激戦続くNBA2017プレイオフ。
ロケッツvsサンダーの第4戦がサンダーのホームでおこなわれました。
レギュラーシーズンで平均トリプルダブルという恐ろしいスタッツを残したラッセルウェストブルックはプレイオフに入っても健在ですが、自力で勝るロケッツに第4戦も接戦の末敗れ、シリーズ成績はロケッツの3勝1敗となっています。
このゲームでもウェストブルックは、トリプルダブルを記録していて35得点14アシスト14リバウンドと相変わらずのモンスタースタッツです。
フィールドゴール確率は40%を切り、タフショットが相変わらず多かったことを物語っていますが、今のサンダーの状況では相手もウェストブルックを執拗にマークしますし致し方ない数字と言えるでしょう。
このゲームで管理人が鳥肌ものだと思ったものを2つ挙げます。
まずゲーム終盤のアダムスのフリースローからのあのプレイです。
1本目をサクッと決めたアダムスが無表情で2本目を外し、リバウンドからウェストブルックにタップパス→ディープスリー・・・
上の動画を見る限りでは、アダムスから提案しているように見えますが、ここまできれいに決まるか?!と思えるほどのビッグプレイでした。
フリースローのサークルを飛びだしてまでアダムスがウェストブルックに何か話している感じは分かるのでロケッツの選手やベンチがウェストブルックを警戒しなかったことも不思議でなりません。
フリースローの後の話だと思ったんでしょうか?!
やったことがある人は分かると思いますが、フリースローをわざと外すプレイは成功率が低いです。
上手く跳ね返ってこなかったり、シューターバイオレーションになりがちです。
それを目の色一つ変えずに自分でリバウンドを取りウェストブルックにそのままパスを出したアダムスには脱帽ものでしょう。
そしてそれを当たり前のように決めるウェストブルック・・・誰が何と言おうとスーパースターです。
そしてこのゲームで管理人が最も心を打たれたのがゲーム後のインタビューでした。
ツイッター上で話題になっていたので映像を探してみたのですが、ツイッター上の情報とはやや印象が違いました。
すべて英語で字幕もないため、管理人も全てを理解しているわけではありませんが、インタビューの冒頭に、アダムスへの質問でウェストブルックがベンチに下がった時のチームの状況がよくないといったようなクエスチョンが出て、変わりにウェストブルックが答えたというイメージです。
ウェストブルックの発言では、teamという単語とtogetherという単語が何度も聞き取れたと思います。
twitterなども合わせて読み取ると、
「全てはチームでプレイしていることで、自分個人の問題ではない。ウェストブルックvsロケッツのような表現はもう止めてくれ」
などと発言しているようです。
あそこでアダムスの変わりに発言すること自体かっこいいのですが、何よりも冷静に対応しているところがプロ過ぎると驚きました。
プレイスタイルからいって、あそこで切れ散らかしてもおかしくない印象だっただけにギャップからか感動すら覚えました。
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