レブロンジェームスを始めとしたヒートのビッグ3やカーメロアンソニーの行き先が話題となったNBAのFA交渉でしたが、ファイナルMVPの獲得実績もあるポールピアスがFAによりワシントンウィザーズに正式に移籍することが発表されました。
セルティックスで15年プレイしたピアスでしたが、昨シーズンはネッツでプレイし、チームをカンファレンスセミファイナルまで導いています。
36歳という年齢から全盛期とは劣る印象はもちろんありますが、もともと身体能力にまかせたプレイというよりはバスケットが上手い印象のほうが強いので、そのプレイはまだまだ健在と言えるでしょう。
ディフェンス面でも長けたパフォーマンスを見せてくれるピアスですが、コービーとレブロンのフェイダウェイをブロックしている姿はピアス以外に見たことがないかもしれません。
レブロンやコービーのようにジャンプ力がものすごいわけではありませんが、タイミングとフェイダウェイのジャンプショットを読みきって、思いっきり前に飛んでブロックしていたシーンは今でも頭の中に残っています。ブロックされ慣れていない2人の表情も驚きでした。
移籍先のウィザーズは昨年もプレイオフにシーズン5位の成績で進出していて、ファーストラウンドではシリーズで上位だったシカゴブルズを4-1で降し、セカンドラウンドまで駒を進めています。
セカンドラウンドで対戦したペイサーズとはやや力の差が見られたものの、まだまだ若いチームと言えるので、ピアスが加わることで来季からの更なるプレイヤーの飛躍に大きなプラスになることは間違いなさそうです。
特に2012ドラフト1巡目3位でNBA入りしたビールへの注目度は高く更なる活躍に期待が高まります。
ここ2年でシーズン平均得点も13.9、17.1としていて来季は20点以上のスタッツもみられるかもしれません。
レブロンがキャブスへ移籍して大きくパワーバランスが変わると思われるイースタンカンファレンスですが、ウィザーズにはピアスの加入により昨年以上の成績を期待したいですね。
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