ラプターズがホームで快勝し開幕したNBA2019ファイナル。
Game2もラプターズのホームでおこなわれました。
Game2
前半はラプターズが有利にゲームを進めたように見えましたが、終わってみれば54-49と見た目ほど点差はつきませんでした。
第3クォーターに入ると、ラプターズの得点は止まり、ウォリアーズの18-0ランという状況が生まれる程でした。
終盤互いに得点が止まる中、ラプターズも追い上げを見せ2点差まで詰め寄りますが、イグダラのスリーポイントで勝負を決めたウォリアーズが109-104で勝利しています。
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 計 | |
GSW | 26 | 28 | 34 | 21 | 109 |
TOR | 27 | 32 | 21 | 24 | 104 |
今思い返せば、第4クォーターの中盤がラプターズにとってはかなり勿体ない時間帯でした。
ウォリアーズを得点は止まっていただけに、最後2点差まで詰め寄れるなら2点ずつ地道に得点を重ねていけていたらとたられば論です。
個人スタッツ
ウォリアーズでは、クレイトンプソンが25得点を挙げスコアリーダーとなっています。
序盤から美しいシュートを決め続け、スリーポイント4/6を含むFG確率58.8%を記録しています。
第4クォーターにハムストリングに痛みを訴え途中退場しましたが、この先のシリーズへの影響が懸念されます。
ステファンカリーが23得点で続きますが、確率的にはカンファレンスファイナルから通しても最も不調だったと言えます。
体調が悪かったという報道も出ていますが、約41分出場し、+/-ではカズンズ・グリーンと並び+12としています。
Game1に敗れたのは全て自分の責任だと言い放ったドライモンドグリーンは、17得点10リバウンド9アシストの活躍を見せました。
序盤イージーなシュートも外していたように感じますが、FG確率は5割を記録しお家芸とも言えるインサイドへのラストパスもアリウープに繋がるほど通っていました。
また、Game2ではデマーカスカズンズがスタートメンバーで出場し約28分プレイしました。
FG確率はそれほど上がりませんでしたが、ディフェンス、リバウンド、アシストと多岐に渡りチームを支えています。
スティーブカーHCも20を目安と考えていたようですが、8分の長くプレイタイムを与えられるほどの存在感でした。
敗れたラプターズでは、カウイレナードが34得点を記録しスコアリーダーとなっています。
スリーポイント2/9と苦しみながらも、タフなドライブでファールを誘い、得たフリースロー16本全て沈めています。
終盤5分を切ったあたりのオフェンスがややファンとしては残念だったでしょうか?!
Game1で機能したシアカムとガソールはそれぞれ12得点・6得点にとどまり、FG確率も共に3割を切る結果となりました。
最後に
Game1と違ったのはどのような点でしょうか?!
ウォリアーズのレナードへの対するディフェンスは、マンマーク思考に切り替わりシアカムとガソールは、Game1のように得点することが出来ませんでした。
第2・4クォーターの開始時に必ずと言っていいほど組まれる、トンプソンとベンチメンバーの4人というメンバー構成もGame2ではスタートメンバーだったカズンズがGame1同様に残りました。
スプラッシュブラザーズの裏をとったセットオフェンスがGame1ではギリギリのところでラプターズディフェンスに阻まれていましたが、Game2ではダンクに繋がるシーンも多く見受けられました。
上記した点がGame2のポイントだったように感じますが、ラプターズはホームゲームを落とし、オラクルアリーナで最低でも1勝しなければ優勝することが出来ません。
トンプソンのケガやKDの復帰など未知数な点が多いですが、なんとかGame3/4の間に借りを返してほしいところです。
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