FIBA(世界バスケット連盟)から、日本バスケット協会が警告を受けて、世界大会への出場が危ぶまれていることは何度もこのサイトでも記載して来ました。
先日、FIBA事務総長と日本バスケット協会長で会談があり、改善点が明確になったようです。
日本バスケット協会の改善点
これまでは日本男子のバスケットリーグが2つあることばかりが問題視されてきましたが、問題はそれだけではなく事態は思っていたよりも深刻な状態と言えます。
FIBAが日本バスケット協会に提示した改善点は以下の3つで、
(1)トップリーグ(NBLとbjリーグ)の統一。
(2)協会内部組織・体制の改革。代表強化プログラム導入。
(3)アンダー世代の代表と国内大会の重複問題。
正直なところ今年末までに対応できる内容ではなさそうです・・・
アンダー世代の問題
リーグの統一化でもかなり手こずっていますし、アンダー世代の問題はこれまた難しい問題だと思われます。
アンダー世代の問題は、代表チームが参加するアジア大会や世界大会と、国内の全国大会の日程がかぶっているというものです。
代表チームに選手を出したがらない学校もあるため、代表チームのレベルアップに繋がらないというものですが、国体やインターハイに至ってはバスケだけの問題ではありません。
また、これは管理人の個人的な主観ですが、アジア大会や世界大会が必ずしもその選手にとって国内大会よりも意味があるかどうかは言い切れないようにも思えます。
学校側にとっても代表選手に選ばれるような有能な選手が、国際大会に出場するのは誇らしいことですが、国内大会に出られないのは悩みの種です。
日程が完全に分かれればベストですが、協会がどのように取り組むのか見所と言えます。
協会組織、体制の改革
2つ目にあげられている協会組織、体制の改革はリーグの統一化よりも難しい問題とされていて、協会のお偉方の動向にはこちらも注目が集まってしまいます。
ただ、FIBAが日本バスケット協会に最も伝えたいことは「日本のバスケットファミリーが1つになること」のようなので、日本のバスケットに絡む全ての人が、そのことを真摯に受け止めて取り組んでいけば意外と難しいことではないのかもしれません。
大人が集まって欲が絡めば簡単にはいきませんが・・・
どちらにしてもなにかしらの改革がなければ本当に世界大会出場が危ぶまれてくるので、今後の日本バスケット協会の動きに注目し、進展があればまたアップしたいと思います。
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