2016-17シーズンも残りわずかとなり、激しい順位争いが続いていますが、個人タイトルもそろそろ気になるところです。
数字の面ではとにかくウェストブルックやジェームスハーデンがよくメディアに露出していますが、平均スタッツはどのようになっているのか得点、アシスト、リバウンド、ブロックなどを見ていきましょう。
得点
個人タイトルの中でも毎シーズン最も注目を集める得点王は誰の手に渡るのでしょうか?
現在の順位と平均得点は以下の通りです。
選手 | 平均得点 |
Rウェストブルック | 31.8 |
Jハーデン | 29.2 |
Iトーマス | 29.1 |
Aデイビス | 28.0 |
Dカズンズ | 27.0 |
Dデローザン | 27.0 |
Dリラード | 26.6 |
Lジェームス | 26.3 |
Kレナード | 25.7 |
Sカリー | 25.3 |
先日トリプルダブルでNBA記録に並んだウェストブルックが、現在の得点王となっています。
身長174㎝のアイザイアトーマスが3位の29.1得点というのは日本人の選手にとってもおおきな意味があるのではないでしょうか。
また、シーズン途中でペリカンズに移籍したDカズンズがアンソニーデイビスに続き27.0得点というのも気になります。今季は前半分の借金が響いてプレイオフ出場はなりませんでしたが、来季は上位進出も充分にありえるでしょう。
また、ファイナルカードの予想が最も高いキャブスとウォリアーズの選手が上位に多くないのも印象的です。
やはり30点取れる選手が1人いるよりも20点取れる選手が多くいた方が強いといったことなんでしょうか?!
ちなみにウォリアーズのケビンデュラントは11位の25.3得点、クレイトンプソンは24位の22.5得点、キャブスのカイリ―アービングは12位の25.0得点となっています。
アシスト
アシスト王と言えばジョンストックトンのような象徴的なポイントガードの印象が強いですが、昨今では攻撃的なポイントガードの選手が多く、得点とアシストで上位に来るプレイヤーも少なくありません。
現在の順位と平均アシスト数は以下の通りです。
選手 | 平均アシスト |
Jハーデン | 11.2 |
Jウォール | 10.7 |
Rウェストブルック | 10.4 |
Cポール | 9.3 |
Rルビオ | 9.1 |
Rジェームス | 8.7 |
Jティーグ | 7.8 |
Dホリデー | 7.3 |
Dグリーン | 7.1 |
Kラウリー | 6.9 |
Rロンド | 6.7 |
得点ランキングでも上位に名を連ねたハーデンとウェストブルックがアシスト部門でも上位にいるのは正直驚きです。
というかどちらかがダブル受賞なんてこともあり得る数字と言えます。
クリスポールやリッキールビオが上位につけている点はなぜか安心できますが、レブロンやDグリーンが上位にいるのも不思議な気分になります。
リバウンド
ロドマンや桜木花道の存在からも注目されるようになったリバウンド部門ですが、現在の今シーズンの順位と平均リバウンドは以下の通りです。
選手 | 平均リバウンド |
Hホワイトサイド | 14.1 |
Aドラモンド | 13.9 |
Dジョーダン | 13.7 |
Rゴヴェール | 12.8 |
Dハワード | 12.8 |
Kタウンズ | 12.1 |
Aデイビス | 11.8 |
Tチャンドラー | 11.5 |
Kラブ | 11.1 |
Dカズンズ | 11.0 |
ヒートの暴れん坊ホワイトサイドが1位につけています。リバウンド部門は得点やアシストと異なりチーム順位とはそれほど比例した関係性は見られません。
ちなみにウェストブルックは11位の10.7としています。 汗
ブロック
NBAにおいてダンクや華麗なアシスト同様にハイライトに上がるケースの多いブロックショットですが、現在の今シーズンの順位と平均ブロックは以下の通りになっています。
選手 | 平均ブロック |
Rゴベール | 2.7 |
Jエンビード | 2.5 |
Aデイビス | 2.4 |
Mターナー | 2.1 |
Hホワイトサイド | 2.1 |
Cポルジンギス | 2.0 |
Yアデトクンボ | 1.9 |
Dジョーダン | 1.7 |
Bロペス | 1.7 |
Kデュラント | 1.6 |
こちらもチーム成績とそれほど関係性はなく、チームのリング下を支えるプレイヤーが名を連ねています。
デュラントが10位につけている点はやや驚きました。
スティール
ディフェンス面も当然のことながら評価されるNBAですが、スティール部門はどのようになっているのでしょうか?!
現在の順位と平均スティール数は以下の通りです。
選手 | 平均スティール数 |
Dグリーン | 2.1 |
Jウォール | 1.9 |
Jバトラー | 1.5 |
Rコビントン | 1.9 |
Cポール | 1.9 |
Dアリーザ | 1.8 |
Sカリー | 1.8 |
Kレナード | 1.8 |
Rルビオ | 1.7 |
Rウェストブルック | 1.7 |
ウォリアーズのグリーンが1位につけている点に驚かれた方も多いのではないでしょうか?
その他はガード陣が名を連ねますが、ディフェンスの名手として名高いレナードもしっかりとランクインしています。
ターンオーバー
これまではいい記録ばかり見てきましたが、あまり見たくない記録にも少し触れてみましょう。
ターンオーバーの現在の順位と平均数は以下の通りです。
選手 | 平均ターンオーバー |
Jハーデン | 5.7 |
Rウェストブルック | 5.5 |
Rジェームス | 4.1 |
Jウォール | 4.1 |
Jエンピード | 3.8 |
Dカズンズ | 3.7 |
得点、アシストで上位に名を連ねた選手が多く見受けられます。
ボールを保持する機会が他の選手よりも多い分数字が多くなるのは必然かもしれませんが、あまりみたくなかったというファンも少なくないでしょう。
ちなみにあれだけ得点に絡んでいたマイケルジョーダンのキャリア平均ターンオーバーは2.7となっています。
また、今シーズンで言えばクリスポールが20得点20アシスト0ターンオーバーという記録も注目が集まりました。
最後に
NBAにも時代のながれというものがあるのか昨今はトリプルダブルを幾度となく達成する選手がとても増えています。
チームの勝利のために選手が高いスタッツを求めることに間違いありませんが、正直そのようなスタッツを残すプレイヤーがいるチームがチャンピオンリングを獲得することは難しいでしょう。
そういったチームや選手を否定するつもりはありませんが、やはり5人が近いスタッツを残せる中でゲームの状況に応じて突出したスタッツを残すべきです。
レギュラーシーズンも残りわずかとなりMVP争いも過熱していますが、現在予想されている数少ない選手の中に、ターンオーバーの上位3人が入っています。
様々な意見があると思いますが、管理人はなんだかな~というのが正直なところです。
バスケットの考え方は様々で、当然時代の流れもありますが、今シーズン誰がMVPに選ばれるのかは今後のNBAを左右する大きな意味がありそうです。
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フーイズRジェームス