・98のブルズvsジャズ、2013・14のヒートvsスパーズの2度しかありません。
それが3年連続となればウォリアーズとキャブスのファン以外は興ざめしてしまうのも無理ないでしょう。
ファイナルに期待
キャブスとウォリアーズのファイナルが決まったかのように話をすすめてしまっていますが、ここまで来たら2強のファイナルがここまでのあっけなさを吹き飛ばしてくれるくらいおおいに盛り上がりを見せてくれることに期待しましょう。
ウォリアーズもキャブスもそれほど強いチームです。
過去の優勝チームなどと比べる記事も目にしますが、正直比べようがないため、純粋にスタープレイヤーのスーパープレイを楽しみたいところです。
現役選手からするとキャブスとウォリアーズのバスケットに盗める部分は少ないかもしれませんが、ボールのもらい方やスクリーンの使い方、ディフェンスのスクリーンの対応など探せばいくらでも出てきます。
誰かがケガで・・・とか、わざとケガさせたとかケチのつくプレイだけはみたくないものです。
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