第2戦までのサンアントニオからマイアミにコートを移しての第3戦でしたが大方のファンが予想したものとは異なる結果となりました。
ゲーム展開
アウェイであるスパーズが序盤から猛攻をしかけ第1Qだけで41点を挙げ16点差のリードをつけると一時はその点差が25点差まで広がりました。
ホームのヒートは点差を1ケタにするのがやっとで結果的に111-92でスパーズが勝利しています。
ヒートは今年のプレイオフではまだホームコートで負けておらず、ここまで一方的な展開になると予想していた方は少ないでしょう。
スパーズが勝つにしてもこれまでの2戦はあれだけ終始接戦ムードだったのでなお驚きです。
管理人にいたっては、ヒートが勝つとしか思ってなかったですし・・・まだまだ勉強不足です。
スパーズの攻勢
前半で71-50と21点差をつけたスパーズですが、ヒートの50得点という点数も悪くはなくスパーズの71得点が素晴らしいです。
前半のスパーズのフィールドゴール確率は75%を超えていて、3ポイントも7/10の70%と驚異的なものでした。
ヒートのディフェンスは確かにローテーションが間に合わないシーンもありましたが、それ程悪かった印象は少なく、スパーズの迷わない自信を持ったシュートへの姿勢がこういったスタッツに繋がったのではないでしょうか。
この世界最高の大舞台であっても日本の小さな地区大会のゲームとこういったところは変わらないのもバスケットの面白いところです。
レナードの活躍
特に第2戦でレブロンに35得点を取られファールアウトしたレナードの活躍は目覚しく、プレイオフでのキャリアハイとなる29得点を挙げ、レブロンも22得点におさえる活躍でチームを支えました。
フィールドゴール確率は10/13、3ポイントが3/6、フリースローが6/7といかに集中していたかがスタッツからも見て取れます。
ヒートの印象
一方のヒートですが、最大25点差あったゲームを7点差まで縮めるなどホームコートで意地を見せました。
しかし、追い上げムードの時にディフェンスを頑張ったのにオフェンスでターンオーバーといったシーンが何度も見られ王者らしからぬ姿でした。
特にポイントガードのチャルマーズのミスが目に付き、チャンスをオフェンスファールで潰すシーンなどパーカーやミルズといったスパーズのガード陣に競り負けている印象が強かったです。
また、レブロンのターンオーバーも多く、周りの足が止まったときのゴリゴリの1on1をスパーズのディフェンスがダブルチームやカバーリングで上手く対応していました。
第2戦の記事でウェイドの身体がなんか重い・・・と書きましたが、第3戦もペイントエリア付近の絶妙なシュートなどで22得点挙げていますが、やっぱり重い・・・
リング下でダンクにいけずに外していたシーンも見られました。(リバウンドを自らとって入れています)
レブロンの1on1中心のオフェンスにスパーズがあれだけ対応してきたとなると次のゲームでヒートがどのようにオフェンスを展開していくのかとても楽しみです。
最後に
第4戦もヒートのホームコートでおこなわれますが、またスパーズが勝つようなことがあれば一気に王手となりヒートのチャンピオンリングはもの凄く遠いものになってしまいます。
次はヒートにとって絶対落とせない1戦となり、より白熱したゲームが期待できそうです。
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